伝統産業「日本酒」を次の世代へ 副業でできることは何か

7月7日(日)7時23分 財経新聞

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 日本酒は、日本の歴史文化に最も根差した酒の一つだ。しかし近年では輸出は伸びているものの国内出荷量は減少が続いており、1998年には約113万キロだった国内出荷量は、2017年には約53万キロに減少、ピーク時と比べれば1/3にまで減っている。

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 日本の伝統産業でもある「日本酒」を次の世代に引き継ぐために、副業でできることは何かあるのだろうか。

■変容してきている「日本酒」の現状
 2014年、来日したアメリカのオバマ大統領(当時)に安倍首相がプレゼントしたのは、山口県の銘酒「獺祭(だっさい)」だった。

 この「獺祭」は徐々に全国的な評判を厚め、若い世代にも広がりを見せている。他にも秋田の「新政(あらまさ)」、三重の「而今(じこん)」といった日本酒が人気だ。そしてこれらに共通しているのは、”ブランド酒”であることだ。

 日本酒全体の出荷量は減少傾向にあるが、その中にあって”ブランド酒”は他にはない伸びを見せている。

 とりわけ顕著なのは、海外での注目度の高さだ。我々の知る「日本酒」は「SAKE」となり、感度の高い海外の人々に「クールな酒」として受け入れられている。

 日本酒もワインのように、ストーリー性といった付加価値をつけるブランディングが試みられている。さらに伝統産業としての酒蔵の危機を救うため、若い世代が日本酒業界に参入する動きも目立っている。

■副業で伝統産業に貢献できる
 日本酒を「作る」には国家資格が必要だが、得意な「飲む」方を活かしてみてはどうだろうか。日本酒に関連したの資格認定を行っているSSI協会には、「利酒師(ききさけし)」という資格がある。つまり、日本酒の”ソムリエ”だ。

 他にも、「酒匠」、「日本酒学講師」、「国際利酒師」、「日本酒ナビゲーター」など、よりレベルの高い資格もある。資格に合わせ、ブログなどで日本酒の魅力や料理との組み合わせを発信していくことも可能だ。

 そして単に利益を追求するのではなく、「伝統産業に貢献している」という充実感は、副業の強いモチベーションにもなるだろう。趣味や得意なことを活かせるのは、副業の大きな魅力だ。日本酒という伝統産業を次の世代に引き継ぐために、副業で資格取得から挑戦してみてはいかがだろうか。

財経新聞

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