マクドナルド、米国内で37万5000人雇用の方針…トランプ政権に配慮・人工着色料で譲歩引き出す狙い

2025年5月13日(火)10時38分 読売新聞

マクドナルド

 【ニューヨーク=小林泰裕】米外食大手マクドナルドは12日、米国内で今夏、最大37万5000人を雇用する方針だと発表した。米CNNによれば、同社にとって過去5年で最大の雇用増になるという。

 マクドナルドは米国内で約1万3000店を運営し、約80万人の従業員を抱える。長引くインフレ(物価上昇)などの影響で業績は低迷しているが、2027年までに900店舗を新規出店する方針を掲げており、採用を増やす必要があると判断した。

 米国内では「政府効率化省」による人員削減への不満や雇用悪化への懸念が高まっている。マクドナルドは大規模な採用計画を打ち出すことでトランプ政権への配慮を示し、人工着色料の使用禁止などを巡って政権から譲歩を引き出す狙いがあるとみられる。

 米国の4月の雇用統計では、非農業部門の就業者の増加数は前月比で17・7万人だった。マクドナルドの採用計画はこれを大幅に上回る規模となる。

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