今秋登場、日産・スカイラインに「高速道手放し走行可能」のプロパイロット2.0搭載

5月20日(月)16時33分 財経新聞

「プロパイロット2.0」(インテリジェント高速道路ルート走行)の利用イメージ。(画像: 日産自動車の発表資料より)

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 スカイラインの復活にかけるファンの期待は大きいのだが、なかなかフルモデルチェンジしない。この秋もマイナーチェンジにとどまるようだ。それでも「高速道路手放し走行可能のプロパイロット装備」はビッグニュースであろう。

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 残念ながら、GT-Rのフルモデルチェンジも実現せず、スカイラインンとGT-Rの存在も別のままである。カルロス・ゴーン元会長の去った今、日産は基本方針を拡販から利益率に変更したと発表している。しかし、仏ルノーからジャンドミニク・スナール会長とティエリー・ボロレCEOを日産取締役に就任させるなど、ルノーの攻勢が始まっている中、日産の独自性が保てるのかは不透明だ。

■運転支援装置プロパイロット2.0
 プロパイロット2.0は、高速道路走行中、同一車線をナビゲーション装置でルートを指定している時、手放しで走行可能なようだ。しかし『対面通行、トンネル内、急カーブ、料金所・合流地点及びその手前』などでは、ドライバーは手放し走行はできない。車載カメラ、レーダー、ソナー、GPS、3D高精度地図データ(HDマップ)などで周辺の情報を捉えると共に、自車位置を正確に捉える。これらの情報を基に、プロパイロット2.0は熟練ドライバーを目指している。

 ナビゲーションシステムに従ってルート走行中の分岐や追い越しのための車線変更について、開始タイミングをシステムがドライバーに提示する。ドライバーがスイッチ操作で承認すると、操作を開始。すなわちドライバーが直ちに、確実に操作を替われる状態での運転支援システムだ。

 このレベルの運転支援システムになると、実用的なメリットが出てくる場面も増えるが、手放し運転から「急な操作引き受け」は人間にとって可能なのか疑問に感じる。少なくとも、支援システムに頼り切って間違いを起こすのが人間であるはずだ。現在のシステムで、高速道路車線キープ支援システムにより走行中に急にAIが車線を見失った時、警報音は聞こえていたが、実際に縁石にぶつかりそうになって怖い思いをしたことがある。

■余裕を使い果たす人間の性に対応できるのか?
 この「余裕を使い果たす人間の性をどのように防ぐのか?」が明確になってはいない。このレベルの装置での事故はテスラなどに見られるが、どれほど認識されているのか心配になる。

 今後テスラも、ソフトのバージョンアップで完全自動運転に対応できる装置を全車に装備していくとしているが、「信頼性」は確保できたとは感じられない。AIと人間のコンビネーションを確実に行う訓練が必要なのではないだろうか?

財経新聞

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