「稼ぐ」と「儲ける」は、 どこがどう違う? ——「稼ぐ言葉の法則」

5月20日(金)11時0分 ダイヤモンドオンライン

神田昌典(Masanori Kanda) 経営コンサルタント・作家。株式会社ALMACREATIONS代表取締役。日本最大級の読書会「リード・フォー・アクション」主宰。上智大学外国語学部卒。ニューヨーク大学経済学修士、ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士。コンサルティング業界を革新した顧客獲得実践会を創設(現在「次世代ビジネス実践会」)。のべ2万人の経営者・起業家を指導する最大規模の経営者組織に発展。わかりやすい切り口、語りかける文体で、従来のビジネス書の読者層を拡大。

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“日本一のマーケッター”神田昌典氏の新刊『稼ぐ言葉の法則——「新・PASONAの法則」と売れる公式41』から、注目の「稼ぐ言葉の法則」をこっそり紹介しよう。


【貧す人】→「儲ける」ためには、何すればいい?

【稼ぐ人】→「稼げる」ためには、何すればいい?


「稼ぐ」と「儲ける」は、違う

「儲ける」は、漢字を部首に分けて考えると、「信」「者」から成り立つように、顧客を信者化して、お金を得ようとする状態。利益を最大限に上げる目的で、顧客を依存させてしまう危険性がある。だから倫理観によるコントロールが必要だ。


 一方、「稼ぐ」という言葉には、ずいぶん違ったニュアンスがある。禾(のぎ)偏の「稼ぐ」からは、「家」に「禾」、すなわち、愛する家族に糧かてをもたらす光景をイメージできる。


 また、古来の日本には、収穫した稲穂を天からの恵みと考え、食物の神様である豊受大神を祀る神社に奉納する習慣があったことを考え合わせると、稼ぐとは、地域全体が繁栄するための奉仕を意味していると思う。


 さらに考えを深めていくと、「稼ぐ」には、稲が育つまでの物語が織り込まれている。土を耕し、種を蒔まき、苗を育て、水田に植え、穂が実り、黄金色に変わり、刈り取るといった自然の流れがある。


健全な強いビジネスをつくる方法


 ビジネスも同じように、自然の流れがある。

自分と向き合い、顧客ニーズを見つけ、仲間と出会い、葛藤しながらも、自分本来の才能を発見していく物語があってこそ、健全な強いビジネスが育っていく。


 この連載では、【売れる公式41】を通じて、ビジネスが実るまでの自然の流れ、すなわち成功物語を完成させる要素をすべて網羅した。


 だから今、大切なのは、物語の結果を刈り取ることではなく、物語を始めるための一歩を踏み出すことなのだ。


 あなたが顧客のために、様々な障害を乗り越えた体験から学ぶ叡智はすべて、あなたの商品、会社に記録・蓄積される。

 そして顧客は、あなたの会社に出合い、その商品を使うまでのプロセスを追体験することで、そこに蓄積された叡智を受け取ることになる。


 このように、人の幸せを願いながら生きていく体験を、商品というメディアに記録して、それを広く受け渡していく作業が、ビジネスなのである。


貧す人】は、自分のために働くが、【稼ぐ人】は、まわりに奉仕する。

私たちは、どんな理想の未来のために奉仕するか?

 このように、奉仕するもの同士が出会えるからこそ、私たちの心の中に、仕合わせ(=幸せ)が満ちるのである。


 仕事で直面する困難は、あなたを真の「仕合わせ」に導くための報酬だ。

 だから本書を手元に置き、勇気を持って踏み出していただきたい。




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