「若者の車離れ」が解消か? シェアでは感染の恐れ Go Toキャンペーンも後押し?

7月26日(日)8時13分 財経新聞

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 新型コロナウイルス感染拡大の中、若者の自動車に対する関心が上がっているようだ。どの調査でも、「感染を公共交通機関利用では100%は防げない」ことから、自転車や自動車通勤が増えている。自転車が売れているし、免許を取りたいと考えるようになった若者が増えている。

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 「Go To トラベルキャンペーン」が東京を外して実施され混乱を起こしているが、旅行に行くためには公共交通機関利用が必要で、感染リスクがゼロにはならない。自家用車が感染予防に最適なことは明白だ。途中の食事やトイレでの危険性はどこも同じで、集団にならないことが最も重要であるのなら、自家用車しかない。

 だが注意に最大限の努力をしなければならない環境では、経済は復興しない。それはさておき、自家用車でなくともレンタカーやシェアリングでも良いのではと思う向きもあろう。

 その需要も増えているようだが、それでもやはり自分のクルマが欲しいようだ。それには「働き方改革」で「テレワーク」が急激に増えていることが大きく影響しており、「仕事をする場所」が家庭の中に確保できていないことがあるようだ。

 そのため「居室」のイメージ、そして分室であることが必要だ。すると、これから売れていく車種としては「ミニバン」が最適となるが、自動車に特有の機能として「どこにでも走っていける」楽しさを経験してしまうと、今度はラフロード性能なども欲しくなる。そうすれば、1人で山の中に入って仕事するのもいいとなる。昨日の場所と、今日の景色が違う仕事環境も良いものだ。

 だとすると、スタイルなどから人気のあるSUVの需要もさらに高まるはずだ。このところ小型SUVの新型車発売が続いており、これが新車販売を押し上げてくれるかもしれない。しかも、カーシェアで良いと考えてきたユーザー層が「多少の出費があっても、やはり自分のクルマを所有していたい」となればしめたものだ。アフターコロナを待たなくとも、需要増大が見込める。

 各ディーラーは、メーカーの動きを待たずに、これをチャンスととらえて独自のキャンペーンを展開すべきだ。店舗で待ち受けて「ユーザーが指名する車種の購入手続き係」に陥らず、積極的に新規顧客を求めて「居室の分室」の働きがあることを広めて回ることだ。「座して死を待つ」状態のセールストークではなく、自社のクルマの持つ特徴を信じ、アピールするのだ。

 現代の人々は「失敗を恐れて自ら発信することが減った」が、今こそチャンスであるはず。ここで発信しないのならセールスを仕事にしないことだ。クルマのプロであることを忘れるな。

財経新聞

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