BIGLOBEトップBIGLOBEニュース

自動車保険の「型式別料率クラス」、どうやって決まる?

オリコン5月16日(火)9時20分
画像:同車種でも保険料が違う!「型式別料率クラス」は誰が、どのように決める?
写真を拡大
同車種でも保険料が違う!「型式別料率クラス」は誰が、どのように決める?
 自動車は同じ車種であっても、年式やタイプが違えば型式が異なる。型式によって「料率クラス」が異なり、保険料に影響する。では、この「料率クラス」は誰がどのように決めているのだろうか?

■まずは型式の違いを知っておく

 たとえば、車種としては「ヴィッツ」であっても、実際には以下のように細かく分類されている。

<トヨタ ヴィッツの場合>
KSP130/NSP130/NSP135/NCP131

 自動車保険では、この型式の違いによって、同じ「ヴィッツ」であっても“異なる車”として扱われ、それぞれに型式別料率クラスがふられている。

■型式別車両料率クラスとは?

 型式別料率クラスは、「対人賠償」「対物賠償」「傷害(人身傷害・搭乗者傷害)」「車両保険」の各項目に対して1から9までの番号がふられており、各数字が大きいほど保険料は高くなる。この数字は、過去の保険金支払い実績が反映されている。過去1年間、事故により保険金が多く支払われていれば数字が大きくなり、事故が少なく、保険金の支払いが少なければ数字は小さくなる。つまり、数字が大きければ“リスクの高い車”と認識されるのだ。

■型式別車両料率クラスは誰がどう決める?

 ヴィッツを例に解説すると、世間一般に流通しているヴィッツKSP130とNSP130それぞれについて統計が取られる。その結果、仮に以下のような番号がふられたとする。

<例:KSP130>
・対人賠償:4
・対物賠償:5
・傷害(人身傷害・搭乗者傷害):4
・車両保険:3

<例:NSP130>
・対人賠償:5
・対物賠償:5
・傷害(人身傷害・搭乗者傷害):4
・車両保険:3

 この場合、過去1年間でKSP130の対物賠償が多く請求され、支払い額が多かったため型式別車両料率クラスの「対物賠償」について数字が大きくなる。同様にNSP130では車両保険が多く請求され、支払い額が多かったため型式別車両料率クラスの「車両」について数字が大きくなる。

 これらの統計結果によって、自分は事故を全く起こしていないのに、自分以外のユーザーが事故を起こすことで、保険料が値上がりする可能性がある。反対に、事故が少なければ数字は小さくなり、保険料が下がる可能性もある。

 この統計を取り、最終的な判断を下すのは損害料率算出機構だ。具体的には、すべての保険会社のデータを集計、型式ごとの事故損害率を算出し、その損害率に応じて料率クラスを決定する。各保険会社は損害料率算出機構が決定した料率クラスを使うため、保険会社A社とB社で型式別料率クラスが違う、ということは起きない。

 なお、料率クラスは1年ごとに見直しが行なわれる。毎年、保険証券などで確認すれば、自分が乗っている車が、過去1年間で事故が多かったのか少なかったのかが、ある程度把握できる。

(文/西村有樹)
フリーライター。保険や資産運用などマネー系に強く、「All About」で自動車保険ガイド記事のほか、銀行や保険会社、証券会社などの刊行物、国交省、財務省等官公庁の媒体など幅広く執筆。ほかにも雑誌「プレジデント」「ベストカー」などでも多数の記事を担当する。

はてなブックマークに保存

最新トピックス

経済トピックス

芸能写真ニュース

旬なニュースを配信中 フォローしてね!

注目ワード

話題の投稿画像

ページ設定

「自動車」をもっと詳しく

注目ニュース
チキン、5040個回収 時事通信5月25日(木)19時47分
ローソンは25日、青森県の店舗で販売した「ローソンセレクトサラダチキン(ハーブ)」に異物が混入していたとして、5040個を自主回収すると発…[ 記事全文 ]
新築マンションを相場より10%以上「割安」で買える法 ダイヤモンドオンライン5月25日(木)6時0分
新築マンションを買うときに一番悩ましいのが価格だ。販売価格が割高なのか、適正なのか、一般人にはよくわからない。[ 記事全文 ]
〈NEW ERA(R) DAY 2017〉6月13日に開催 PR TIMES5月25日(木)12時58分
NEWERA(R)DAY2017横浜DeNAベイスターズの主催ゲームを「ニューエラ」がスポンサードする冠試合〈NEWERA(R)DAY20…[ 記事全文 ]
ソニー復活に感じる「悪いビジネスモデル」再来の不安 ダイヤモンドオンライン5月26日(金)6時0分
ソニーの平井一夫CEOが経営方針説明会で、ソニーの復活を力強く述べた。少し前に行われた決算発表の記者会見でも、今期の営業利益目標5000億…[ 記事全文 ]
ドコモの新料金プラン「docomo with」、なぜ2機種限定なのか (1) 新料金プランの対象が2機種になった理由 マイナビニュース5月24日(水)18時42分
NTTドコモは24日、毎月1,500円を恒久的に割引く料金プラン「docomowith」を6月1日より開始すると発表した。[ 記事全文 ]

本サイトのニュースの見出しおよび記事内容、およびリンク先の記事内容は、各記事提供社からの情報に基づくものでビッグローブの見解を表すものではありません。

ビッグローブは、本サイトの記事を含む内容についてその正確性を含め一切保証するものではありません。本サイトのデータおよび記載内容のご利用は、全てお客様の責任において行ってください。

ビッグローブは、本サイトの記事を含む内容によってお客様やその他の第三者に生じた損害その他不利益については一切責任を負いません。

データ提供元:アニメキャラクター事典「キャラペディア