リアルに検証【事故を防ぐ老練な運転テクニック(3)】「フェンダーミラー」を復活させよう

5月28日(火)13時23分 財経新聞

 スピードが遅い時は、車両感覚が鈍くなる。動いているほうが、精密に測れるものだ。そしてだれでも、車両感覚の助手席側が鈍いものだ。右ハンドルの場合、左の壁にぎりぎりに止めるのは難しい。もう壁に擦ってしまうのでは?と感じても、実際はかなりの余裕が残っていたりする。高齢になると、駐車する時の車両感覚は特に鈍くなっている。

【前回は】リアルに検証【事故を防ぐ老練な運転テクニック(2)】「バック苦手」高齢者は体ねじれない

 日常的な走行スピードでは、電柱などの障害物との間隔を感じることは、歳をとってもさほど難しくはない。助手席に座った人に、恐怖感を感じさせるほど左側ぎりぎりに走ることは、今でもさほど難しくはない。しかし駐車時のように、ほとんど走っていないようなスピードでは、「車両感覚がなくなる」と言っても良いかもしれない。

 また日常的な走行スピードでは、タイヤがどの辺にあるのかも良く分かる。道に落ちている小さな障害物をよける時、急なことでもかなり正確に自車のタイヤが通る位置が分かるもので、左右の障害物を考慮してまた車が滑ることも予測して、ハンドル操作で逃げる時もかなり正確に車両感覚がある。

 だがしかし、低速ではどうすれば良いのか?駐車は運転すればどうしても行わねばならない動作だ。これに自信がなくなってくるのが高齢化なのだろうか?そこで考えた。体をひねらなくても自車の位置、方向が正確につかめる方法だ。それが、最近のカメラによる周囲の画像だ。

 しかしこれも慣れが必要である。そこで初めに試してもらいたいのが、バックミラーの活用だ。特に左右のドアミラーだが、これは昔のフェンダーミラーが遥かに使いやすい。バックする時の感覚がつかみやすいのだが、注意するのは死角が多いことだ。運転席側の窓を開けて振り返り、助手席側がおろそかになるよりはましだ。

 残念だが、最近ではオプションでもフェンダーミラーを付けることが出来なくなった。フェンダーミラーの特徴は、通常に走っている時でも「首を大きく振らなくとも確認できる」ことだ。この機能は、無くさないでほしいと思った。

 フェンダーミラーがなくなったのは、ドアミラーの付いた「外車がかっこよく」見えたからだ。タクシーは、フェンダーミラーを付けているものもある。これは自家用車でも復活を望みたい。少なくともオプションで付けられるようにしてもらいたいものだ。すると合流や駐車の時、かなり確認しやすくなる。視野が狭く、体をねじれない高齢者にとって必要な装備だ。

財経新聞

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