【全興連ミニシアター支援プロジェクト「♯ミニシアターへ行こう」】 第1弾:現存する日本最古級の映画館、高田世界館(新潟県上越市)がデジタル映写機(DCP)等一新のためのクラウドファンディング開始!

2024年7月10日(水)16時46分 PR TIMES

映画館ごとにクラウドファンディングを実施し、デジタル映写機(DCP)更新等により苦境に立つミニシアターを支援

 国内最大級のクラウドファンディング・プラットフォームを運営する株式会社MotionGallery(本社:東京都中央区 /代表取締役:大高健志)は、全国興行生活衛生同業組合連合会(略称:全興連)によるミニシアター※を対象とした支援プロジェクト「♯ミニシアターへ行こう」のクラウドファンディングをサポートいたします。

 プロジェクト第一弾として、現存する日本最古級の映画館、高田世界館(新潟県上越市)のクラウドファンディングを本日より開始します(目標850万円|10月31日23:59まで)。また、アンバサダーの「おまけの夜」、大島育宙によるYoutubeも公開されました。映画上映のために不可欠なデジタル映写機、スクリーンを一新し、文化財でもある地域の文化拠点のさらなる飛躍を目指します。

クラウドファンディング:https://motion-gallery.net/projects/takadasekaikan-next
Youtube「おまけの夜」:https://youtu.be/5mYWcjMlWNM?si=TDhM7wpXhctG8kHr

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 ミニシアターがなければ、次世代の作り手の映画が日の目を見ることもなくなり、日本文化の大きな損失となってしまいます。映画文化継承のためにもぜひこの支援プロジェクトをご注目ください。 

※ミニシアターとは、4スクリーン以下で、単館系・アート系と呼ばれる作品を主として上映する劇場を対象としています。

ミニシアターの現状


それぞれに味わい深い魅力を持ち、記憶に残る映画体験を提供し続けてきたミニシアター。次の才能を出す場所でもあり、映画文化の礎とも言える重要な施設ですが、経済性が難しい業態であり、経営が難しい状態が続いています。コロナ禍では、自粛要請等により全国で閉館の連鎖が起きる危機に直面するも、3億3,000万円以上を118劇場103団体に分配した「ミニシアター・エイド基金(https://motion-gallery.net/projects/minitheateraid)」などを通じての映画ファンの支援により、なんとか多くのミニシアターが危機を乗り越えました。しかし、今も継続危機が去っていません。デジタル映写機(DCP)買い替えをはじめとする設備の老朽化、事業継承の問題など、大きな設備投資がいま全国のミニシアターに迫っていて、新たな危機を迎えています。
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「♯ミニシアターへ行こう」とは


ミニシアター継続の危機を打破すべく、全興連が立ち上げた本プロジェクトは、映画館存続に不可欠なデジタル映写機更新等のための資金を各映画館がクラウドファンディングで募るほか、企画に賛同する映画関連のインフルエンサーの方を各映画館のアンバサダーに起用し、共にミニシアターを盛り上げていきます。また、特設ページを立ち上げ、全国のミニシアター一覧や、各映画館が実施するクラウドファンディングの告知、ミニシアターに行きたくなるコラム、キャンペーン情報などを発信します。https://moviewalker.jp/special/minitheater/  
※参加希望の映画館、アンバサダー(インフルエンサーの方)を募集しています。

第一弾:新潟にある日本最古級の映画館を残したい!「高田世界館」の次なる10年に向けたプロジェクト


▼高田世界館の歩み
高田世界館は、新潟県上越市高田地区にある明治44(1911)年に建てられた建物で、現存する映画館としては日本最古級とされています。城下町・高田で100年以上にわたり映画館として営業してきたものの、建物の老朽化は避けられず、個人オーナー所有の時代には取り壊しの危機も。そんな中、市民が主体となって保存運動を立ち上げ、その後設立されたNPOが建物を引き継ぎました(2009年)。NPO設立当初は修繕ボランティアの募集を呼びかけたり、建物を文化財として申請したりするなど、地域コミュニティを巻き込みながら、現在の営業体制の基礎となる部分を築きました。全国に存在を認知されるきっかけにもなった映画のロケもこの時期でした。その後、2014年にUターンでやってきた現支配人の上野氏の手により定期上映が再開。今では全国に広がるミニシアター文化の一端を担う劇場へと成長しました。コロナ禍での売上の落ち込みも、映画ファンや地域の方々からの寄付等でなんとか乗り越え、上映プログラムの多様化など営業努力によってコロナ禍以前の数字まで持ち直すことができ、直近の2023年度では過去最高の来場者数を記録。とはいえ、映画収入だけでは映画館運営の費用を賄えておらず、見学料や、施設レンタル料と合わせて収益としています。
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▼突然の映写機故障。やってきた更新のタイミング
コロナ禍を乗り越え、意気込んでいた矢先、今年4月に入り、突然の映写機の故障。去年からアラートが出るなど不具合が起きながら使ってきたものの、消耗品であるデジタル映写機の更新を突きつけられた瞬間でした。応急処置をして上映を続けていましたが、緊急性の高まりにより、急遽5月末に映写機を交換。この映写機はとても高価なもので、前身の機械を導入した時も中古で500万円ほどかかりました。現行の映画興行の主流であるこのシステムを用いずに映画館を営業することはできません。1スクリーンしかなく、やっとのことで赤字ラインを越えることができるかどうかの経営を行っている映画館としては500万円(フルスペックならそれ以上)かかる出費は相当厳しい状況です。大前提として、100年以上経つ建物を維持保存することがNPO法人としての使命であり、現在も修繕を重ねつつの運営をしています。去年は雨漏りが発生し、屋根修繕も行いましたが、常に改修の出費が生じるリスクがある中で映写設備への大規模な支出を行うことには危うさをはらみます。

