マネー誌編集者が自戒の念を込めて 新社会人に贈る「お金が貯まる7カ条」

3月30日(日)7時0分 ダイヤモンドオンライン

 桜もチラホラ咲き始めて、いよいよ今年も新社会人が働き始める季節になりました。
 今回は、「マネー誌編集者」として、就職祝いの代わりに新社会人の皆さんに「効率よくお金を貯められるアドバイス」を贈りたいと思います。
 しかし、これは「自分がこうやって成功したから」という自慢話ではありません。むしろ、「なぜ、自分は社会人になったときに、こういうことに気付かなかったのか」という自戒を込めたアドバイスです。
 なぜなら、これからアドバイスする内容を実践していれば「10〜20年で、ある程度まとまったお金を貯めることができたはずだ」と、今になって心底、後悔しているからです……。
「マネー誌編集者」としての自分が効果的だと思う「効率よくお金が貯められるアドバイス」は全部で7つ。すべてを実践することが理想ですが、難しければ、このうちのいくつかでも構いません。決して無駄にはならないと思うので、本格的に仕事が忙しくなる前に一読いただければ幸いです。


効率よくお金が貯められるアドバイス(1)
社会人1〜2年目がお金を貯めるチャンスだと心得よう


 最初に、新社会人の皆さんに意識してもらいたいのは「社会人1〜2年目」こそお金を貯めるチャンスだということ。
 理由はいくつかあります。
(1)入社直後の4月の給与からは「健康保険料」「厚生年金保険料」が天引きされない。
(2)入社1年目〜2年目の5月まで、給与から「住民税」が天引きされない。
(3)「住民税」は1〜12月までの収入で決まるので、1年目の4〜12月分の8カ月分で決まる2年目の6月以降の「住民税」は、入社3年目の6月以降の給与から天引きされる「住民税」より安い

 これらのことから、よほど劇的に給与がベースアップしたり、残業代が増えない限り、給与の手取り金額は1〜2年目のほうが3年目以降よりも多いことが一般的です。
 社会人としての新生活が始まるため、出費も多くなりがちですが、実は社会人1〜2年目こそ、お金を貯めるチャンスだと認識しておけば、社会人としていいスタートを切れるでしょう。


効率よくお金が貯められるアドバイス(2)
会社の財形貯蓄制度を利用しよう


「財形貯蓄」とは「勤労者財産形成貯蓄制度」の略称で、会社が給料を天引きして銀行などの金融機関の社員の口座に積み立ててくれる制度のことです。
 利用目的が限定されない「一般財形貯蓄」のほか、住宅購入費用に充てる目的の「財形住宅貯蓄」や老後の年金に充てる目的の「財形年金貯蓄」があり、「財形住宅貯蓄」と「財形年金貯蓄」は利息が非課税になる税制上のメリットがあります。
 とはいえ、新社会人の皆さんは将来の利用目的は定まっていないはずなので、とりあえずは「一般財形」で十分でしょう。
「一般財形」の場合、税制上のメリットはありませんが、「給料から天引き」されて、「一般的な預金金利よりも高い利回り」が得られ、「容易には引き出しにくい」点でお金が貯まりやすくなります。
「天引き」「高利回り」「引き出しにくい」というのは、効率よくお金を貯める重要なポイントなので、総務部の上司や先輩に相談して、会社に「財形貯蓄」の制度があるなら積極的に活用しましょう。


効率よくお金が貯められるアドバイス(3)
ネット銀行の口座を開設しよう


 社会人になって一人暮らしを始める人はもちろん、親元から通う人でも、学生時代以上に「お金を使う」場面は増えるでしょう。
 その際に「ATM手数料」や「振込手数料」などを支払っていては、お金は貯まりません。
「たった200円とか300円」と思うかもしれませんが、それが今後20年、30年も続くと想像してみれば、それがいかに無駄なコストか理解できるでしょう。その手数料だけで普通預金の金利などは簡単に吹き飛び、銀行にお金を預けていても、手数料で目減りしてしまいます。
 しかし、ネット銀行を活用すれば、ATM手数料や時間外取引、振込手数料などのコストをゼロにすることが可能になります。


