デキる部下 上司に嫉妬されたら辞めるべき?

6月13日(水)19時0分 Forbes JAPAN

以下は読者のダンから寄せられた便りと、私からの回答だ。


リズさんへ

私は現職でとても充実した2年間を送りましたが、もう転職する時期が来たと思います。リズさんであれば、今まで自分を小さな箱に押し込めていた、とでも言うでしょう。

現職で気に入らないことは一つしかありません。それは上司のヘイリーが、自信を持てず不安定なことです。彼女にとっては初めての管理職で、経験が乏しいことが明白です。彼女はどんな細かい意思決定にも関わろうとし、常に上司らしく感じていたいようです。

ヘイリーは、部下の誰かが自分の上司の目に留まるようなことをするのが許せません。そのため私は2年間、あまり目立たないようにしてきましたが、今ではそれができなくなりました。私は大きなプロジェクトを任され、営業・マーケティング担当副社長に毎日報告するようになったのです。ヘイリーはそれが我慢できず、私の行動に対してよく陰口をたたくようになりました。

そのことを副社長に相談したところ、理解はしてもらえましたが、彼の部署に空いている職はないと言われました。彼は、もし私に転職が必要であればそれは理解するし、喜んで推薦者になると言いました。

私は、会社の上層部には気に入られています。優秀な社員の一人だと思われていますが、最大の障壁が自分の上司なのです。

私はどうすべきでしょうか。とてもうまく行っている現職を辞めるのは嫌ですが、ヘイリーからは常にプレッシャーを受けています。彼女は常に私のことを批判し、威圧的です。自分が上司よりも賢いと思われないよう、もっと注意しておくべきだったのでしょう。ほとんどの上司は、部下が自分よりもデキることに我慢できないのではないかと思います。

ダン


ダンへ

副社長からあなたの取り組みを評価され、必要であれば推薦者になると言われたことは心強い。ここであなたが自問すべきことは「自分がキャリアでやりたいことは何か? この仕事で得たかったことは全て得られたか? それとも、このステージでもっと獲得すべきものがあるだろうか?」だ。

まだその会社で、履歴書のネタや学びなど、無形の利益が得られることが明らかな場合は、退職せずに会社に残ること。ヘイリーはあなたの輝きに反発しているだけで、それは彼女の問題だ。近いうちに解雇される恐れがない限り、ヘイリーの問題で悩む必要などない。

現在の会社で学びと成長を重ねる機会があるなら、ヘイリーの不安定さを理由に辞めることはない。彼女は、あなたを批判するか大騒ぎすることしかできないからこそ、そうした行動に出ているのかもしれない。自分の仕事をヘイリーに認めてもらえるかどうかを心配しないことだ。

管理職になりたての人の多くは、ヘイリーと同じ問題を経験する。部下が優秀過ぎると取り乱してしまうのだ。こうした上司たちは、部下が自分に向くべき注目を奪ってしまうのではないかと恐れている。

上司はあらゆることにいらいらしたり、過剰反応したり、あなたの仕事の落ち度を探そうとするかもしれないが、それは果たして重要だろうか? あなたの仕事の安全や社内での評価に実質的な影響がない限り、ヘイリーの考えなど気にする必要はない。

ヘイリーのような人は時に、ある教訓(忍耐力や静かに機会を待つことなど)を授けるため人生に現れる。彼女の問題が分かった今は、争わず、彼女に上司らしく感じさせること。あなたの方で失うものは何もない。

あなたには、小さな箱に二度と自分を押し込んでほしくない。あなたの生活を映画だとすると、ヘイリーは脇役で、監督・主演はあなただ。今こそ、自分が押し込められていた箱を抜け出し、輝くチャンスだ。

あなたがチームの優秀なメンバーだと考えられているにもかかわらず、ヘイリーがあなたを解雇しようとした場合、営業・マーケティング担当の副社長を含む上層部は本当にそれを許すだろうか? 私はそうは思わない。あなたはヘイリーからの視線や厳しいコメントに対処できるはずだ。棒や石で打たれれば骨折することもあるが、ヘイリーの恐れに満ちた管理手法は、あなたを傷つけることはできない。

職場では、どれだけ賢く振る舞っても構わない。しかし大切なのは、上司とその目標に足並みをそろえ、上司を敵に回さないこと。もちろん、上司に気に入られることが不可能な場合もあるが、努力する価値はある。自分の敵ではなく支援者になってもらうようヘイリーを説得できれば、そのプロセスであなたには新たな筋肉がつくだろう。

今の状況をより高い視点から見て、どうするか決めること。一人の経験不足な上司があなたの輝きに耐えられないからという理由で、急いでキャリアの決断を下さないこと。自分の力を信じてリラックスすれば、ヘイリーを敵から味方に、さらにはあなたの最大の支援者にすることができるかもしれない。

Forbes JAPAN

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