英が通商交渉の原案公表、自動車・食品無関税に…EUとの隔たり大きく

5月20日(水)13時41分 読売新聞

 【ロンドン=池田晋一】英政府は19日、欧州連合(EU)との通商交渉の協定文の原案を公表した。自動車や食品などの物品貿易を無関税とすることが柱で、英政府は「EUが他国と結ぶ自由貿易協定と同等だ」と主張した。これに対し、EUは前提として英国に食品安全などの規制に従うよう求めており、主張の隔たりは大きい。

 英政府の原案は、物品貿易のほか、電子商取引などのデジタル分野や金融サービスなど全34章で構成され、約290ページに及ぶ。一方、3月に公表されたEU側の原案は、英国との「公平な競争条件」を重視し、440ページにわたって税制や環境政策などを巡る両者の関係を細かく規定している。

 英国の交渉責任者のデビッド・フロスト氏は19日、EU側への書簡で「EUがなぜ、英国は一般的な自由貿易協定を提案するに値しないと考えているのか、理解に苦しむ」と批判した。一方、EUのミシェル・バルニエ首席交渉官はツイッターで「(6月の)次回交渉会合では前進が必要だ」と応じた。

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