先進人事部はAIで「時短」した分、新たな取り組みができている

6月26日(月)6時0分 ダイヤモンドオンライン

AIを使った採用試験では、独自の問題でパーソナリティを問うため、参考書を使って試験対策をする必要がない

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人事領域でIT技術を使って働く人の情報を分析し、改善に役立てる「HRテクノロジー」の活用が進む。最前線では、社内試験の成績、勤務状況やキャリア、給与データなどあらゆる人事情報をAI(人工知能)に機会学習させることで、人間には思いつかないデータの相関性や傾向を導き出せるようになっている。退職者予測、新卒採用、働き方改革、経営人材のプール作りに取り組む人材・広告・食品・IT業界の4社を取材した。(ダイヤモンド・オンライン編集部 松野友美)


年中繁忙期の企業の人事部

事務作業の“時短”にAIが使える


 企業の人事部の仕事は年間を通して多岐にわたっている。閑散期はない。書類の用意や手続きなどの作業仕事から、社員の労務管理や相談などのサポート、研修や採用の準備など幅広い。関わる相手も経営者から事業部部員まで多種多様だ。人事パーソンはよほど効率的に動かないと仕事を裁くことができない。


 そんな彼らが今、注目しているのがAIだ。一口で言えば、企業で使われるAIは数学やコンピューター専門用語(コード)を使ってプログラミングして作られるソフトウェア(システム)のこと。とても理系的な代物だが、取材を進めると、「超文系」である企業の人事部でも、AIを「社員から仕事を奪う脅威」ではなく「優秀な機械」だと見なして利用するケースが増えていることがわかった。


 AIはビッグデータの分析が得意なので、社員ごとに系統立てた人事情報管理ができる。それによって事務作業が軽減されれば、その時間がぽっかりと空く。つまり作業の“時短”によって人事部はもっとクリエイティブな仕事に時間を使えるようになるかもしれないのだ。現場を回って腰を据えて社員一人ひとりと向き合い、社員の職場環境を視察したり、キャリアプランを練ったりと、戦略的に立ち回る余裕が生まれる可能性がある。「働き方改革」で“時短”が求められる現代にはもってこいの話であろう。


 また、AIは情報を読み込ませると、自動的にデータの相関関係を分析し、人間には思いつかない傾向を教えてくれる。精緻な分析結果を使えば、いままで人事パーソンの「K(勘)、K(経験)、D(度胸)」に頼り切っていた仕事が変わる。配置転換、人材の評価、経営者候補のあぶり出しなど戦略的な仕事に取り組みやすくなる。


 先進的な企業の人事部は今、どんなAI活用を行なっているのか。人事が抱える課題、それを解決するための具体的な取り組み、そして成果について見てみよう。




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