【パリオリンピック】TEAM JAPAN(陸上競技)結団式を実施!~一堂に会し、本大会に向け、士気を高める~
2024年7月16日(火)15時46分 PR TIMES
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/25141/575/25141-575-6bf11f2dfaf044d9ec7b6269d9022d33-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
日本陸連は7月12日夕刻、7月26日に開幕するパリオリンピックにおいて、大会終盤となる8月1〜11日に競技が行われるTEAM JAPAN(陸上競技)の結団式を開催しました。
パリオリンピックに向けては、6月末の日本選手権終了時点で内定していた選手に加え、その後、2回に分けて、内定選手を発表。最終的に、選手・役員合計85名の選手団で臨むことになっています。
>>日本代表選手一覧はこちら
(遷移先:https://www.jaaf.or.jp/olympic/paris2024/news/article/18659/)
今回の結団式も、近年の国際競技会結団式にならって、オンラインでの開催となりました。結団式には、国内外で準備を進める代表選手、選手団のコーチ、スタッフが、画面越しながら一堂に会することに。その模様は、限定公開の形で、関係者に向けてライブ配信されました。
16時から行われた結団式は、大学時代まで陸上競技に取り組み、現在は俳優・タレントとして活躍する一方で、リレーフェスティバルをはじめとする陸上界のさまざまなイベントで名MCとして知られている宇佐美菜穂さんが司会進行を担当。「全陸上部のOB・OG、そしてファンの皆さまの代表として、熱いひとときを過ごしたい」という言葉とともに、スタートしました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/25141/575/25141-575-8383f27c67d736cafb1a954ad35777ca-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
最初に宇佐美さんから、日本代表に選出された59名の選手が1人ずつ紹介されたのちに、帯同する役員とスタッフの一覧が掲示されました。今大会では、男子35名、女子20名、補欠登録4名(男子3名/女子1名)の合計59名の選手と、26名の役員から成る総勢85名が、チームジャパンとしてパリで戦うことになります。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/25141/575/25141-575-93febb4c3c04564cec5eab0c55e81708-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
式辞の最初を務めたのは、日本選手団の監督を務める山崎一彦強化委員長。この日の深夜に行われるダイヤモンドリーグに出場する選手に帯同して、滞在先であるモナコからの参加となった山崎委員長は、まずチームジャパンの結団に際して、「集団にならずとも結束力があり、実力発揮ができるチームをつくろう」「チームジャパンとしてのプライドを持って戦っていこう」の2つを提示。選手たちに向けて、「“このオリンピックで結果を出してやろう”とか思わなくてもいい。まずは今から全力で準備を行って、全身全霊で競技会に臨むだけ」と述べたうえで、「私たち1人1人の全力の姿を、私たちの陸上競技を、日本中に伝えられるように、みんなで結束して結団していければと思う」と呼びかけました。
また、オリンピックでは、サポートできるスタッフの人員が制限される状況になる点を示し、「なかなかフルサポートには至らないかもしれないが、(人員が少ない分)私たちスタッフが何倍もの労力で、皆さんをサポートしていく。コーチングスタッフも皆さんと同じ気持ち。陸上界、皆さんの1人1人のために、全力を尽くしていきたい」とコメント。「もう1〜2週間後には、皆さんとお会いできる。笑顔で、パリへ向けてやっていきましょう」と締めくくりました。
次に、選手を代表して、今大会の男女主将に任命された飯塚翔太選手(ミズノ、男子200m代表)と北口榛花選手(JAL、女子やり投代表、ダイヤモンドアスリート修了生)が挨拶を行いました。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/25141/575/25141-575-16284c829191706c02f9e82ab29a2e13-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「開催まで残り3週間を切っているところだが、皆さんの準備がうまく行くこと、本番でベストパフォーマンスができるように祈っている。自分自身も、ベストパフォーマンスを出しきれるように、これからしっかり準備に励んでいきたい」と口火を切った飯塚選手は、「皆さんの今回の活躍が未来に繋がるように、陸上が注目を浴びて、次の世代に刺激を与えられるような、陸上界の存在を日本に見せられるようなパフォーマンスを、みんなで出していきましょう」と選手たちを鼓舞しました。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/25141/575/25141-575-b0452f399c4910602062226532a3e80e-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
