確定申告に源泉徴収票の添付が不要になったって知ってます? 2019年4月1日から

5月24日(金)15時52分 ねとらぼ

確定申告がちょっと楽になる?(イメージ)

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 確定申告する際、給与所得者などの源泉徴収票の提出が不要になったことがTwitterで話題になりました。2019年度の税制改正で手続きが簡素化されたためで、保管義務もなくなりました。書類の記入も少し簡単になっており、確定申告の手間がちょっと減らせそうです。
 「ついに、確定申告の際、源泉徴収票の提出が不要になりました。自宅で保存する義務もありません」──とツイートしたのは、元東京国税局職員として税金に詳しいお笑い芸人、さんきゅう倉田さん。知らなかった人も多かったようで、3.1万件のいいねが付いています。さんきゅう倉田さんは源泉徴収票の見方が一目で分かる画像でも話題になったことがありました。
 国税庁によると、2019年4月1日以降、確定申告の際に添付が不要になったのは、給与所得や退職所得、公的年金などの源泉徴収票や、証券会社の特定口座年間取引報告書などです。同時に、保存義務もなくなりました。
 一般的な会社員であれば、年末調整後、お給料の合計額や所得控除額、所得税額などが記入された源泉徴収票が会社から配られます。何らかの理由で確定申告する場合、紙の書類で提出するのであれば、源泉徴収票も添付する必要がありました。既にオンライン申請である「e-Tax」なら添付は不要になっていますが、紙でもe-Taxでも5年間の保存義務はありました。
 来年2020年以降の確定申告では、紙の書類による申告であっても、源泉徴収票を添付書類台紙にペタペタとのり付けして提出する作業が不要になります。今後も、マイナンバーの利用が進めばこうした手続きの簡素化が進むものと思われます。
 ただし、「税務署などで確定申告書を作成する場合は、源泉徴収票などが必要なので、忘れずに持参してください」と国税庁は呼び掛けています。
・源泉徴収票の転記もちょっと簡単に
 添付と保存が不要になったとはいえ、確定申告書には源泉徴収票の内容を転記する必要があります。ですが、これもちょっと簡単になりました。
 国税庁によると、「給与所得者で『年末調整で適用を受けた各所得控除の額』と『確定申告で適用を受ける各所得控除の額』とが同額であるなどの場合には、所得控除の内訳の記載を省略できる」ようになりました。つまり、年末調整から変更がないのであれば、社会保険料や生命保険料などの控除金額を項目ごとに1つ1つ転記する必要はなく、控除の合計額を記せばOK、ということです。
 これに合わせ、確定申告書Bが変更に。「所得から差し引かれる金額」の部分の記載順を変更した上で、年末調整で確定した所得控除の合計額を記入する欄が新設されました。
 確定申告書を作成する際、ここに源泉徴収票の「所得控除の額の合計額」を転記すれば済むということになります。記入の手間が少し減りそうです。
 一般的な会社員であれば収入に関連する納税関連の手続きは年末調整で完結するので、確定申告は基本的に不要です。ですが、会社員の副業の解禁が進み、会社の給料以外の収入を得たことで確定申告が必要になるケースが増えてくると考えられます。少しでも申告の手間が減る改正は歓迎したいところです。
●観音崎FP
ファイナンシャルプランナー資格を持つ古参のほうのオタク。AFP(日本FP協会認定)。市場ウォッチが趣味。オタクとお金のことに関心があります。好きなアイドルは土屋亜子ちゃん。

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