”自分らしく生きるお手伝いを”NPO法人ソシオの杜がソシオセラピスト養成講座を開講する理由と目指す未来
2024年6月18日(火)1時56分 PR TIMES STORY
NPO法人ソシオの杜はソシオエステティックの啓蒙・啓発活動をする団体です。ご高齢や障がいをお持ちの方、闘病中の方、また介護者に対して心と身体のケアを行っています。それ以外にもがん患者の為のアピアランスケアセミナーや被災地支援、母子寮や更生保護施設への慰問などのボランティア活動も行っています。今回は、このソシオエステティックを一緒に広めていく仲間と出逢いたいとの思いから始めた養成講座についてお伝えしていきたいと思います。
医療(キュア)だけではなく癒し(ケア)もと考える医療従事者の多さから、ソシオエステティックを伝えたい
今現在、国の財政はひっ迫し、医療費・介護費の削減が進んでいます。そんな中、入院日数は減り、治療ができなくなれば退院。患者さん達は不安な気持ちを抱えています。また、介護の現場でも手がかからない人は放っておかれるので、ますます認知が進んでしまう。という現状もあると聞いています。このような中にあって、医療(キュア)だけではなく、癒しという心と身体の(ケア)が大事だと考えている医療・介護従事者は多いということを知りました。そこで私たちは、その現場の方達にソシオエステティックについて学んでいただき、必要性を理解し、可能であれば現場で実践していただきたい。そうすることで、対象者の皆さんが自尊心を取り戻し、自分らしく生きるお手伝いをして欲しいと思っています。
技術や知識だけでない、他者と関わる考え方も学べる養成講座
受講される方は、看護師・理学療法士・介護ヘルパー・介護福祉士・社会福祉士とさまざまですが、皆さん同じことを思ってありました。「どんな状況にあっても、笑顔になったり、ほっとする顔をみたい」まさしくソシオエステティックという考え方そのものです。こうしてソシオセラピスト養成講座を始めることになりました。実際講座をはじめてみると、受講生自身が多くの悩みを抱えている場合も多く、時には、お悩み相談みたいになってしまうこともありました。でもそれは、ソシオエステティックを理解するうえで、とても大切なことで、自分自身を大事に思えない人は、他人に優しくできないのです。このようにソシオセラピスト養成講座では、単にエステの技術や知識を教えるのではなく、人としてどう生きるべきか。他者との関わり方について。などの考え方も一緒に学んでいただきます。そうすると、最初は、職場の愚痴や家族に対する不満を訴えていた受講生が「もう少し、職場で頑張ってみます」「泣くのは止めて最後まで(家族が)自分らしく過ごせるようサポートします」と暗い表情が明るくなっていく姿を何度も目にしました。
対面とオンラインの併用で広がる受講の輪
しかし、今までは、対面での講座のみだったので、遠方の方は泊まり込みで受講しなくてはなりませんでした。そのうえ、ほぼマンツーマンでの受講でしたので、なかなか思い描くような仲間づくりに至らず、いたずらに時間だけが過ぎていきました。そこで、理論に関しては、オンラインで行うことにして、実技のみを全国の各地域で行うことにしました。そうしたら、日本中至る所に同じ思いの人たちがいるということを知り、先日は私たちのNPOの拠点がある佐賀から北海道の網走まで受講の輪が広がりました。
また、一緒に被災地に支援にいきたい。と手をあげてくれる方も増え、全国から、金沢駅に集結して、能登町で支援活動を行いました。フェイシャルトリートメントやボディケアの施術を受けられた被災者の方達の笑顔はとてもキレイで、その笑顔に私たちは力を頂きました。
現場で働くスタッフの心と身体を軽くしたい。日本中の人がソシオエステティックを受けられる世の中にするために発信しつづける
私たちは、このソシオエステティックという活動を一人でも多くの人に知って頂きたいとの願いからソシオセラピスト養成講座を開講しました。そして、佐賀から全国に発信していこうとしています。このソシオセラピストという職業を確立させていくために「ソシオセラピスト」は商標登録をしています。これは、セラピスト達の立場を守ると共に、セラピスト自身が自己成長を怠らず、社会に貢献できる人材であり続けるためです。同じような思いで学びたい方を募集します。
https://socio-m.jp/lectureship
同時にソシオセラピストを雇いたいという企業様も募集しています。私たちは、医療や介護の現場で働くスタッフさんこそ、ソシオエステティックが必要だと思っています。心と身体が軽くなれば、また明日から頑張れるから。福利厚生の一環として取り入れていただければ幸いです。また、施設や病院の中にソシオセラピストがいることで、癒しの時間が人を穏やかにしてくれます。ソシオエステティックの発祥の地フランスでは当たり前のように行われていることです。
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