経営学には「4つ」の種類がある(後篇)

6月16日(火)9時0分 ダイヤモンドオンライン

人材育成と事業変革を同時に達成する「伝説の研修」で多くの幹部人材を輩出してきたコンサルタントの高山信彦氏が、次世代の幹部人材になるための要諦を説く連載。第5回は、戦略論の4つの学派の後編、ゲームアプローチと学習アプローチについて解説する。


「ゲーム理論」を経営戦略に応用するゲームアプローチ


(3)ゲームアプローチ


 ゲームアプローチは、「ゲーム理論」を経営戦略に応用するものです。


 下図では、右上、つまり、「外側」に位置する競争相手との時間的な相互作用(打ち手の応酬)に重きを置く考え方です。




 ゲーム理論は、2人以上のプレーヤーの意思決定を扱う理論です。個人や企業、国家もプレーヤーの一つと見なします。


 同時ゲームか交互ゲームか、どちらの選択肢をとっても自社に有利な支配戦略があるか、お互いにとって最良となる戦略の組み合わせがあるかといった切り口で、自社と競合、自社と顧客、M&Aの後の社内融和、入札やコンペなどでどうすべきかを分析するのです。


 正々堂々と戦うことを尊ぶ日本人や日本企業は、相手のスキを突いたり裏をかくようなゲームアプローチを苦手としていることが多いです。


しかし、グローバル化が進み、M&Aや異業種間競争が頻繁に起こる現代において、ゲームでやられっぱなしなのも問題です。


 F1レースでレギュレーション(規定)が変更されたり、スキージャンプでルールが変わったりするのも、このゲームアプローチでやられてしまっている例と言えます。


 ゲームアプローチで相手を分析して、見えないものを見る、つまり、相手の出方を広く徹底的に分析し、利得をシミュレーションすることの重要性は、今後も増していくでしょう。




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