6月の百貨店とSC売上、4カ月ぶりのマイナスに 緊急事態宣言が影響

7月28日(水)7時56分 財経新聞

 日本百貨店協会と日本ショッピングセンター協会が2021年6月度の売上高を発表し、3度目となった緊急事態宣言により、4カ月ぶりに前年同月比マイナスとなったことが分かった。

【前月は】5月の百貨店とSC売上、3カ月連続でプラス コロナ前比ではマイナス拡大

■百貨店は4カ月ぶりにマイナス
 26日、日本百貨店協会が2021年6月度の全国百貨店売上高概況を発表。売上高は前年同月比(店舗数調整後)1.6%減の3,715億6,145万9,000円となり、4カ月ぶりにマイナスとなった。

 新型コロナウイルスの影響がなかった前々年同月比は20.6%減で、5月の同43.1%減からは改善した。商品別では、コロナの影響もあり通信販売分野が伸びており、巣ごもり需要による食品、酒類、家電、高級家具なども好調だった。

■美術・宝飾・貴金属や家電が好調
 都市別では明暗が分かれた。前年同月比でプラスだったのは東京(前年同月比:3.7%増、以下同じ)、京都(1.7%増)、大阪(3.7%増)、神戸(0.5%増)、福岡(0.3%増)の5都市。マイナスとなった都市の中では札幌(14.3%減)、広島(13.9%減)が2桁のマイナスだった。地区別では全てがマイナス。特に北海道(23.3%減)、中国(12.0%減)でマイナス幅が大きく、中部(2.8%減)、四国(3.8%減)でマイナス幅が小さめだった。

 商品別売上高では美術・宝飾・貴金属(25.8%増)、家電(16.6%増)は2桁の増加。家具(6.4%増)、菓子(7.3%増)、総菜(7.0%増)などが堅調。一方で紳士服・洋品(15.6%減)、子供服・洋品(20.5%減)、その他雑貨(10.8%減)、園芸用品、ペット・関連商品、たばこ、切手などを含んだその他(12.6%減)が大きく不振だった。

■ショッピングセンターも4カ月ぶりにマイナス
 27日、日本ショッピングセンター協会が6月度のSC販売統計調査報告を発表した。売上高は前年同月比9.1%減の4,148億8,881万9,000円となり、百貨店同様に4カ月ぶりにマイナスとなった。

 前年は5月中旬から緊急事態宣言が解除された一方、今年は3回目となる緊急事態宣言により売上が伸び悩んだ。それでも前々年比は23.5%減のため、5月の同33.2%減から9.7ポイント改善している。

 業種別では理容室や美容室などサービス系のテナントが好調で、新型コロナ対策を徹底したことで感染以前の水準に戻りつつあるという。一方、時短営業が続く飲食業は苦戦が続いている。

■北海道は34.3%減
 売上のうち、テナントが前年同月比10.4%減の3,199億7,753万1,000円。キーテナントが同4.5%減の949億1,128万8,000円となり、どちらも全体同様に4カ月ぶりにマイナス。

 大都市や地域別では全てでマイナスに。特に大都市では札幌市(前年同月比:24.6%減、以下同じ)、大阪市(19.6%減)、神戸市(19.4%減)、広島市(16.7%減)、その他の地域では北海道(34.3%減)、東北(11.1%減)、近畿(14.9%減)、中国(14.1%減)、九州・沖縄(10.7%減)でマイナス幅が大きめだった。反対にマイナス幅が小さめだったのは千葉市(4.8%減)、横浜市(3.8%減)、北陸(3.5%減)、四国(2.1%減)などがある。

財経新聞

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