インキュベイトファンド、総額300億円規模のグロースファンド「IF Growth」を組成。非上場グロース市場に新たな資本循環をもたらし、日本発スタートアップの成長基盤を強化

2025年5月28日(水)10時47分 PR TIMES

〜並行してシードファンドを205億円で組成完了〜

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/5647/93/5647-93-d2c8814d2691b8545146f71a853d9da9-1280x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
インキュベイトファンド株式会社(本社:東京都港区、代表パートナー:赤浦 徹、本間 真彦、和田 圭祐、村田 祐介、ポール・マクナーニ 以下、インキュベイトファンド)は、グロースキャピタルに特化したファンド「IF Growth」を組成し、ファーストクローズを完了いたしました。最終的なファンド総額は300億円を予定しています。また、元SMBC日興証券の井原昌史氏を本ファンド専任のジェネラルパートナーとして招聘いたしました。
並行して、シードステージに特化したファンドについても、関連ファンドと併せて総額205億円でファイナルクローズいたしました。

1.グロースキャピタルに特化したファンド「IF Growth」

・設立背景
昨今、上場市場改革の進展や、M&A・セカンダリー取引への需要の高まりを背景に、スタートアップを取り巻く資本環境は大きな転換点を迎えています。一方で、こうした変化を着実に成長へとつなげていくために不可欠な、非上場グロースステージの企業への継続的な資本供給を担えるプレイヤーは、国内では依然として限られているのが現状です。

こうした課題に対し、インキュベイトファンドは、2010年の創業以来一貫してシード特化型ファンドとして築いてきた起業家支援の知見を活かしつつ、非上場グロース市場における資本循環の新たな選択肢を提示し、日本発スタートアップの持続的な成長を後押しすべく、「IF Growth1号投資事業有限責任組合」を組成いたしました。

なお、本ファンドは東京都のスタートアップ戦略推進本部が管掌する「官民連携インパクトグロースファンド」において運営事業者として採択され、東京都からの出資を受けて設立しています。
・市況環境に関して
2025年4月22日、東京証券取引所より「グロース市場における今後の対応」として、東証グロース市場に係る上場維持基準の見直しが発表されました。この方針により、機関投資家の投資対象となり得る企業像がより明確化され、流動性・成長性・業績の質がより重視される方向性が打ち出されました。

インキュベイトファンドとしても、この動きを、産業を牽引するスタートアップの選別と支援の仕組みを強化する前向きな改革として捉えており、強く歓迎しています。
これからの国内スタートアップ市場において求められるのは、非上場期間における成長を着実に支えるグロースキャピタルと、柔軟な資本の流動性であると強く認識しており、こうした市場の進化を主導する一助となるべく、本ファンドを組成いたしました。
・チーム
インキュベイトファンドはこれまで、創業期に特化したベンチャーキャピタルとして、起業家とともにゼロから事業を立ち上げていく体制の構築に注力してまいりました。

今回のファンド組成にあたっては、上場前後における企業の継続的な成長を実現するためのエクイティストーリーを策定し、キャピタルマーケットと戦略的に対話する体制を強化するべく、長年にわたり投資銀行業務に従事してきた井原昌史氏を、本ファンド専任のジェネラルパートナーとして招聘いたしました。

今後も、本ファンドの運営に資する専門性を備えた人材の外部招聘を継続してまいります。また、「IF Growth」が起点となり、多様なステークホルダーと連携しながら体制の構築を進めることで、エコシステム全体での価値共創を目指します。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/5647/93/5647-93-18057cfd862be26e2c855ce5c9ae2ccc-769x870.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]井原 昌史:略歴1990年に日興證券(現SMBC日興証券)に入社し、公開引受部にてIPOコンサル業務に10年間従事。 2000年より日興ソロモン・スミス・バーニー証券(日興シティグループ証券に社名変更)の投資銀行部門 にてIPO、上場会社の資金調達、政府民営化案件等の引受業務に従事。2009年よりSMBC日興証券のECM及びIPO所管部門にてIPO及び上場企業の資金調達業務に従事し、第一企業法人部長、第一プライベート・コーポレート部長 、プライベート・コーポレート・ファイナンス本部本部長補佐等を歴任。35年間にわたり一貫してIPO等のコーポレートファイナンス業務に従事し、インキュベイトファンド投資先を含む数多くのIPO案件をリード。2025年3月インキュベイトファンドに参画、グロースファンド専任のジェネラルパートナーに就任。



・投資戦略
以下の3つの領域において、グロースキャピタル及び流動性提供により、上場前後の企業価値最大化に資する国内スタートアップへ厳選投資いたします。

- Deep Tech:
地政学的背景から国家戦略上重要度が上がる公益性・公共性の高い先端技術テーマ
- Creative Industry:
新たなIPを創出すること、または既存国産IPの価値の最大化を図ることで、新しい文化を創出可能にするテーマ
- Business Solution:
国内産業全体の生産性向上に資するデジタルソリューションと、それらをM&Aやビジネスモデルの追加/進化により大きな業界変革をもたらすテーマ

2.シードステージに特化したファンド

シードステージに特化したファンドとしては第6号目となる「IncubateFund VI L.P.」を、関連ファンドと併せて総額約205億円でファイナルクローズいたしました。インキュベイトファンドは2010年に創業来、”Zero to Impact”及び”First Round, Lead Position, Build Industries”を投資哲学とし、一貫して創業初期のスタートアップへの投資を実行して参りました。現在に至るまでに確立した投資スタイルをベースに、本ファンドでは以下の4つを重点投資領域として投資を行います。

- Japan to Global:
世界に通用するDeep Tech、Entertainment、Consumer Serviceへの投資
- Green Innovation:
日本発の脱炭素、省電力化、リジェネラティブテクノロジーへの投資
- National Security Tech:
地政学リスクの顕在化に伴うサプライチェーン転換を見据えた国家/経済安全保障に関わる技術への投資
- Large Domestic Digital/AI Transformation:
国内の巨大産業に係るDXとLLMやGenerative AIの活用機会への投資

以上

【組織概要】
インキュベイトファンド株式会社
コーポレートサイトURL:https://incubatefund.com/
所在地:東京都港区虎ノ門五丁目9番1号 麻布台ヒルズガーデンプラザB 5F
代表パートナー:赤浦 徹、本間 真彦、和田 圭祐、村田 祐介、ポール・マクナーニ

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