ディズニー値上げで「高すぎる」「サービス悪い」と批判の声が続々! 他にもファン騙しお金落とさせる手口

6月12日(日)16時0分 LITERA

『あなたが知らないディズニーランドの新常識44』(堀井憲一郎/新潮社文庫)

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 2015年の入場者数で、東京ディズニーシーがユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に抜かれ、東京ディズニーランドも前年より4%の入場者減。この背景には、USJの仕掛けもさることながら、やはり、東京ディズニーリゾートのサービスの低下が大きく関係しているのではないか、と言われている。


 実際、4月の料金値上げ以降、評判はさらに悪くなり、東京ディズニーリゾートの公式Facebookには、こんなゲストからの感想が集まっている。


「これ以上人が増えて、料金が上がったら何も楽しめなくなる...子連れなら尚更。最近料金だけ上がって質が下がってるもんなぁ」
「昔のアトラクションのほうが手がこんでたのに、最近お金かけてなんぼになってる気がする。。。キャストさんもなんか質落ちたし。もう少し考える視点変えてみて欲しいです」


 また、ディズニーリゾートの労働環境の改善を求めて従業員が結成したオリエンタルランド・ユニオンにも、最近のディズニーリゾートへの不満の声が寄せられているという。


「4月から料金を値上げしたにもかかわらず、キャストのサービスの質が低下しているというのです。あるレストランで接客係に水を何度もこぼされたとか、アトラクションの行列待ちでは、通り過ぎるキャストと何度もぶつかったなど。値上げしたにもかかわらず、キャストを増やさず、相変わらずキャスト不足の状態が続いている。そのため、ゲストの不満が高まっているのではないでしょうか」(オリエンタルランド・ユニオン)


 欲深なテーマパークにいよいよファンも夢から目覚め始めたか、という感じだが、この料金値上げ以外にも、ディズニーには、まだゲストの気づいていない、やらずぼったくり商法がそこかしこにちりばめられているらしい。その事実を指摘しているのが、『あなたが知らないディズニーランドの新常識44』(堀井憲一郎/新潮社文庫)だ。


 同書は、ディズニーランドには20年、ディズニーシーには15年、足繁く通い調査してきた著者によるお役立ちディズニーリゾートガイドだが、ところどころ、オリエンタルランドが聞いたらクレームをいれそうな刺激的な内容が入っているのだ。


 たとえば、米ディズニー本社が「スター・ウォーズ」の版権を手に入れたことから大々的にプロモーションを展開する「スター・ツアーズ」。13年5月にリニューアルされた「スター・ツアーズ」は上映回ごとに複数の映像を組み合わせて上映。ディズニーは54通りのストーリーがあると、リピート鑑賞を煽っているのだが、これがどうも"誇大広告"らしいのだ。


〈(「スター・ツアーズ」は)出発2種→1星3種→メッセンジャー3人→2星3種。と用意されている。1回の乗車では、それぞれ1種しか見られない。これをディズニー側は、2×3×3×3で54通りのストーリーがある、と紹介している。ただ、各パーツのエピソードは、次のエピソードに何の影響も与えない。ただ、どれかが出てくるだけである。だから、この54通り、という数値には意味がない。(略)要はすべてのパーツを見られるかどうか、が大事なのだ。つまり2+3+3+3で11。11通り見られれば、満足です〉(同書)


 この11通りは理論上、3回見ればコンプリートできる。著者の調査では最短記録で4回でコンプリートできたという。
 
 また、同書はディズニーが「いつ行っても何かのアトラクションが休んでいる」という意外な事実も暴いている。


〈2015年一年365日のうち、ディズニーランドのすべてのアトラクションが稼働していたのは、11日しかなかった。(略)シーの全アトラクション稼働日数は年間13日だった〉〈ランドもシーも全アトラクションが稼働している日は、一年を通して見ると、圧倒的に少ない〉


 ファンであれば全アトラクションを完全攻略したくなるもの。もしかしたら、それを先延ばしにさせて、リピートさせる戦略か、と思いきや、前述のオリエンタルランド・ユニオンによれば、別の背景もあるらしい。


「コスト削減のために、キャスト(従業員)を最小限で稼働させています。過労による体調不良でキャストが急きょ休まざるをえなくなると、アトラクション自体を動かせなくなるということも起きる。その際は『メンテナンスによる休止』などと案内するのです」


 いずれにしても、オリエンタルランドはコストを優先するかたちで、意図的にアトラクションを全稼働させていないのだ。これは、明らかにファンに対する裏切りだろう。


 こんなことばかり続けていると、本当にファンが夢から覚めて、そのうちドナルドダックのかわりに閑古鳥が鳴き始める、なんて事態も起こりかねない気がするのだが......。
(小石川シンイチ)


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