ウエアラブルの出荷台数、今年は20%増の1.2億台に

6月23日(金)6時0分 JBpress

米サンフランシスコで開催されたアップル主催イベントの会場で展示された腕時計型端末「アップルウオッチ」(2015年3月9日撮影)。(c)AFP/JOSH EDELSON〔AFPBB News〕

 米国の市場調査会社IDCがまとめたウエアラブル機器市場に関する最新リポートによると、今年(2017年)1年間における、これら機器の世界出荷台数は、昨年の1億430万台から20.4%増加し、1億2550万台に達する見通し。


Apple Watchなどの腕時計型、今年は56.9%に

 ウエアラブル機器には、米アップルの「Apple Watch」や、韓国サムスン電子の「Gear」に代表される「腕時計型」のスマートウオッチや、米フィットビット、中国シャオミ(小米科技)などが手がける「リストバンド型」のフットネストラッカーなど、さまざまな形態がある。

 それらのうち、現在、市場規模が最も大きいのは腕時計型だ。IDCによると、その今年の世界出荷台数は7140万台で、ウエアラブル市場全体に占める出荷台数比率(シェア)は56.9%と、大半を占める見通し。

 そして、これに次ぐのが、リストバンド型で、今年の出荷台数は4760万台。そのシェアは37.9%になると、同社は見ている。


市場は次の段階に

 実は、この市場が誕生した当初から、ウエアラブル機器の成長は、比較的安価なリストバンド型によって支えられてきたという経緯がある。それに伴い、一昨年前までは、その代表格であるフィットネストラッカーが急成長していた。ところが、ここ最近は消費者の好みに変化が生じ、腕時計型が注目されるようになってきた。

 例えば、昨年1年間のウエアラブル機器の形態別世界出荷台数は、腕時計型が4920万台(シェアは48.1%)で、わずかながらだが、リストバンド型の4870万台(同47.6%)を上回った。

 IDCによると、リストバンド型の低迷が顕著になったのは昨年末のこと。消費者はより実用性があり、多目的に使える機器に移行しつつあると、同社は指摘している。

 また、こうした市場動向について、IDCのリサーチマネジャー、ラモン・ラマス氏は、「ウエアラブル機器は単に市場に製品を投入して、認知度を高めるという段階から、ハードウエアやソフトウエアをうまく機能させ、いかに利用者に有益な情報を提供するか、といったことが重視される段階に入った」と述べている。

 そして、このことは今後、利用者に第2世代、第3世代の機器が提供されることを意味しており、ウエアラブル機器は、日常のデジタルアシスタントや、業務における大規模システムとの連携といった用途で、多種多様な製品が登場すると、同氏は予測している。


2021年には、ほぼ7割が腕時計型

 なお、IDCが予測する2021年の出荷台数は、腕時計型が1億6100万台で、その年平均成長率は26.5%。これに対し、リストバンド型は5220万台で、年平均成長率は1.2%にとどまる。

 この時点で、腕時計型は世界ウエアラブル機器出荷台数の67.0%を占めると、同社は予測している。

筆者:小久保 重信

JBpress

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