日本で初めて「返品可」をビジネスモデルに導入したEC企業

6月14日(木)11時45分 財経新聞

 ロコンドは、靴を中心としたネット通販事業で着実に成長階段を昇っている。同社のビジネスモデルのキーワードは「返品可」。創業者社長の田中裕輔氏が欧米で目にし、体験した「ZAPPOS」「ZALANDO」(手軽に返品できる通販サイト)との出会いが引き金となった。

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 2010年に日本で本邦初となる「返品可」のサイトを立ち上げた。だが田中氏自身「当初は苦労した」と振り返っている。事実、立ち上げ当初は赤字続き。原因は「返品コスト」。しかし「必ず成り立つ」という執念が「返品送料を補う合理化」と賛同の意を寄せたVCや楽天、アルペンからの資金調達で徐々に赤字幅が縮小し黒字転換(15年)に至った。

 返品可は具体的には「サイズ交換は14日間OK」、「セール品以外は返品無料」。

 現在は靴以外にも多様な商品が取り扱われている。ロコンドブランドでは「アパレル主体のレディース商品群:109,296点/メンズ商品群:25,132点/キッズ商品群:4,741点/スポーツ商品群:45,605点/ホーム関連商品群:5,284点」(2017年10月末時点)。またロコレットブランドでは同様のセグメント別にアウトレット商品が販売されている。更にはシューズブランド2点のPB商品、スペインのファストファッションブランド「MANGO」の国内独占販売も展開している。

 実はロコンドのビジネスモデルに接した際、気になったのがまさに「返品」の二文字。日本人にはネガティブな印象を与えるのではないか、という懸念である。これに関しては「ネガティブな印象を持たれないように、例えばTOPページに『自宅で試着、気軽に返品』というメッセージを掲載、各商品ページにも交換や返品について記載しています」ということだ。実際の成長ぶりが「払拭努力が着実に根付いてきている」ことを、証明しているといえよう。

 今後の取扱商品については「ファッションの充実」を明言している。直近「大塚家具」の出店が伝えられたが「我々の定義では家具もファッションの一つです。そのカテゴリーを拡充するために第1号のパートナーとして出店したとご理解下さい」とした。

財経新聞

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