将来の健康状態を可視化する「NEC 健診結果予測シミュレーション」、生活習慣病発症リスク予測機能を強化

2025年5月13日(火)9時16分 PR TIMES

〜新たに狭心症、大動脈瘤及び解離など7疾患に対応し、より広範囲な健康管理に貢献〜

*本プレスリリースは、5月13日発表の 公益財団法人 大原記念倉敷中央医療機構 倉敷中央病院 と NECソリューションイノベータ株式会社 連名プレスリリースです



[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/119440/41/119440-41-a0aed846c85d12c4d9406ee1a7774259-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
 公益財団法人 大原記念倉敷中央医療機構 倉敷中央病院(岡山県倉敷市、院長:寺井 章人 以下、倉敷中央病院)と、NECソリューションイノベータ株式会社(東京都江東区、代表取締役 執行役員社長:岩井 孝夫 以下、NECソリューションイノベータ)は、共同研究(注1)により開発した、定期健康診断の結果から4年以内の生活習慣病の発症リスクを予測するモデル(注2)の機能強化を行い、これまでの11疾患から18疾患の予測が可能となりました。
 NECソリューションイノベータは、本モデルを搭載した「NEC 健診結果予測シミュレーション」(注3)を本日より提供開始します。
【背景】
 NECソリューションイノベータは2024年1月より、定期健康診断の結果をもとに12種類の検査値の1〜3年後の数値および生活習慣病11疾患の4年以内の発症リスクを予測する「NEC 健診結果予測シミュレーション」を提供してきました。
 この度、利用者からの要望が多い狭心症、大動脈瘤及び解離、痛風、高尿酸血症、骨粗しょう症、膝関節症、睡眠障害の7疾患において、既存の11疾患の予測精度と同じAUC (Area under the curve: AUC 注4)0.7程度が確認できたため、予測対象疾患として追加しました。
 また、本モデルは、倉敷中央病院付属予防医療プラザをはじめ、NTT東日本 伊豆病院など一部の健診機関等において先行して試用されており、ニーズの高い疾患に対応したことで、健康増進のサポート強化につながっていると評価されています。
【本サービスの特長】
1. 生活習慣病の発症リスクを予測
 12種類の検査値の1〜3年後の数値および生活習慣病18疾患の4年以内の発症リスクが同性・同年代と比較し、どの程度高いかを表示します。
<予測対象疾患>
 糖尿病、高血圧症、脂質異常症、動脈硬化(注5)、急性心筋梗塞、狭心症、
 大動脈瘤及び解離、痛風、高尿酸血症、骨粗しょう症、膝関節症、
 睡眠障害など

2. オプション検査の提示とシミュレーションの活用により、発症リスクの改善を支援
 疾患に関連するオプション検査(注6)が表示できます。例えば、狭心症と脳梗塞のリスクが高い場合、関係する動脈硬化のオプション検査の提示が可能です。
 さらに、生活習慣の見直しによる検査値・疾患発症リスクの変化をシミュレーションすることで、効果的な改善案を提示します。
【販売価格、販売目標】
・販売価格
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/119440/table/41_1_d6ac6cc6a3f4035bd75fde2f49af25a8.jpg ]
※ユーザID数により価格が異なります。
※すでに利用中のお客様につきましても新機能をご利用いただけますが、ご利用環境により一部対象外となるケースもあります。

・販売目標
 今後3年間で160施設への導入を目指します。

 なお、NECソリューションイノベータは本サービスを「第98回日本産業衛生学会」(会期:2025/5/14(水)〜5/17(土)、会場:仙台国際センター展示棟、川内萩ホール (東北大学)、他) 、「総務・人事・経理Week 健康経営EXPO」(会期:2025/6/25(水)〜6/27(金)、会場:東京ビッグサイト)にて展示します。


 倉敷中央病院が地域医療機関と連携して構築を進める「地域医療エコシステム」において、「NEC 健診結果予測シミュレーション」を活用することで、本モデルで予測した一人ひとりの疾患発症リスクに応じたオプション検査などの最適な検査の推奨や生活習慣の改善などの予防プランの立案を行い、地域住民が安心して暮らせる環境づくりへの貢献を目指します。

 NECソリューションイノベータは、今後も定期健康診断の結果で予測できる疾患を増やすなどの将来予測に関する研究を推進するとともに、「NEC健診結果予測シミュレーション」を通じて、健康寿命の延伸と一人ひとりのQOL(生活の質)向上を目指します。
 更に、発症リスクが高い方には、NECソリューションイノベータとフォーネスライフ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:江川 尚人)が提供するデジタルヘルスケアサービス「フォーネスビジュアス」(注7)を提案するなど人々の健康を支援し、すべての人が活き活きと暮らす社会の実現に貢献していきます。

                          以上


(注1) 匿名化した45万人分のカルテ・10万人分の健康診断の情報をもとに、生活習慣病の発症リスクを予測するAIの
  共同研究を開始〜 AIを活用したヘルスケアの提案で予防医療を推進 〜
  https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/press/20221005/index.html
(注2) 特定の集団を対象とした、健康診断の検査値等と4年以内の疾患発症リスクの関係性に関するコホート研究により
  構築されたモデル式を利用して、利用者と同等の検査値等を持つ方が4年以内に発症するリスクとして算出しています。
  Elsevier刊行の査読つきジャーナル「American Journal of Preventive Medicine Focus」に論文が掲載されています。
[表題] Comprehensive Health Assessment Using Risk Prediction for Multiple Diseases Based on Health Checkup Data
[著者名] Kosuke Yasuda, Ph.D., Shiori Tomoda, M.S., Mayumi Suzuki, M.D., Ph.D.,Toshikazu Wada, M.D., Ph.D.,
    Toshiyuki Fujikawa, Toru Kikutsuji, M.D., Ph.D., Shintaro Kato, Ph.D.
(注3) 本サービスは、生活習慣の改善による健康増進を目的としたものであり、疾病の診断・治療・予防を目的としたものでは
  ありません。
(注4) 曲線下面積(Area under the curve: AUC):統計学/機械学習において用いられる、主に二値分類タスク(問題)に
  対する評価指標の一つ。0.0(=0%)〜1.0(=100%)の範囲の値を取り、1.0に近いほどモデルの予測性能が高いこと
  を示します。
(注5) アテローム性動脈硬化を指します。
(注6) 人間ドック等の健診・医療機関で実施する検査を指します。
(注7) 「フォーネスビジュアス」企業・団体向け(サブスクリプションモデル)について
  https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/sl/fonesvisuas/

※記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。
※本サービスは、特許出願済の技術を採用しています。

NEC 健診結果予測シミュレーション について
URL:https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/sl/healthcheckup_sim/

<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
NECソリューションイノベータ 医療ヘルスケア・スマートシティ事業部門
デジタルヘルスケア・未来都市統括部
E-Mail:isd-healthcare-contact@nes.jp.nec.com


【参考】
倉敷中央病院の概要
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/119440/table/41_2_228c13e994e7c79d0a72532d71411975.jpg ]

NECソリューションイノベータの概要
[表3: https://prtimes.jp/data/corp/119440/table/41_3_8bc6922a2c26d5ea4f825f27f7e9f454.jpg ]

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