数時間後にダイヤモンドリーグ・モナコ大会に出場するスケジュールとなっている女子主将の北口選手は、結団式への出席は叶わなかったものの、動画でメッセージを寄せました。2回目のオリンピック出場ながら、前回はコロナ禍での自国開催であったことから、「他国で行われるオリンピックがどんな雰囲気なのか、全く想像できていない」と話した北口選手は、「平和の祭典であるオリンピックのすべてを楽しみたい」とコメント。そして、「決勝で悔しい思いをした東京大会から3年。(この間に)決勝進出から金メダルまで、確実にステップしてきたと思うので、(パリでは)メダル獲得を目標に、オリンピック本番まで試合を重ねながら仕上げていき、本番でまた歴史を塗り替えたい」と、自身の目標を力強く語るとともに、「チームジャパンとしての個々の頑張りは、必ずチーム全体の勢いになると思うし、これからの日本陸上界、スポーツ界の勢いになると思う。最高の結果を残せるように頑張りましょう」と仲間たちに呼びかけました。
続いて登壇したのは、尾縣貢日本陸連会長です。尾縣会長は、今大会は日本オリンピック委員会(JOC)のチームジャパン団長として、陸上を含むすべての競技をみていく立場で、現地へ入ることになっています。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/25141/575/25141-575-a3f90819f4bf25f74c4f61d9b519e8a6-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
まず代表入りを果たした選手と、それを支えた各選手のスタッフに祝福と敬意を示した尾縣会長は、「3年前の東京オリンピック。静まりかえった国立競技場を思い出す。今回、パリでは、皆さんは大観衆のなかで、競技をすることができる。本当に嬉しく思う」と述べ、「医療従事者の皆さんをはじめ、関係各位のご尽力、そして皆さんをここまで支えてこられたすべての方々があってこそ、皆さんの今がある。私たちは、このパリを、“感謝を返す場”としたいと思っている」と話しました。
そして、選手たちに向けては、「まずは、自己実現の場だと思ってほしい。皆さんがひたむきに頑張る、すべての力を出しきる姿を見て、多くの人たちは何かを感じてくれる。こうやって頑張っている1人1人が集まって、チームジャパンが構成されていく」と激励。日本選手団役員として指導やサポートにあたるスタッフ、さらには現地に帯同することになる各選手のスタッフそれぞれに対しても温かなエールを送りました。
最後に用意されたのは、選手団への激励の動画です。陸上ファンや、さまざまな大会の関係者などから寄せられた応援の言葉とともに、チームジャパンを鼓舞する映像が盛り込まれたモチベーション動画で、結団式は締めくくられました。
結団式終了後には、男子主将として、自身4回目となるオリンピックに臨む飯塚翔太選手がオンライン取材に応じました。飯塚選手のコメント(要旨)は、別記の通りです。
【取材対応選手コメント(要旨)】
◎飯塚翔太(ミズノ) 男子主将、200m代表
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/25141/575/25141-575-cea05f9ee8602880a8869306a381bcd6-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
この結団式を機に、改めて、「オリンピックがいよいよスタートするんだな」と思った。選手の皆さんと顔を合わせたことで、より実感が湧いてきて、「これから戦いに行くんだ」という気持ちが強まった。今回で4回目の代表となるが、自分と同世代の選手は、本当に数少ない状態となっていて、逆に、若い世代の選手たちに交じらせてもらっているという気持ちが大きい。
初めて代表になった2012年ロンドン大会のときは、僕はまだ学生で、21歳だった。その自分が今、主将として現地に行くということに、すごく感慨深い思いがある。これまでの国際大会では、リレーキャプテンといった感じの役割を務めたことはあるが、主将はどうだったか…。実は、中学・高校・大学と、キャプテンになったことは一度もなく、社会人になってから、こういう機会をいただくことになった。僕自身は、「ザ・キャプテン」といった感じの動き方が苦手。みんなの中に割って入って、中でうまく動かすような形のほうが好きなので、みんなを引っ張っていくという意識はあまりないのだが、(主将としては)選手全員がやりやすいような、フラットな雰囲気が、自然に出せたらなと思っている。
オリンピックは、いろいろな国の選手たちと交流する機会が、世界選手権よりもある。僕自身も、4年に1回のタイミングで海外の友達や顔見知りが増えて、そのことによって「次のオリンピックでまた会いたい」という気持ちになったり、その選手の国に行くことになったり、という経験をしてきた。それは、陸上競技をやっているうえでの一つの醍醐味。その後の海外転戦でまた会って仲間が増えたり、そこでプレーすることの喜びや楽しさだったり、パフォーマンスが安定することだったりに繋がり、そういう形で、自分の陸上人生が豊かになる、輝くものになるというのが、オリンピックという最高舞台ならではの醍醐味だと思う。皆さんにとっても、そういった貴重な機会になってほしいなと思っている。
