【材料開発×AI】データケミカル、データ解析クラウド「Datachemical LAB」にて大型アップデートを実施
2025年5月13日(火)10時46分 PR TIMES
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/99918/21/99918-21-5777892358cd0a4ecd454f4106726e02-3128x1662.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
データケミカル株式会社(代表取締役:吉丸昌吾、本社:東京都渋谷区)は、展開する材料開発のAI・機械学習クラウドサービス「Datachemical LAB(データケミカルラボ)」において、解析結果を自動的に生成するレポート機能と、大規模データ解析に対応するデスクトップアプリを2025年5月13日より同時にリリースします。
今回の実装により、情報共有の効率性が大幅に向上し、また高度な解析がローカル環境で行えるようになります。
新機能で開発現場でのデータ活用をさらに強化
金属・ゴム・薬品などの材料開発では、膨大な実験条件の検討が必要であり、従来は技術者の知見や経験に大きく依存していました。そこで当社の「Datachemical LAB」は、分子・材料設計からプロセス設計・管理まで幅広いテーマに対応し、手持ちの実験・製造データをもとにAI・機械学習で最適な条件を予測し、開発プロセスを効率化できます。2022年のリリース以来、約60社に導入され、高く評価されています。今回のアップデートでは、解析結果の活用をより円滑にする「レポート機能」と、より大規模な実験・製造データの解析にも対応可能な「デスクトップアプリ」を新たに追加し、機能の拡充を図りました。これにより、情報共有や報告作業が効率的に行えるようになり、また様々な開発現場におけるデータ活用の幅がさらに広がりました。
〇 情報共有を支援するレポート機能
新たに搭載されたレポート機能では、解析条件や注目すべき結果、操作画面で入力されたコメント情報などをもとに、解析内容を自動で整理・構成し、レポートとして出力できます。これにより、解析結果の整理から情報共有、報告書作成までを一連の流れで支援する機能として活用頂けます。出力されるレポートは、最適な予測モデルの検討や、次に検討すべき実験条件の探索といった解析内容に応じて自動的に構成が調整され、必要な情報が見やすく整理された形式で提供されます。専門性の高い内容を含みつつも、どなたにとっても理解しやすい構成となっており、開発現場におけるコミュニケーションや円滑な意思決定を支援します。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/99918/21/99918-21-a917fb417ce1027735b6d41ca8f0f19d-1916x851.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]図1 解析レポートに反映可能なメモ機能
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/99918/21/99918-21-ed7a205db90c1bc7210351dbdafbed32-2044x418.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]図2 予測モデル検討 簡易解析レポート例(左:解析条件、右:解析結果)
〇 大規模データ解析に対応するデスクトップアプリ
従来のクラウドで提供しているDatachemical LABは、材料開発の現場で特にニーズの高い少量データの解析をメインにした設計となっており、一定のデータ処理量の制限がありました。一方、今回新たに提供を開始したデスクトップアプリでは、コアな部分の解析機能をローカル環境で実施でき、大規模データでのモデル検討や実験条件の探索にも対応可能です。例えばクラウドでは数万件が限界であった実験条件の探索が、一般的なノートPC環境でのバッチ処理で数百万件の探索が可能になります。またローカル環境を生かした、遺伝的アルゴリズムなどの計算負荷の高い解析手法や、オフラインでの製造プロセスのリアルタイム予測といったクラウドにはない機能を搭載しており、クラウドと合わせてデスクトップアプリを活用することでより幅広いデータ解析が行えます。
さらに高度な機密性を要するデータの解析にも適しております。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/99918/21/99918-21-6e3f6b3221e4ae9091ee998e1b3b079c-937x357.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]図3 デスクトップアプリ 出力結果例(予測モデルの検討)
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/99918/21/99918-21-65a8b1059b43c8cf66c96655b4bfc1c3-3900x1577.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]図4 デスクトップ版とクラウド版の比較
今後はクラウド版とデスクトップアプリ版の両方の強みを生かした、データ解析プラットフォームとしてさらに機能を充実させてまいります。
【Datachemical LABについて】
弊社CTO金子弘昌(明治大学教授)が運営するデータ化学工学研究室の知見をもとに開発された、あらゆる開発・製造現場で有用なデータ解析・機械学習プログラムを容易な操作で扱うことが出来るクラウドサービスです。
<サービスの特長>
・活用領域が幅広く、ラボでの実験から量産化までトータルの効率化が図れます。
・少量の実験データでも手順を踏むことで高い予測精度を実現し、短期間で開発目標到達に導けます。
・シンプルな操作画面でプログラミングなしに実行でき、初学者が犯しがちな解析ミスを防げます。
Datachemical LABサービスサイト:https://www.datachemicallab.com/
【会社概要】
会社名:データケミカル株式会社
所在地:東京都渋谷区神宮前6丁目23-4 桑野ビル2階
設立 :2021年10月
会社サイト:https://www.datachemical.com/
事業内容:化学・工学分野を専門としたAIクラウドサービスの提供
本リリース、サービスに関するお問合せ先:
E-Mail:info@datachemical.com TEL:03-6778-2045