 例えば、「住信SBIネット銀行」なら、セブン-イレブンにある「セブン銀行」のATM手数料は何回利用しても無料(※追記あり)。また、ファミリーマートなどにある「E-net(イーネット)」、ローソン、ゆうちょ銀行のATMも合計で月5回までは無料になります。また、他行あての振込手数料も月3回までは無料なので、家賃を振り込む必要がある場合にも、そのコストはかかりません。


【2016年2月1日、追記】
「住信SBIネット銀行」は2016年2月から、預金残高や金融商品の保有の有無などの取引実績に応じてランク1〜4に振り分け、ATM手数料や振込手数料などの無料回数を変更する「スマートプログラム」を導入。最新情報は下記の記事で確認してください。
◆住信SBIネット銀行「スマートプログラム」を攻略!「SBIカード」の保有で最大限ランクアップすれば、振込手数料が月15回まで無料の最強のネット銀行に!?
【2016年2月2日、追記終わり】
 また、「新生銀行」なら、セブン-イレブンのATMのほか、ゆうちょ銀行のATM手数料も24時間365日無料のほか、ファミリーマートなどにある「E-net(イーネット)」のATMで入出金を行えば、1回につきTポイントが10ポイントもらえるというサービスがあります(入出金は1回1000円以上、月3回、最大30ポイントまで。新生銀行のサイトから毎月エントリーが必要)。他行あての振込手数料も最低でも月1回、預金残高によっては10回まで無料です。
「ソニー銀行」もセブン-イレブンのATMなら何回でも手数料は無料で、「E-net(イーネット)」やゆうちょ銀行、ローソンのほか、三菱東京UFJ銀行や三井住友銀行のATMでも月4回までは無料。他行あての振込手数料も毎月1回は無料(他行あて)でおすすめです。
 もし、家の近くに「ミニストップ」や「イオン」があるなら、「イオン銀行」も便利でしょう。手数料無料で利用できるATMは「イオン銀行」と一部金融機関のATMに限られますが、年会費無料の「イオンカードセレクト」保有者なら普通預金金利がメガバンクの定期預金金利並みの「年利0.12%」になるサービスを実施しています。生活費のほかに定期預金をするほど余裕がない新社会人の皆さんには、普通預金でメガバンクの定期預金並みの金利が得られる「イオン銀行」は打ってつけでしょう。


【※2017年8月15日 追記】
「イオンカードセレクト」保有による「イオン銀行」の普通預金優遇金利は「0.12%⇒0.1%」に引き下げられました。

 給与の振込先にネット銀行を指定できない会社もあると思いますが、給料日直後に生活費をネット銀行に移しておけば、ATM手数料や振込手数料などのコストを支払う必要はなくなります。ぜひネット銀行を活用しましょう。


























































■ATM手数料、振込手数料がお得な主なネット銀行
銀行名コンビニATMの出金手数料
振込手数料
(ネット利用時)

普通預金
金利
(年率、税引前)
セブン-
イレブン
ローソン
ファミリーマート
(E-net)

ミニストップ
(イオン銀行)
住信SBI
ネット銀行

月2回〜15回無料(※1)、
以降は100円(税抜)

同行あて:無料
他行あて:月1〜15回無料(※1)、以降142円(税抜)
0.1%
(※2)
新生銀行24時間365日、何回でも無料
同行あて:無料
他行あて:月1回無料、2回目以降285円(税抜)
0.02%
ソニー銀行24時間365日、何回でも無料
月4回まで無料
5回目以降は100円(税抜)

同行あて:無料
他行あて:月1回無料、2回目以降200円(税抜)
0.02%
イオン銀行
平日8時45分〜
18時まで100円(税抜)、それ以外は200円(税抜)
24時間365日、何回でも無料
同行あて:50円(税抜)
他行あて:200円(税抜)
0.12%
(※3、4)
セブン銀行
平日、土日とも7時〜19時は無料、19時〜7時までは100円(税抜)