僕自身は、前回のオリンピックで(相手が代表入りできずに)会えなくなった選手も何人かいて、そういった選手が最近は増えてきているので、そういった意味でも貴重な機会だと考えている。
今回のパリ大会は、コロナ禍が明けて初めてのオリンピックとなる。結団式で、尾縣会長も話しておられたが、お客さんがたくさんいるなかで走ることになるのは、すごく楽しみだし、選手全員がそれを嬉しく思っている。僕自身がこれまでに出た、それぞれのオリンピックで、いろいろな特徴があった。お客さんの感じが違ったり、応援の声のメリハリとか音の出し方…ブラジルだとブブセラが鳴ったり、東京では静かだったりと、大会ごとに違いがあったことを面白く感じてきた。今回のパリが、どんな雰囲気になるのか、とても楽しみにしている。
パリオリンピックは7月26日に開幕しますが、陸上競技は会期後半となる8月1日から11日までの日程で、競技が行われます。日本陸連では公式ホームページ内に特設サイトをオープンし、チームジャパンの活躍をはじめとするさまざまな情報を随時紹介。また、日本代表選手に向けた、ファンの皆さまからの応援メッセージなども募集していく予定です。ぜひ、お役立てください。
※コメントは、オンライン取材における発言の一部をまとめました。より明確に伝えることを目的として、編集・補足を加えています。
文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
【特設サイト】
>>https://www.jaaf.or.jp/olympic/paris2024/
【パリオリンピック日本代表選手記者会見】
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=fAMnTeZmdCo ]
▼レポート記事はこちら
https://www.jaaf.or.jp/news/article/20471/
▼ライブ配信アーカイブ
https://www.youtube.com/live/7SVQI0S73Ug
▼陸上日本代表オフィシャルサイト
https://www.jaaf.or.jp/teamjapan/
【日本代表選手選考要項】
▼1.パリ2024オリンピック競技大会 トラック&フィールド 日本代表選手選考要項
https://www.jaaf.or.jp/files/upload/202309/21_112524.pdf
▼2.パリ2024オリンピック競技大会 競歩種目日本代表選手選考要項
https://www.jaaf.or.jp/files/upload/202309/21_112516.pdf
▼3.パリ2024オリンピック競技大会 マラソン日本代表選手選考要項
https://www.jaaf.or.jp/files/upload/202303/29_140927.pdf
日本陸連は7月12日夕刻、7月26日に開幕するパリオリンピックにおいて、大会終盤となる8月1〜11日に競技が行われるTEAM JAPAN(陸上競技)の結団式を開催しました。
パリオリンピックに向けては、6月末の日本選手権終了時点で内定していた選手に加え、その後、2回に分けて、内定選手を発表。最終的に、選手・役員合計85名の選手団で臨むことになっています。
>>日本代表選手一覧はこちら
(遷移先:https://www.jaaf.or.jp/olympic/paris2024/news/article/18659/)
今回の結団式も、近年の国際競技会結団式にならって、オンラインでの開催となりました。結団式には、国内外で準備を進める代表選手、選手団のコーチ、スタッフが、画面越しながら一堂に会することに。その模様は、限定公開の形で、関係者に向けてライブ配信されました。
16時から行われた結団式は、大学時代まで陸上競技に取り組み、現在は俳優・タレントとして活躍する一方で、リレーフェスティバルをはじめとする陸上界のさまざまなイベントで名MCとして知られている宇佐美菜穂さんが司会進行を担当。「全陸上部のOB・OG、そしてファンの皆さまの代表として、熱いひとときを過ごしたい」という言葉とともに、スタートしました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/25141/575/25141-575-8383f27c67d736cafb1a954ad35777ca-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
最初に宇佐美さんから、日本代表に選出された59名の選手が1人ずつ紹介されたのちに、帯同する役員とスタッフの一覧が掲示されました。今大会では、男子35名、女子20名、補欠登録4名(男子3名/女子1名)の合計59名の選手と、26名の役員から成る総勢85名が、チームジャパンとしてパリで戦うことになります。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/25141/575/25141-575-93febb4c3c04564cec5eab0c55e81708-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
