非鉄道オタクが開発した、「新幹線」新型車両の実力

7月4日(木)6時0分 ダイヤモンドオンライン

浅野浩二(東日本旅客鉄道 JR東日本研究開発センター 先端鉄道システム開発センター所長) Photo by Rika Yanagisawa

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 ぐんと伸びた22メートルものロングノーズ(長い鼻のような形状)で風を切り、最高時速(営業運転時)360キロメートルを目指して突っ走る。JR東日本は5月に次世代新幹線開発の試験車両「ALFA-X(アルファエックス)」を完成し、東北新幹線の仙台〜新青森間で走行試験をスタートした。


 ALFA-Xのプロジェクトリーダーを務める浅野浩二は、同社の先端鉄道システム開発センター所長でもあり、車両の研究開発に長く携わってきた。


 1988年、民営化でJR東が発足して入社した第1期生。「特段、鉄道好きではなかった」(浅野)が、「新しい会社でいろいろ面白いことにチャレンジできる」と大学に来た採用担当者から聞き、引き寄せられた。


航空機をライバルとした

速度至上主義を自問


 入社後は、鉄道会社らしからぬ、駅ビルや店舗開発の部門に配属された。当時はまだ駅ビルのルミネもアトレもなく、駅ビルは持ち主も名称もバラバラだった。そこで統一に向けた買収手続きや新店開発に奔走。展示会に会社の紹介ブースを出すなどイベント企画も担当した。ここで柔軟性と発想力が磨かれた。


 1年半後、大学で流体力学を専攻していたことから、車体技術の部門に異動し、脱線のメカニズム解明の担当になった。鉄道研究の権威がいる大学の博士課程で学位を取得し、工場で実践を積んだ後、新幹線の研究開発に携わる。


 82年に東北新幹線が開業して以降は航空機がライバルとなり、JR東は新幹線の速度アップを追求してきた。92年に完成した試験車両「STAR21」では最高時速425キロメートルを達成し、2005年に完成した試験車両「FASTECH(ファステック)360」も営業速度の向上が主目的だった。





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