364日働いたジャパネット高田明氏の「残業ゼロでも一流になる方法」

6月19日(月)6時0分 ダイヤモンドオンライン

「もっとうまくなりたい」――無我夢中に自分のしゃべりを磨いてきた高田明氏が語る、成長するために必要な要素とは? Photo by Kazutoshi Sumitomo

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まったくのシロウトから出発し、ラジオショッピング、そしてテレビショッピングの名物MCとして人気を博した高田明氏。自らを成長させた秘訣、そして後輩・部下たちの教育についてはどう考えているのだろうか。


細部までとことんこだわる

私はあまり「褒めない社長」だった


 私は1948年生まれの団塊の世代。平等な教育が望ましいとされる現代からは考えられないことだが、当時の中学校では生徒を成績順に並べたものだったし、時には廊下に立たされたこともある。今では考えられないと思う人もいるだろうが、私はこういう教育も当時は当たり前で、それによってたくましく生きる力を育ててもらっていたようにも感じる。


 90年にラジオショッピングを始めたとき、MCとしてはまったくシロウトだった。そこからテレビショッピング、さらに自社スタジオ建設、生放送開始と事業を拡大していったときも、それぞれが一からのスタートだった。よく「苦労したことは何ですか?」と聞かれるが、これといって思いつかない。


 試練を乗り越えることを苦労と捉える人もいる。しかし、私はステージアップに貪欲にこだわる性格。自己ベストを更新していくことは、苦労でも何でもなく、むしろ楽しくて仕方ないことなのだ。


 今でも、自分のしゃべりを100%だとは思えない。それどころか、もう全然足りていない。おそらく、あと50年経験を積んでも、完璧だなんて思うことはないだろう。そんな私だから、ジャパネットの社員たちには気の毒だったと思う。「10のうち、9叱って1しか褒めない」、私はそんな社長だったのだ。


 我ながら、世の中の風潮から逆行しているかもしれないと思う。私は社員一人ひとりの成長にすごく関心があるから、怒るのではなく「ここを磨けばもっと良くなる」という思いで叱っている。愛情があるからこそ本気で叱るし、みんなに成長してほしいと願っているからだ。


 だからテレビ制作のカメラワーク一つに関しても、たった1秒のズームのずれにまでこだわってダメ出しをする。そんな細かいことまで、と思われるかもしれない。だが、こうしたこだわりこそが、売り上げを2倍、3倍と伸ばす秘訣なのだ。




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