式辞の最初を務めたのは、日本選手団の監督を務める山崎一彦強化委員長。この日の深夜に行われるダイヤモンドリーグに出場する選手に帯同して、滞在先であるモナコからの参加となった山崎委員長は、まずチームジャパンの結団に際して、「集団にならずとも結束力があり、実力発揮ができるチームをつくろう」「チームジャパンとしてのプライドを持って戦っていこう」の2つを提示。選手たちに向けて、「“このオリンピックで結果を出してやろう”とか思わなくてもいい。まずは今から全力で準備を行って、全身全霊で競技会に臨むだけ」と述べたうえで、「私たち1人1人の全力の姿を、私たちの陸上競技を、日本中に伝えられるように、みんなで結束して結団していければと思う」と呼びかけました。
また、オリンピックでは、サポートできるスタッフの人員が制限される状況になる点を示し、「なかなかフルサポートには至らないかもしれないが、(人員が少ない分)私たちスタッフが何倍もの労力で、皆さんをサポートしていく。コーチングスタッフも皆さんと同じ気持ち。陸上界、皆さんの1人1人のために、全力を尽くしていきたい」とコメント。「もう1〜2週間後には、皆さんとお会いできる。笑顔で、パリへ向けてやっていきましょう」と締めくくりました。
次に、選手を代表して、今大会の男女主将に任命された飯塚翔太選手(ミズノ、男子200m代表)と北口榛花選手(JAL、女子やり投代表、ダイヤモンドアスリート修了生)が挨拶を行いました。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/25141/575/25141-575-16284c829191706c02f9e82ab29a2e13-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「開催まで残り3週間を切っているところだが、皆さんの準備がうまく行くこと、本番でベストパフォーマンスができるように祈っている。自分自身も、ベストパフォーマンスを出しきれるように、これからしっかり準備に励んでいきたい」と口火を切った飯塚選手は、「皆さんの今回の活躍が未来に繋がるように、陸上が注目を浴びて、次の世代に刺激を与えられるような、陸上界の存在を日本に見せられるようなパフォーマンスを、みんなで出していきましょう」と選手たちを鼓舞しました。
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数時間後にダイヤモンドリーグ・モナコ大会に出場するスケジュールとなっている女子主将の北口選手は、結団式への出席は叶わなかったものの、動画でメッセージを寄せました。2回目のオリンピック出場ながら、前回はコロナ禍での自国開催であったことから、「他国で行われるオリンピックがどんな雰囲気なのか、全く想像できていない」と話した北口選手は、「平和の祭典であるオリンピックのすべてを楽しみたい」とコメント。そして、「決勝で悔しい思いをした東京大会から3年。(この間に)決勝進出から金メダルまで、確実にステップしてきたと思うので、(パリでは)メダル獲得を目標に、オリンピック本番まで試合を重ねながら仕上げていき、本番でまた歴史を塗り替えたい」と、自身の目標を力強く語るとともに、「チームジャパンとしての個々の頑張りは、必ずチーム全体の勢いになると思うし、これからの日本陸上界、スポーツ界の勢いになると思う。最高の結果を残せるように頑張りましょう」と仲間たちに呼びかけました。
続いて登壇したのは、尾縣貢日本陸連会長です。尾縣会長は、今大会は日本オリンピック委員会(JOC)のチームジャパン団長として、陸上を含むすべての競技をみていく立場で、現地へ入ることになっています。
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まず代表入りを果たした選手と、それを支えた各選手のスタッフに祝福と敬意を示した尾縣会長は、「3年前の東京オリンピック。静まりかえった国立競技場を思い出す。今回、パリでは、皆さんは大観衆のなかで、競技をすることができる。本当に嬉しく思う」と述べ、「医療従事者の皆さんをはじめ、関係各位のご尽力、そして皆さんをここまで支えてこられたすべての方々があってこそ、皆さんの今がある。私たちは、このパリを、“感謝を返す場”としたいと思っている」と話しました。
そして、選手たちに向けては、「まずは、自己実現の場だと思ってほしい。皆さんがひたむきに頑張る、すべての力を出しきる姿を見て、多くの人たちは何かを感じてくれる。こうやって頑張っている1人1人が集まって、チームジャパンが構成されていく」と激励。日本選手団役員として指導やサポートにあたるスタッフ、さらには現地に帯同することになる各選手のスタッフそれぞれに対しても温かなエールを送りました。
最後に用意されたのは、選手団への激励の動画です。陸上ファンや、さまざまな大会の関係者などから寄せられた応援の言葉とともに、チームジャパンを鼓舞する映像が盛り込まれたモチベーション動画で、結団式は締めくくられました。
