地熱井掘削の工期・コストを削減するPDCビット開発に成功

5月23日(木)12時40分 PR TIMES

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:細野 哲弘)は、地熱井の掘削において、より短期間で安価に掘削を可能にするため、純国産で高速・長寿命の地熱用PDCビット(注1)の開発に成功しました。
 (注1)PDCビット:Polycrystalline Diamond Compact(多結晶ダイヤモンド焼結体)のカッターを装着した、ローラー部のない一体化したビット

[画像1: https://prtimes.jp/i/12624/477/resize/d12624-477-500698-0.jpg ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/12624/477/resize/d12624-477-593003-1.jpg ]

 JOGMECは、地熱開発の課題であるリードタイムの短縮や開発コストの削減を目指して、耐摩耗性・耐衝撃性・安定性に優れた地熱用PDCビットの開発に取り組んできました。

 地熱用PDCビット技術開発は、掘削期間の約20%短縮を実現するため、通常のローラーコーンビットに対し、掘削能率2倍、掘削寿命5倍等の目標値を設定し、平成27年度から、三菱マテリアル株式会社(PDCカッター担当)、株式会社クリステンセン・マイカイ(PDCビット担当)、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(掘削性能総合評価)の3者による共同受託体制で開発を進めてきました。

■地熱用PDCビットの開発目標値

[表: https://prtimes.jp/data/corp/12624/table/477_1.jpg ]



 前提条件:掘削対象岩石:一軸圧縮強度で100メガパスカルを8-1/2インチビットで掘削する場合

 室内試験や実際の地熱井掘削現場での実証試験を重ねた結果、奥会津地域の地熱井にて、坑径8-1/2インチ区間(深度1,478メートル〜1,955メートル掘削区間477メートル)を1個のビットで掘り上げ、1.掘削能率134メートル/日(目標値の111%達成)、2.掘削寿命743メートル〜1,088メートル(目標値の99〜145%達成:注2)、3.外径変化0ミリメール(目標値の100%達成)の成果を確認することが出来ました。

(注2)実証試験の岩石強度を前提条件100メガパスカルに換算して、掘削寿命を算出。

今後、 JOGMECは、より短期間で安価に掘削が可能な地熱用PDCビットの実用化を目指して、本技術開発の成果の公表や普及に努めてまいります。

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http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_03_000028.html?mid=pr_190523

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