「曲がる太陽電池」トレーラーハウスにおけるキロワット級実証開始

2025年5月19日(月)11時16分 PR TIMES

屋根と壁面を利用して、長野県安曇野群白馬村にて実発電量や耐久性の検証

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/131866/14/131866-14-b300fcdaba0b8c22fc020c0207f4705f-1440x1080.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]トレーラーハウスにおけるキロワット級実証の様子
次世代太陽電池で世界に挑戦しているスタートアップの株式会社PXP(神奈川県相模原市、以下PXP)は、道路情報板のパイオニアである名古屋電機工業株式会社(愛知県あま市、以下名古屋電機工業)と共同で、長野県安曇野群白馬村にて、カルコパイライト太陽電池を用いたトレーラーハウスにおけるキロワット級の実証を開始しましたことをお知らせいたします。

気候変動問題への対応についての世界的な関心が高まる中、脱炭素化の流れが加速しており、我が国のエネルギー基本計画に示される再生可能エネルギーの主力電源化に向けて、再生可能エネルギーの導入加速が急務となっています。しかしながら、我が国の太陽光設備はすでに世界一過密となっており、従来型の太陽光パネルを設置するための適地が大幅に不足しています。そこで、従来の野立て及び住宅屋根以外の新領域に太陽光発電の導入を促進していくことが不可欠となっています。

PXPは、壁や軽量屋根、移動体、道路インフラ、通信インフラ等の新領域に向けた太陽光発電を大幅に普及させる事を目指し、超軽量で簡単に設置可能な太陽光パネルを開発しています。名古屋電機工業とPXPは道路インフラ分野で共業を検討しており、この度、トレーラーハウスの屋根と壁面を用いたキロワット級の実証に着手しました。本実証では、設置角度の違いによる実発電量の検証と共に、雪国での積雪の影響や雪面での散乱光の影響などを検証する予定です。また、年間を通した耐久性や、車両走行時の安全性なども確認する予定です。

本実証は、名古屋大学未来社会創造機構と白馬村における「セキュアでユビキタスな資源・エネルギー共創拠点にかかる連携・協力(https://www.nagoya-u.ac.jp/info/press/20240412_news.html)」の一環で、名古屋大学COI-NEXT 変環共創拠点のもと進められている「未利用資源からエネルギーを生み出す実証実験事業(https://henkan.mirai.nagoya-u.ac.jp/news/%e9%95%b7%e9%87%8e%e7%9c%8c%e7%99%bd%e9%a6%ac%e6%9d%91%e3%81%a8%e9%80%a3%e6%90%ba%e3%83%bb%e5%8d%94%e5%8a%9b%e3%81%ab%e9%96%a2%e3%81%99%e3%82%8b%e5%8d%94%e5%ae%9a%e3%82%92%e7%b7%a0%e7%b5%90%e3%81%97/)」とタイアップして実施されたものであり、本実証で発電した電力は、トレーラーハウス内に設置された、金属有機構造体「MOF」を活用して大気中の二酸化炭素を回収し、エネルギー源となるメタンガスを生成するシステムなどに使用されます。

今後もPXPと名古屋電機工業は、道路インフラ分野において、簡単取り付け可能な新型軽量太陽光パネルの実証を積極的に進めていく予定です。

株式会社PXP
設立 2020年7月
代表 栗谷川 悟
本社 神奈川県相模原市
HP https://pxpco.jp/
SNS https://x.com/pxp_en

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