リミックスポイント、FIP転事業開始!第一号案件を自社で手がけ事業基盤を確立
2025年5月20日(火)13時47分 PR TIMES
本発電所は、将来的なFIP制度※2への移行を見据えた運用を想定しており、2025年7月頃に着工、2026年度中の運転開始を目指しております。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33609/156/33609-156-858f16ae6db393f18f624b187f9cfd1f-1732x1125.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※1再生可能エネルギーで発電した電力を、電力会社が一定期間、固定価格で買い取ることを国が約束する制度
※2再生可能エネルギー発電事業者がJEPX等の卸電力市場に電力を売電する際、売電価格に一定の補助額(プレミアム)を上
乗せする制度
■FIP転事業の背景
FIT制度の導入以降、再生可能エネルギーの導入は急速に進展しました。一方で近年、電力供給が需要を上回る場面が増加しており、JEPXの卸電力市場価格(以下、「市場価格」)の低迷や、供給過多に伴う再エネ発電設備への出力制御の急増といった課題が顕在化しています。
2023年度は全国で約18.8億kWh※3の出力制御がかかりましたが、この値は約48万世帯の年間消費量※4に相当します。特に九州本土では、再生可能エネルギー全体で約6.1%※5の出力制御が見込まれており、出力制御による売電収入の減少は、発電事業者の採算性を左右する大きな要因となっています。
こうした状況を踏まえ、当社は先立って、九州電力管内においてFIP転事業を推進する方針を固めました。その一環として、自社保有の発電所を活用し、電力需給バランスの調整に貢献するとともに、運用を通じて得られたデータを蓄積することで、本事業スキームの確立を目指してまいります。
※3参考:資源エネルギー庁「再生可能エネルギーの出力抑制の抑制に向けた取組等について」【参考】再エネ出力制御の実施
状況等(2023年度全国値)
※4参考:環境省「令和5年度 家庭部門のCO2排出実態統計調査結果について(速報値)」図1-1世帯当たりの年間電気消費量
(固有単位)を基に算出。
※5参考:九州電力送配電株式会社「2025年度の九州本土の再エネ出力制御見通し」
■FIP転事業の概要
FIP転事業は、既設の太陽光発電所に蓄電池を設置し、FIT制度からFIP制度へ移行することで、発電事業者の収益向上を図るビジネスモデルです。
FIP制度における売電収入は、1.FIT価格を基にした「基準価格」、2.市場価格から算出される「参照価格」、3.その差額となる「プレミアム(補助額)」の3つで構成され、FIP移行後も基準価格としてFIT単価が維持されるのが特徴です。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33609/156/33609-156-5b7379166ffd81a8f06058873dd30564-3900x1100.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
また、出力制御によって売電できなかった時間帯のプレミアムは、他の時間帯に割り当てられるため、調整後プレミアム単価が引き上げられます。さらに蓄電池を併用することで、市場価格の安い時間帯に充電し、高い時間帯に放電することが可能となり、売電収入の最大化が期待できます。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33609/156/33609-156-726d7ca238cf1b1a4f78a75af84ed3fc-1248x600.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■宇城太陽光発電所の概要
[表: https://prtimes.jp/data/corp/33609/table/156_1_2f83c6e2d51407bf3dd83923200e30c8.jpg ]
■今後の展望
今回のフェーズでは、当社が自社保有の発電所を活用し、その運用実績を通じて得られる知見やデータを蓄積することで、将来的に発電事業者に対し、具体性と説得力を備えた提案が可能になると考えております。本事業を通じて、FIT制度下で課題を抱える発電事業者の収益向上を支援するとともに、SDGs推進企業として電力需給の調整にも貢献してまいります。まずは九州電力管内を対象とし、将来的には順次、事業領域を拡大していく方針です。
■リミックスポイントについて
リミックスポイントは、社会と環境に新しいスタンダードを提供する観点から、事業の一つとしてレジリエンス事業を展開しています。これまで培ってきたノウハウを結集し、企業や自治体が事業成長と社会経済活動を継続的に、また安全に行えるよう、低炭素化と災害時における自家生産自家消費を目指したSDGsやBCPを推進しています。
「エネルギー・環境×防災・減災×事業継続性」をテーマとした、エネルギー商材や蓄電池・非常用発電設備の販売などを総合的に行っています。
【リミックスポイント公式HP】:https://www.remixpoint.co.jp/
リミックスポイントグループでは、今後もSDGs推進企業としてレジリエンスやエネルギー問題に邁進し、社会の持続性に役立つサービス・事業を実現してまいります。
これからのリミックスポイントグループの取り組みにご期待ください。