IPO株はなぜ人気? 鍵となる「主幹事証券会社」とは

7月13日(金)16時40分 オリコン

IPO株でよく聞く「主幹事」とは? 仕組みや当選確率を解説(画像はイメージ)

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 高い確率で利益が得られるといわれ注目されるIPO株。通常の株式投資に比べ時間や知識を必要としないため、投資初心者でも十分に勝率を見込めることが特徴だ。ただし、IPO株を買うためには厳しい倍率の抽選に当選しなければならない。今回はIPOの基礎情報からIPO株購入の当選確率を上げるために重要となる「主幹事証券会社」まで詳しく解説していく。

■IPO株は利益を出しやすい?

 IPO(アイピーオー)とは、株の新規公開や新規上場を意味する「Initial Public Offering」の略語で、未上場の企業が株式を新たに証券取引所に上場し、市場で取引できるようにすることを指す。企業はIPOを行うにあたって証券会社に新規発行株の扱いを委託するが、引き受けた証券会社は企業の業績や将来性、同業種の株価などを鑑みて、上場前の適正な株価である「公募価格」を算出する。

 さらにIPO株投資とは、上場前の株を公募価格で買い、上場初日に初めてつく株価である「初値」で売ることで利益を出すことをいう。一般的に初値は公募価格を上回る値をつけられることが多く、「IPO株は利益を出しやすい」といわれている。

 非常にメリットが大きいIPO株だが、誰でも自由に買えるというわけではない。IPO株は通常の株とは異なり一定の株数のみが売りに出されるが、儲けを生む可能性の高さからほとんどの銘柄で売り出される株数よりも購入希望者のほうが多くなるため、抽選によって購入者が選ばれるのだ。この抽選に当選しなければ、IPO株は購入することができない。当選確率は申し込む銘柄や証券会社、申し込む人のステータスなどによって変わってくるが、非常に低いのが一般的で、人気の銘柄になると1%を切ることもある。

■IPOで重要な幹事証券会社とは?

 IPOにおいて重要な役割を果たすのが、「幹事証券会社」だ。これはIPOをするに際して申請企業をサポートする業務を行う証券会社のこと。幹事証券会社の役割は多岐に及んでいて、上場申請書類の作成指導から株式の引き受けや公募価格の設定、上場後の資金調達に関する助言などさまざまな業務を行う。幹事証券会社は4〜7社の複数の証券会社が共同で担うのが一般的だが、そのうち中心的な役割を果たす証券会社のことを「主幹事証券会社」という。なお、引き受け会社になるためには資金力が必要となるため、幹事証券になるには30億円以上の資本金があることが条件と金融商品取引法で定められている。

■当選確率を上げる方法はあるのか

 説明したように、IPO株を買うためには高倍率の抽選に当選しなければならない。しかしIPOの仕組みをきちんと理解することで、その当選確率を少しでも上げるための工夫ができる。

 IPOはその都度、証券会社ごとに購入権が分配されるという仕組みになっている。各証券会社は割り振られた株式に対して抽選を行い、それに当選した投資家のみが購入権を得られる。つまり、できるだけ多くの証券会社に口座を開いておけば、その分抽選に参加する回数を増やすことができ、当選の確率が上がるというわけだ。

 とはいえ複数の会社に証券講座を開設し抽選に応募したい場合は、各口座に一定の資金を入れておかないと抽選対象にならないため、資金力が必要になる。初心者にとってはハードルが高いというのが実際のところだろう。そこで注目したいのが、先に触れた主幹事の証券会社を狙うこと。なぜならばIPO株の割当は証券会社ごとに異なり、中でも主幹事がもっとも大きな割合を占めるからだ。少しでもIPO株の当選確率を上げたいなら、まずどこの証券会社が主幹事になるのかを把握し、そこから抽選を申し込むのが賢い方法だ。

(文/回遊舎 及川ふゆみ)

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