結団式終了後には、男子主将として、自身4回目となるオリンピックに臨む飯塚翔太選手がオンライン取材に応じました。飯塚選手のコメント(要旨)は、別記の通りです。
【取材対応選手コメント(要旨)】
◎飯塚翔太(ミズノ) 男子主将、200m代表
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/25141/575/25141-575-cea05f9ee8602880a8869306a381bcd6-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
この結団式を機に、改めて、「オリンピックがいよいよスタートするんだな」と思った。選手の皆さんと顔を合わせたことで、より実感が湧いてきて、「これから戦いに行くんだ」という気持ちが強まった。今回で4回目の代表となるが、自分と同世代の選手は、本当に数少ない状態となっていて、逆に、若い世代の選手たちに交じらせてもらっているという気持ちが大きい。
初めて代表になった2012年ロンドン大会のときは、僕はまだ学生で、21歳だった。その自分が今、主将として現地に行くということに、すごく感慨深い思いがある。これまでの国際大会では、リレーキャプテンといった感じの役割を務めたことはあるが、主将はどうだったか…。実は、中学・高校・大学と、キャプテンになったことは一度もなく、社会人になってから、こういう機会をいただくことになった。僕自身は、「ザ・キャプテン」といった感じの動き方が苦手。みんなの中に割って入って、中でうまく動かすような形のほうが好きなので、みんなを引っ張っていくという意識はあまりないのだが、(主将としては)選手全員がやりやすいような、フラットな雰囲気が、自然に出せたらなと思っている。
オリンピックは、いろいろな国の選手たちと交流する機会が、世界選手権よりもある。僕自身も、4年に1回のタイミングで海外の友達や顔見知りが増えて、そのことによって「次のオリンピックでまた会いたい」という気持ちになったり、その選手の国に行くことになったり、という経験をしてきた。それは、陸上競技をやっているうえでの一つの醍醐味。その後の海外転戦でまた会って仲間が増えたり、そこでプレーすることの喜びや楽しさだったり、パフォーマンスが安定することだったりに繋がり、そういう形で、自分の陸上人生が豊かになる、輝くものになるというのが、オリンピックという最高舞台ならではの醍醐味だと思う。皆さんにとっても、そういった貴重な機会になってほしいなと思っている。
僕自身は、前回のオリンピックで(相手が代表入りできずに)会えなくなった選手も何人かいて、そういった選手が最近は増えてきているので、そういった意味でも貴重な機会だと考えている。
今回のパリ大会は、コロナ禍が明けて初めてのオリンピックとなる。結団式で、尾縣会長も話しておられたが、お客さんがたくさんいるなかで走ることになるのは、すごく楽しみだし、選手全員がそれを嬉しく思っている。僕自身がこれまでに出た、それぞれのオリンピックで、いろいろな特徴があった。お客さんの感じが違ったり、応援の声のメリハリとか音の出し方…ブラジルだとブブセラが鳴ったり、東京では静かだったりと、大会ごとに違いがあったことを面白く感じてきた。今回のパリが、どんな雰囲気になるのか、とても楽しみにしている。
パリオリンピックは7月26日に開幕しますが、陸上競技は会期後半となる8月1日から11日までの日程で、競技が行われます。日本陸連では公式ホームページ内に特設サイトをオープンし、チームジャパンの活躍をはじめとするさまざまな情報を随時紹介。また、日本代表選手に向けた、ファンの皆さまからの応援メッセージなども募集していく予定です。ぜひ、お役立てください。
※コメントは、オンライン取材における発言の一部をまとめました。より明確に伝えることを目的として、編集・補足を加えています。
文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
【特設サイト】
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【パリオリンピック日本代表選手記者会見】
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=fAMnTeZmdCo ]
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▼ライブ配信アーカイブ
https://www.youtube.com/live/7SVQI0S73Ug
▼陸上日本代表オフィシャルサイト
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【日本代表選手選考要項】
▼1.パリ2024オリンピック競技大会 トラック&フィールド 日本代表選手選考要項
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▼2.パリ2024オリンピック競技大会 競歩種目日本代表選手選考要項
https://www.jaaf.or.jp/files/upload/202309/21_112516.pdf
▼3.パリ2024オリンピック競技大会 マラソン日本代表選手選考要項
https://www.jaaf.or.jp/files/upload/202303/29_140927.pdf