グリコ、NTT、TOTO…日本の食と文化を創った企業博物館5選

5月18日(金)16時0分 NEWSポストセブン

カップヌードルミュージアム 大阪池田の圧巻のインスタントラーメン・トンネル

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 近年、企業博物館の新規オープンやリニューアルが盛んだ。長きにわたって日本経済を牽引してきた企業の博物館には、今は役目を終えたかつての大ヒット製品や、当時我々の生活を向上させたモノが多く展示されている。企業のお宝を通じて日本の歩みを振り返ってみよう。ここでは、日本の豊かな「食」と「文化」を育んだ懐かしの商品に再会できる企業博物館を紹介する。


●カップヌードルミュージアム 大阪池田


 日本で誕生し、今や世界食となっているインスタントラーメン。その発明者で“インスタントラーメンの父”と呼ばれる安藤百福ゆかりの地、大阪・池田市にあるのが「カップヌードルミュージアム 大阪池田」だ。ここではインスタントラーメンの歴史を通じて、発見・発明の大切さを学べる。オリジナルのカップヌードルが作れるなど、発明の楽しさを「味わえる」施設となっている。


 写真は、歴代の主な商品パッケージ約800種類が一望できる圧巻のインスタントラーメン・トンネルだ。


【住所】大阪府池田市満寿美町8-25

【開館時間】9時30分〜16時

【休館日】火、年末年始

【入館料】無料(体験は有料)


●江崎記念館


 1921年の創業から「おいしさと健康」を基本理念としてきた江崎グリコは、製品に「楽しさ」を込めることも忘れていない。その代表がグリコのおもちゃだ。


 創業50周年を記念して生まれた江崎記念館では、創意工夫を凝らした歴代の広告や商品、「グリコのおもちゃ」約4000点などを展示している。自分が慣れ親しんだおもちゃが見つかれば、当時の思い出が甦るはず。


 グリコはそれまでになかった「栄養菓子」というコンセプトで、創業当初の1922年に発売された。


【住所】大阪府大阪市西淀川区歌島4-6-5

【開館時間】予約制(第1・第3土除く)

【休館日】土(第1・第2土除く)、日、祝、お盆、年末年始

【入館料】無料


●ウイスキー博物館


 ニッカウヰスキーの聖地、余市蒸溜所内に設けられた博物館。樽作りなどから「ウイスキーとはなにか」を知ることができる「ウイスキー館」に対して、「ニッカ館」ではNHK朝ドラ『マッサン』のモデルにもなった創業者で“日本のウイスキーの父”こと竹鶴政孝とリタ夫人の思い出の品々などを展示している。


 1934年の創業以来、竹鶴政孝の悲願だった「ニッカウヰスキー」第一号は1940年に発売された。


【住所】北海道余市郡余市町黒川町7-6

【開館時間】9時〜16時30分

【休館日】無休(年末年始を除く)

【入館料】無料


●NTT技術史料館


 NTTが培ってきた通信技術の膨大な史料を一挙に集積したのがNTT技術史料館だ。ふだん我々が当たり前に利用している「通信」について、歴史と技術という2つのテーマを往還しながら展示している。1500点を超える展示物の中に、馴染み深い製品が見つかるかもしれない。


 同史料館で展示されている1985年に登場した「ショルダーホン100型」は、携帯できる肩掛け式の電話で、ビジネスマンを中心に利用された。


【住所】東京都武蔵野市緑町3-9-11 NTT武蔵野研究開発センタ内

【開館時間】10時〜17時(要予約)/木、金の13時〜17時は予約不要

【休館日】土、日、祝、年末年始等

【入館料】無料


●TOTOミュージアム


 日本に下水道が整備される以前から、水洗便器をはじめとした衛生陶器の製造を手がけていたTOTO(東洋陶器)。TOTOミュージアムでは「水まわりの文化史」として、生活様式や、トイレ、洗面所など水まわり製品の変遷を紹介している。学べる観光スポットとして人気が高い。


 同ミュージアムでは、現在の主流の水洗方式・サイホンゼット式の、国産初の腰掛便器が展示されている。帝国議会議事堂などに採用された(1927年〜)。


【住所】福岡県北九州市小倉北区中島2-1-1

【開館時間】10時〜17時

【休館日】月、夏期休暇、年末年始

【入館料】無料


◆取材・文/曹宇鉉(HEW)


※週刊ポスト2018年5月25日号

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