同行あて:無料
他行あて:200円(税抜)
0.05%
※1:「スマートプログラム」のランクによって、無料出金回数および無料振込回数は異なる⇒詳細
※2:SBI証券の口座との「ハイブリッド預金」
※3:イオンカードセレクト保有者対象サービス
※4:2017年7月12日から0.1%に引き下げ。

効率よくお金が貯められるアドバイス(4)
還元率が高いクレジットカードを使おう


 社会人になると会社の経費を立て替えることも多くなり、学生時代よりもお金を使うことが格段に多くなります。
 そんなときに利用したいのが「還元率が高い」クレジットカードです。
「還元率」とは、利用金額に対して、どのくらいポイントが貯まるかを示す数値で、一般的なクレジットカードでは還元率は0.5%程度。しかし、一般的なクレジットカードの3〜4倍、還元率1.5〜2%の高還元率のクレジットカードも増えています。
 例えば、高還元率で有名なクレジットカードとしては、「リクルートカードプラス」が還元率2%、「レックスカード」は還元率1.75%、「リーダーズカード」も還元率1.5〜1.8%などがあります。
「リクルートカードプラス」は年会費2000円(税抜)が必要ですが、その年会費を考慮しても、年間クレジットカード利用額が13万4000円以上であれば、「年会費無料で還元率0.5%」の一般的なクレジットカードよりも「年会費2000円で還元率2%のリクルートカードプラス」のほうが得をする計算になるのです。
「リクルートカードプラス」で貯まる「リクルートポイント」は、「じゃらんnet」や「ホットペッパー」「ポンパレ」「ポンパレモール」などで利用できるほか、アパレルの「BEAMS」や「大丸松坂屋百貨店」などの商品券に交換して利用できます。「リクルートポイント」の有効期限は無期限なので、数年に一回でも旅行で「じゃらんnet」を活用するなら、「リクルートポイント」は有効に使えるでしょう。
 また、「レックスカード」や「リーダーズカード」なら、初年度年会費が無料で、年間50万円以上利用すれば次年度以降も年会費が無料になり、貯めたポイントをクレジットカードの利用代金に充当できるので、出費を抑えられえて節約効果も高くなるはずです。










































新社会人におすすめの高還元率クレジットカード
カード名還元率
年会費
(税抜)
国際
ブランド
海外旅行
傷害保険
国内旅行
傷害保険
カード
フェイス
リクルートカード
プラス
2%2000円JCB
最高3000万円
(自動付帯)

最高3000万円
(自動付帯)

レックスカード1.75%
初年度無料、2年目以降2500円。ただし、年間50万円以上の利用で次年度年会費無料
VISA
最高2000万円
(自動付帯)

最高1000万円
(利用付帯)

リーダーズカード1.5〜1.8%
初年度無料、2年目以降2500円。ただし、年間50万円以上の利用で次年度年会費無料
VISA
最高2000万円
(自動付帯)

最高1000万円
(利用付帯)


 もし、どうしても年会費が気になるなら、年会費無料で高還元なクレジットカードもあります。
 例えば、「レックスカードライト」は年会費無料で還元率1.25%、「リクルートカード」は年会費無料で還元率1.2%、人気の「楽天カード」は年会費無料で還元率が1%です。










































新社会人におすすめの年会費無料クレジットカード
カード名還元率年会費国際
ブランド
海外旅行
傷害保険
国内旅行
傷害保険
カード
フェイス
レックスカード
ライト
1.25%永年無料VISA
最高2000万円
(自動付帯)

最高1000万円
(利用付帯)

リクルートカード1.2%永年無料VISA
JCB

最高2000万円
(利用付帯)

最高1000万円
(利用付帯)

楽天カード1.0%永年無料VISA
Master
JCB

最高2000万円
(利用付帯)



「使いすぎない」ことが大前提ですが、さまざまな出費を還元率が高いクレジットカードに集中させることで、一般的なクレジットカードを利用するよりも1〜1.5%、現金を利用するよりも1.5〜2%も節約できるメリットは非常に大きいでしょう。


 先ほどのネット銀行同様、一回で節約できる金額は「たった1.5〜2%」ですが、高還元率のクレジットカードを利用するだけで、今後20年、30年の間、簡単に節約ができるなら、活用しない手はありません。



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