本田圭佑選手の専属分析官が語る、 「何かをやるのに遅いということは決してない」

7月11日(水)6時0分 ダイヤモンドオンライン

「何かをやるのに遅いということは決してない。」白石氏の強いメッセージでもある。

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サッカー日本代表・本田圭佑選手の専属分析官(アナリスト)の白石尚久氏。

専属分析官とは、本田選手と行動をともにして、彼個人の“戦術参謀”的な役割を担う仕事である。


41歳で本田選手の専属分析官となった白石氏のサッカー・キャリアのスタートは18歳。

驚くほど遅い。部活動未経験で大学の体育会サッカー部にさえ入れなかった彼は、

単身アルゼンチンに渡り、育成選手からコツコツとキャリアを積み上げていく。


そして、36歳の時にアジア人で初めて欧州1部リーグの監督(スペイン女子)に就任。

41歳でACミラン、パチューカ所属の本田圭佑選手(日本代表)の専属分析官に—。


幾度となくやってくる困難や理不尽を乗り越え、年齢の壁を超えていく白石氏。

彼の不屈の精神と燃えたぎる闘志とは?

本記事では、初の著書である『何かをやるのに遅いということは決してない。』から、内容の一部を再編集し特別公開する。(まとめ/編集部)



18歳でサッカーを始めた僕が、

41歳で「本田圭佑選手の専属分析官」に


僕は2018年6月まで、サッカー日本代表・本田圭佑選手の「専属分析官(アナリスト)」を務めていた。2017年はACミラン(イタリア1部リーグ・セリエA)とCFパチューカ(メキシコ1部リーグ。以下パチューカ)でプレーをした本田選手。2017年3月より約1年、彼とともにイタリアそしてメキシコの地で、“進化し続ける本田圭佑”を、さまざまな形でバックアップしてきた。


そしてこれから(2018年7月現在)は、オランダの1部リーグ・SBVエクセルシオールでアシスタントコーチ/テクノロジーストラテジストとして、新たな挑戦を続けていく。



専属分析官——あまりなじみのない言葉かもしれない。早い話が、本田選手と行動をともにして、彼個人の“戦術参謀”的な役割を担う仕事である。


本田選手自身のプレーや対戦相手、彼がマッチアップする選手の詳細なデータを分析して、そこからもっとも効果的な戦術を構築していく。対戦相手のプレースタイル、マッチアップする選手の特徴・弱点、ゴールキーパーのポジショニング、最近の本田圭佑選手自身のパフォーマンスについてなどなど、さまざまな方面から分析をおこなう。


もうひとつ、僕には大事な仕事があった。

それは、本田圭佑選手のトレーニングなど、フィジカル面でのサポートだ。ACミランとパチューカのときは、自主練の時間などを使って、本田圭佑選手の課題解決の「テーマ」を設定して練習をおこない、サッカー技術を磨いていった。


例えば、ロングシュートやミドルシュートの精度を上げるためのメニューは、こんな感じだ。


ゴールマウスの真ん中にポールを立てて、右と左、2つに分ける。

そこから40メートル離れた位置に本田選手は立ち、右エリアをノーバウンドでボールが通過するようにゴールを狙う。

プロとはいえ、ノーバウンドで右半分だけを狙うというのは容易ではない。しかし、練習を重ねて40メートルのキックを強く正確に蹴ることができれば、20〜30メートル離れた場所からのキックは、より精度の高いものになる。

キックの精度が上がることで、「自分は遠くからでも決めることができる」というイメージが出来上がるのだ。そうなると、どんな場面でも迷いなくシュートを打って勝負に出られるというわけである。


先日のワールドカップロシア大会の1次リーグ、セネガル戦。1点を追う後半33分に、日本人初の3大会連続ゴールを決めた本田選手。シュート練習と聞いて、あの同点弾をイメージした人もいるだろう。あのゴールは、本田選手の、日々のとてつもない努力の賜物だと僕は思っている。





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