エムポックスは子どもたちにとって命に関わる深刻なリスク。国際NGOワールド・ビジョンが警鐘
2024年8月19日(月)17時16分 PR TIMES
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/5096/299/5096-299-f002b231e8cee8be9e31d906f8e1b226-2000x1500.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]エムポックスに感染した子どもを抱きかかえる母親(コンゴ民主共和国)
世界の子どもを支援する国際NGOワールド・ビジョンは、8月15日、重症化リスクの高い新たなタイプのエムポックスが中央・西アフリカで急激に拡大していることをうけ、最も死亡リスクが高いとされている子どもたちが深刻なリスクにさらされていることに深い懸念を表明しました。コンゴ民主共和国では、報告された7,851人の患者のうち39%が5歳未満の子どもであり、そのうち240人 (全体の62%) が命を落としています[*1(https://www.who.int/emergencies/disease-outbreak-news/item/2024-DON522)]。
ワールド・ビジョン・コンゴ民主共和国の事務局長アリーナ・ナポンは、次のように述べます。「子どもたちは、エムポックスに対して弱い立場にあります。人道危機に苦しみ保健・社会サービスが不十分または存在しない国を含む低・中所得国では、特にそうなのです。子どもたちは、難民キャンプや過密な都市部の居住地で生活している場合や、栄養不良、清潔な水や衛生設備や医療サービスが欠如している状況では、特に危険にさらされています」
世界保健機関(WHO)は、8月14日、アフリカでのエムポックスの感染拡大に対して「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しました。現在、コンゴ民主共和国が最も影響を受けており、何千人もの子どもたちがウイルスに感染しているか、感染の危険にさらされています。コンゴ民主共和国での紛争により、避難民が過密なキャンプでの生活を余儀なくされていることや、性的暴力の頻度が高いことから、住民は大きなリスクにさらされています。
ワールド・ビジョン・コンゴ民主共和国事務局長のアリーナ・ナポンは述べます。「コンゴ民主共和国の症例によって報告された接触の種類には、性的接触、非性的な直接接触、家庭や医療施設での接触が含まれています。避難民が生活しているキャンプでは、性的暴力の頻度が高いため、この病気がより拡大する恐れがあります。避難民キャンプでは、密接な身体的接触がほぼ避けられないため、天然痘などの感染症が急速に蔓延しがちです。紛争、強制移住、自然災害が起きているコンゴ民主共和国に住む子どもたちは、この深刻で急速に広がる病気の危険にさらされています」
子どもを中心に活動するワールド・ビジョンは、国際社会に対して、直ちに対応し、この致命的なウイルスの拡散を止めるためのサーベイランスシステムを設置し、ワクチン接種を展開し、誤った情報や偏見を減らすために正確な健康メッセージの共有を支援し、感染した人々を緊急に治療するよう呼びかけます。
ワールド・ビジョン・コンゴ民主共和国のナポンは次のように締めくくります。
「人道的危機が存在する状況下でエボラ出血熱と新型コロナウィルス感染症の感染拡大に対応した経験からワールド・ビジョンが学んだことは、一瞬たりとも無駄にできないということです。コンゴ民主共和国やその他の影響を受けている国々の人々は、すぐに無料でエムポックスの治療を受けられるようになる必要があります。また、さらなる感染と死亡を防ぐために、迅速な予防接種プログラムを立ち上げる必要があります。子どもたちがこの致命的ではあっても予防可能な病気で死ぬのを傍観することはできないのです」
以上
※コンゴ民主共和国のワールド・ビジョン・スタッフへの取材(英語)が可能です。詳しくは下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
<エムポックスへの国際NGOワールド・ビジョンの対応>
8月16日にコンゴ民主共和国を含む11カ国を対象に、緊急準備基金から資金を拠出し、複数国で緊急度の高い対応を連携してとることを決定しました。エボラ出血熱と新型コロナ感染症対応への経験をふまえ、以下を注力分野として対応しています:1.衛生や予防的行動の促進、2.意識啓発、3.早期発見のためのサーベイランス強化と保健サービスが不十分な地域での早期リファーラル強化、4.ハイリスクな人々への優先的なワクチン接種、5.必要に応じて尊厳ある埋葬支援
