サントリー、「モルツ」終了→寂しい でも「ザ・モルツ」新発売→何が変わるの?

6月24日(水)19時5分 J-CASTニュース

新商品の「ザ・モルツ」は素材と製法にこだわった

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   サントリービールが1986年から販売しているスタンダードビールの「モルツ」を終了して、新たに味わいやパッケージを一新した「ザ・モルツ」を、2015年9月8日に発売する。

   サントリーのビールブランドは、この「ザ・モルツ」と、売れ筋の高級ビール「ザ・プレミアム・モルツ」、「醸造家の夢」と名づけたスーパープレミアムクラスの「〜ザ・プレミアム・モルツ〜 マスターズドリーム」の「3本柱」で、ビール市場の活性化を目指す。



「プレモル」より40円安く、30〜40歳代に照準



   サントリーは「ザ・モルツ」の発売に、「ビールの主力市場であるスタンダードビール市場に、強いブランドを確立したい」と力を込める。


   スタンダードビールは、アサヒビールの「スーパードライ」やキリンビールの「一番搾り」、サッポロビールの「黒ラベル」などの強力ブランドがしのぎを削る激戦市場。その半面、高級ビールや第3のビールに押されて、市場の縮小が顕著でもあった。


   サントリーもこれまで、高級ビールの「ザ・プレミアム・モルツ」と第3のビールの「金麦」に注力しており、スタンダードビールは手薄だった。現行のモルツが発売から29年が経過していることから、中味もパッケージも一新してシェアの拡大に向けて「攻め」に転じる。



   最近は消費者がビールに求める価値も、ビールがもつ「味わい」を楽しむように変わってきている。そのため、高級ビールが主力を形成し、市場では50歳代以上が6割超を占めるようになった。そうした中で、ザ・モルツは30〜40歳代に照準をあわせた。


   「ビール市場で、スタンダードビールは全体の4割超を占める、まだまだ主力のマーケットなんです」とサントリーはいう。


   「ザ・モルツ」の店頭想定価格は、350ミリリットル缶で220円(税込)。主力の高級ビール「ザ・プレミアム・モルツ」より40円安く、「スーパードライ」や「一番搾り」などと足並みをそろえた。


   「ザ・モルツ」は、年内(9〜12月末)に200万ケース(1ケースは大瓶20本換算)、2020年には年間1000万ケースの出荷が目標。「ザ・プレミアム・モルツ」や「金麦」などとあわせて、2014年に15.4%だったビール市場に占めるシェアを20%にするのが目標だ。



「『モルツ』終了って、『ザ・モルツ』になるだけか?」



   そんな「ザ・モルツ」だが、気になるのは、その味わいだ。


   現行のモルツとの味わいの違いを、サントリーは「これまでのモルツは苦みや甘みなどが同時に感じられるものでしたが、『ザ・モルツ』は苦みやコク、ほのかな甘みが複層的に、順を追って感じられるようになり、飲み飽きない味わいに変わりました」と説明。その味わいを「UMAMI」と表した。


   素材と製法にこだわり、素材はザ・プレミアム・モルツに用いている、チェコやその周辺国で収穫して製麦された、上質で深いコクが特長の希少な「ダイヤモンド麦芽」を一部で使用。製法は、これまで「ザ・プレミアム・モルツ」や「〜ザ・プレミアム・モルツ〜 マスターズドリーム」を通じて培った技術をもとに開発した発酵制御技術、「UMAMI発酵製法」を採用。苦味やコク、ほのかな甘みの理想的なバランスを実現。また、独自のHHS(高温高圧蒸気)製法で加工した麦芽を使うことで、爽快な後味に仕上げた。


   一方、パッケージは現行の白を基調にしたデザインから、「上質感や本格感を表す銅色を基調にして、1本の麦をシンプルにデザインすることで素材へのこだわりを表現しました」と、胸を張る。



   とはいえ、こうした「違い」がいま一つわかりづらいのか、インターネットでは


「ワロタ 『モルツ』終了って、『ザ・モルツ』になるだけか?」

「違うのは『ザ』だけだったりしてwwww」

「なんだ名前変えただけかよ。ビックリさせやがって・・・」

「でもビールってそんなに銘柄で味変わるの? 全部同じような気がするんだけど」

といった声や、


「えっ本当?? プレモルより断然モルツ派だったのですが。なんかとても寂しいです」

「モルツのブランド力が落ちているわけじゃないと思うんだけどねぇ...」

など、現行のモルツを惜しむ声もみられた。

J-CASTニュース

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