▼現在は映画館としての定着期。安定した運営体制へ次なる一手
映画館(建物)としては老舗ではありますが、経営体としては新興の劇場と言える高田世界館。10年前に定期上映が再開してから順調に売上を伸ばしつつありますが、年間を通して来場者の浮き沈みもあり、決して映画館として地域に定着したとは言い切れません。今回のクラウドファンディングは、NPO法人設立15年の節目を迎え、新たなステージに進んでいこうというタイミングにおいて実施します。
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▼方向性1.:上質かつ安定した上映環境をめざし、設備を更新
今回はデジタル映写機の交換費用の補填だけでなく、今以上の映画の鑑賞体験の改善を目指します。具体的には、スクリーンの貼り替えです。映写機と同様にスクリーンもまた定期的に替えなければならない消耗品です。現在のものは、最後に替えた記録は残っておらず、相当年数が経っているものと思われます。かねてよりリニューアルを図りたかったのですが、張り替え費用が高額であること、また現状でも映画そのものは映せることから先送りされてきたことでもあり、数十年ぶりにスクリーンを張り替えたいと思います。
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▼方向性2.:映画館を支える新たな収益の柱=物販事業を創設
映画館は映画上映で収益を上げて当然のことと思いますが、それだけでは地方の映画館(ミニシアター)は難しいことを体感しております。 来場者の増加を目指して努力を続ける一方で、そればかりになると多様な上映ラインナップが損なわれてしまうというジレンマもあります。時には利益を度外視しても「やるべき」作品があります。それは、ミニシアターの辛いところが凝縮されたような瞬間でもあります。高田世界館では映画上映以外の収益を得ており、そもそもが収益の多様化が図られています。更なる収益構造の強化のために新事業として物販事業を展開します。具体的にはオリジナルグッズの販売で、制作設備そのものを導入し、多彩なデザインを即時的に制作し、イベントに合わせたコラボグッズも展開も可能にしていきます。

高田世界館よりメッセージ


地方はどの街も例に漏れず高齢化が進み、若者が都心に出ていってしまっています。そんな中、高田では古い町家をリノベーションしてお店を開いたりするなど、新しい動きも見られるようになってきました。高田世界館にも、若いお客様が以前より見られるようになるなど希望を感じさせる瞬間もあります。 映画館不遇の時代はこれからも続くかと思いますが、新たなアイディアで人を呼び込み、人々の生活になくてはならない場所にできればと考えております。応援のほど、何卒よろしくお願いいたします!
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クラウドファンディング概要


文化財でもある映画館「高田世界館」を、今後も映画館として残すためのプロジェクトです。上映するためのデジタル映写機、映画を映すためのスクリーンを新しくし、地域の文化拠点としてさらなる飛躍を目指します。
期間:10月31日(木)23:59まで
目標:850万円
用途:プロジェクターの交換費用 500万円 、スクリーンの張り替え費用 200万円
Tシャツ製造機(プリンター)導入費用 100万円 、物販促進費用 50万円 合計 850万円
リターン:3,000円〜200,000円
純粋応援、トートバッグ+鑑賞券1枚、高田まち歩きランチプラン、高田呑み歩きプラン、推しの作品を上映!プラン、映画のパトロンプラン(地域の中高生100人を対象として無料招待)、貸切上映プラン、生前葬プラン、結婚式プラン等
スケジュール:映画館の営業日や業者の工期との兼ね合いで後ろにずれる可能性がありますが、2025年中には確実に実施予定です。 
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「♯ミニシアターへ行こう」についてのお問合わせ(一般):
全興連ミニシアター支援事業運営事務局(株式会社ムービーウォーカー内)minitheater@moviewalker.co.jp

「高田世界館のクラウドファンディング」についてのお問合わせ(一般):
株式会社MotionGallery  contact@motion-gallery.net

[画像11: https://prtimes.jp/i/30743/89/resize/d30743-89-4f99f247c725d5fcfbb5-10.png ]

MOTION GALLERYは、みんなの共感をパワーに、社会に新しい体験・価値観をもたら す創造的なプロジェクトを実現するクラウドファンディング・プラットフォームです。
https://motion-gallery.net//

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