<ワールド・ビジョン・ジャパンとは>
キリスト教精神に基づき、貧困や紛争、自然災害等により困難な状況で生きる子どもたちのために活動する国際NGO。国連経済社会理事会に公認・登録された、約100カ国で活動するワールド・ビジョンの日本事務所です。 ※詳細はこちら:www.worldvision.jp
世界の子どもを支援する国際NGOワールド・ビジョンは、8月15日、重症化リスクの高い新たなタイプのエムポックスが中央・西アフリカで急激に拡大していることをうけ、最も死亡リスクが高いとされている子どもたちが深刻なリスクにさらされていることに深い懸念を表明しました。コンゴ民主共和国では、報告された7,851人の患者のうち39%が5歳未満の子どもであり、そのうち240人 (全体の62%) が命を落としています[*1(https://www.who.int/emergencies/disease-outbreak-news/item/2024-DON522)]。
ワールド・ビジョン・コンゴ民主共和国の事務局長アリーナ・ナポンは、次のように述べます。「子どもたちは、エムポックスに対して弱い立場にあります。人道危機に苦しみ保健・社会サービスが不十分または存在しない国を含む低・中所得国では、特にそうなのです。子どもたちは、難民キャンプや過密な都市部の居住地で生活している場合や、栄養不良、清潔な水や衛生設備や医療サービスが欠如している状況では、特に危険にさらされています」
世界保健機関(WHO)は、8月14日、アフリカでのエムポックスの感染拡大に対して「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しました。現在、コンゴ民主共和国が最も影響を受けており、何千人もの子どもたちがウイルスに感染しているか、感染の危険にさらされています。コンゴ民主共和国での紛争により、避難民が過密なキャンプでの生活を余儀なくされていることや、性的暴力の頻度が高いことから、住民は大きなリスクにさらされています。
ワールド・ビジョン・コンゴ民主共和国事務局長のアリーナ・ナポンは述べます。「コンゴ民主共和国の症例によって報告された接触の種類には、性的接触、非性的な直接接触、家庭や医療施設での接触が含まれています。避難民が生活しているキャンプでは、性的暴力の頻度が高いため、この病気がより拡大する恐れがあります。避難民キャンプでは、密接な身体的接触がほぼ避けられないため、天然痘などの感染症が急速に蔓延しがちです。紛争、強制移住、自然災害が起きているコンゴ民主共和国に住む子どもたちは、この深刻で急速に広がる病気の危険にさらされています」
子どもを中心に活動するワールド・ビジョンは、国際社会に対して、直ちに対応し、この致命的なウイルスの拡散を止めるためのサーベイランスシステムを設置し、ワクチン接種を展開し、誤った情報や偏見を減らすために正確な健康メッセージの共有を支援し、感染した人々を緊急に治療するよう呼びかけます。
ワールド・ビジョン・コンゴ民主共和国のナポンは次のように締めくくります。
「人道的危機が存在する状況下でエボラ出血熱と新型コロナウィルス感染症の感染拡大に対応した経験からワールド・ビジョンが学んだことは、一瞬たりとも無駄にできないということです。コンゴ民主共和国やその他の影響を受けている国々の人々は、すぐに無料でエムポックスの治療を受けられるようになる必要があります。また、さらなる感染と死亡を防ぐために、迅速な予防接種プログラムを立ち上げる必要があります。子どもたちがこの致命的ではあっても予防可能な病気で死ぬのを傍観することはできないのです」
以上
※コンゴ民主共和国のワールド・ビジョン・スタッフへの取材(英語)が可能です。詳しくは下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
<エムポックスへの国際NGOワールド・ビジョンの対応>
8月16日にコンゴ民主共和国を含む11カ国を対象に、緊急準備基金から資金を拠出し、複数国で緊急度の高い対応を連携してとることを決定しました。エボラ出血熱と新型コロナ感染症対応への経験をふまえ、以下を注力分野として対応しています:1.衛生や予防的行動の促進、2.意識啓発、3.早期発見のためのサーベイランス強化と保健サービスが不十分な地域での早期リファーラル強化、4.ハイリスクな人々への優先的なワクチン接種、5.必要に応じて尊厳ある埋葬支援
<ワールド・ビジョン・ジャパンとは>
キリスト教精神に基づき、貧困や紛争、自然災害等により困難な状況で生きる子どもたちのために活動する国際NGO。国連経済社会理事会に公認・登録された、約100カ国で活動するワールド・ビジョンの日本事務所です。 ※詳細はこちら:www.worldvision.jp