自社株買いや増配などの株主還元狙いなら 低ROEの現金を多く持つ株からチョイスせよ! おすすめの10銘柄をドドーンと紹介!

6月28日(日)17時10分 ダイヤモンドオンライン

6月1日に開始されたコーポレートガバナンスコードは、上場会社に対して「株主との対話」や「適切な情報開示」などの基本原則を示したもので、株主にとっても株主還元の強化が期待できるなどのメリットがある制度だ。では、そのチャンスを上手く使って儲けるには、どういった視点で銘柄を選べばいいのか。オススメの10銘柄とともにその方法を伝授しよう。


新ガバナンスコードの導入で

増配や自社株買いなどが積極化!


 今、日本株市場で最も重要なテーマは「配当や自社株買いなどの株主還元策」と、UBS証券CIOウェルス・マネジメントの居林通さんは断言する。


「新しいガバナンスコードの導入によって、配当水準が低い企業や自社株買いを避けていた企業の行動が変わると見ています」


 企業が投資家にとっていい変化を起こすと、株価は大きく上昇する。これまで、日本株が大きく上昇したのも、上場企業が経営効率を重視するようになったからだ。ROE(株主資本利益率)などの目標数値を企業が定めるようになり、海外の投資家が日本株に対する評価を高めた。


 こういった変化は、14年2月から始まったスチュワードシップコードによる影響も大きい。この制度は、日本の機関投資家が投資先の企業経営者に対して、企業価値を上げるように迫る役割を明記したもの。これによって、日本の機関投資家が株式を保有する企業に対し、「物を言う」ようになったのだ。


 さらに、6月1日に開始されたコーポレートガバナンスコードは、「株主との対話」や「適切な情報開示」などが基本原則となっており、企業は株主に対して、より説明責任が増す。今後は、豊富な現金を持っていながら、ROEが低い企業は、配当の増額や自社株買いが求められる可能性が高い。さらに、企業業績の好調も株主還元策の充実を後押しする。


「今期も日本企業全体では2桁成長が期待できるので、手元の現金が豊富な企業を中心に、株主への還元を増やすでしょう。エネルギー関連でも取り上げた商社など、まだROEが低水準の企業は特に注目です」


 ROEが低く、積極的な株主還元策をとってこなかった企業ほど、株価が出遅れているケースが多い。居林さんは日経平均の高値は2万1000円程度で、上昇余地は小さいと予測。しかし、全体が上がらない中でも、新制度の導入で変化を強いられた結果、株主還元に着手する企業は株価が大きく上昇すると見ている。


 ザイ編集部では手元の現金が豊富でROEが低い株を10銘柄ピックアップしてみた。ぜひ参考にしてもらいたい。




























































































































































☆キャッシュリッチな低ROE株のベスト10!!
株価(6/5)予想ROE実績ROE対時価総額

現金比率
詳細情報
1【会社名(コード)】シチズンHD(7762)
906円8.0%7.4%35%

【コメント】訪日客の増加で国内販売は好調を維持。時価総額に対する現金比率が35%と非常に高く、株主還元への期待が高い。
2【会社名(コード)】博報堂DY HD(2433)
1304円7.9%7.5%28%

【コメント】日本、アジアの広告市場の拡大で、今後の業績にも期待できる。ROEの水準が低く、経営効率が求められそう。
3【会社名(コード)】アンリツ(6754)
914円10.2%9.7%28%

【コメント】産業機械事業の拡大で増収増益を見込む。国内不調もアジアなど海外が好調。配当利回りは高いが手元現金が多い。。
4【会社名(コード)】バンダイナムコHD(7832)
2516円9.9%12.4%27%

【コメント】主力のガンダムの劇場映画は想定以上のヒット。今期ROE低下と有利子負債ゼロな点に加えて、手元現金も多い。
5【会社名(コード)】ヤマトHD(9064)
2519.5円7.6%6.6%22%

【コメント】今期は営業利益が4%増と小幅増益の見通しだが、今期も増配となる見込み。今後は自社株買いの期待も高い。
6【会社名(コード)】ブラザー工業(6448)
1958円11.8%14.8%19%

【コメント】前期は大幅増収増益を達成。前期配当性向が約15%と低く今期増配も今期予想ROEは前期より低下。
7【会社名(コード)】リンナイ(5947)
9730円9.1%8.4%17%

【コメント】ガス器具を展開。消費増税の影響で前期減益も、今期は国内の回復と海外事業成長で増益。自己資本比率は約7割。
8【会社名(コード)】リクルートHD(6098)
3960円8.7%9.6%14%

【コメント】会社予想は小幅減益も、既存ビジネスは好調だ。買収企業の潜在成長性が評価される局面へ。自己資本比率も高い。
9【会社名(コード)】信越化学工業(4063)
7601円6.6%13%

【コメント】業績は安定しているが、配当額が据え置きなど株主還元策に消極的。新制度の影響で、姿勢の変化に期待したい。
10【会社名(コード)】ロート製薬(4527)
1810円8.0%7.9%12%

【コメント】化粧品、再生医療などの事業を拡大中。大衆薬事業が安定しており、連続増配が続いているが、手元も現金は増加中。

ダイヤモンドオンライン

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