ウナギ以外で「丑の日」=絶滅危惧、販売抑制—小売り各社

7月14日(土)4時35分 時事通信

「丑(うし)の日」に向け、ステーキやギョーザをアピールする「らでぃっしゅぼーや」の通販カタログ

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 今月20日と8月1日の「土用の丑(うし)の日」にはステーキやサバを—。ニホンウナギの稚魚の不漁が続き、絶滅も危惧されていることから、スーパーや百貨店で販売を抑制したり、肉など代替商品の扱いを増やしたりする動きが目立ち始めた。
 品薄で入荷が難しくなっている中、「消費をあおるような過度な商戦を続け、結果としてウナギを食べられなくなれば元も子もない」(大手百貨店)との危機感もあるようだ。
 食材通販大手のらでぃっしゅぼーや(東京)は「スタミナがつくものは他にもある」(担当者)と、今年から丑の日に向けてステーキやギョーザを売り込む。西武池袋本店(東京)は例年通り専門店のウナギを用意するが、売り場の過剰な演出は抑制。代わって、牛肉やアナゴを食べて精をつけようとアピールする予定だ。
 イオンは、流通経路の不明なニホンウナギの仕入れを制限し、乱獲防止につなげたい考え。不足分は、かば焼き風のサバや豚バラ肉などで補完する。イトーヨーカ堂もウナギの通年の調達量を抑制する一方、サンマのかば焼きなど代替品の品ぞろえを強化している。
 ニホンウナギは、稚魚であるシラスウナギの乱獲を防ぐ国際的な枠組みがないことなどから、資源回復のめどが立っていない。一方、環境保護団体グリーンピース・ジャパンの調査によると、2017年に日本国内のスーパーで少なくとも計2.7トンのウナギのかば焼きが売れ残り、廃棄されたといい、商戦の行き過ぎを指摘する声もある。 

[時事通信社]

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