ジェットフォイル、四半世紀ぶり国内建造 東海汽船の「結(ゆい)」デザイン発表

6月6日(木)13時30分 J-CASTニュース

2020年に就航する貨客船とジェットフォイルの名称とデザインが発表された。写真は東海汽船の山崎潤一社長(左)とデザインを担当した美術家の野老朝雄さん(右)

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東海汽船は2019年6月5日、20年夏に就航予定の貨客船と高速船「ジェットフォイル」のデザインと名称を発表した。

ジェットフォイルが国内で建造されるのは約25年ぶり。東海汽船では、他社から購入した中古のジェットフォイルを4隻運航しており、新造船を導入するのは初めてだ。




1995年を最後に受注が止まっていた



ジェットフォイルは大量の海水を噴射し、船体の前後にある水中翼の揚力で船体を海面に浮上させ、時速83キロで航行する。米ボーイング社が開発し、日本では川崎重工業がライセンス生産してきた。同社の神戸工場で1989〜95年にかけて計15隻を建造してきたが、価格が高く寿命が長いことから、新規の受注が止まっていた。


東海汽船のジェットフォイルは東京-伊豆諸島を中心に運航している。それ以外にも、国内ではボーイングと川崎重工が製造したジェットフォイルが、博多-壱岐・対馬、新潟-両津(佐渡島)、鹿児島-種子島・屋久島などを結んでいる。博多-釜山を3時間で結ぶJR九州高速船の国際航路もある。


東海汽船では、4隻のうち、「セブンアイランド虹」(1981年完成、281トン)を新造船に置き換える。20年7月に就航予定だ。同社のジェットフォイルとしては初のバリアフリー船で、バリアフリー席や多目的トイレを設けた。全長27.36メートルで、旅客定員は241人。


名称は「セブンアイランド結(ゆい)」。ジェットフォイルの命名と両船のデザインは美術家の野老朝雄(ところ・あさお)さんが担当した。野老さんは、東京五輪・パラリンピックのエンブレムの作者としても知られる。同社のレストラン船「ヴァンティアン」で行われた記者会見で、野老さんは、命名の狙いを


「いろいろな島々を結ぶ中で、『愛』とか『夢』とか、いままで2文字できた伝統を引きたいと思った」

などと話した。



貨客船は、1992年から東京-伊豆大島-神津島路線と下記の東京湾納涼船として活躍してきた「さるびあ丸」(4992トン)の後継として導入される。「三代目 さるびあ丸」として名称を引き継ぐ。総トン数は6200トンと「先代」よりもやや大きく、旅客定員も816人から1343人に増える。20年6月に就航予定だ。


デザインは、両船とも「島の海に映える藍色『TOKYOアイランドブルー』」をまとっているのが特徴だ。



(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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