親子で挑む、日本のオーダースーツの技術を文化にするための取り組み。「マイスター養成講座」の誕生秘話とこれから目指す夢
2024年8月19日(月)12時18分 PR TIMES STORY
私たち一般社団法人 日本オーダースーツ技能認定協会(JOSSCA)は、
オーダースーツの技術を文化にする為に「マイスター養成講座」を開設しフィッターの育成に努めております。
本ストーリーでは、JOSSCAの挑戦と親子の努力を通じて誕生した「マイスター養成講座」の詳細をご紹介します。
左:専務理事 アーリー 右:代表理事 けんぴ〜
初心者でも安心!マイスター養成講座で学べるオーダースーツ技術
JOSSCAが主催しているフィッターの為の養成講座です。
この講座を受講するとフィッター歴1年未満の方でも
オーダースーツを作る上での基本的な考え方や採寸方法・補正の選択
シワの原因・ゲージ服を着せた時に何処を見るべきかが分かります。
さらに、技能認定試験に合格すればJOSSCAマイスターとして
当協会から認定されます。
※マイスターにはランクがあり受講するフィッターの志しに合わせて
最高の技術を学ぶことができます。
一家離散の危機から始まった新たな道。親孝行がきっかけで生まれたJOSSCAの活動
現在、JOSSCAは僕と父の二人で運営をしているのですが
僕はもともとオーダースーツには全く興味がなく
芸人をしたり世界一周をしたり250km砂漠マラソンをしたり
とにかく面白い人生を歩んでました笑
そんな時、コロナが世界中を襲いました・・・
その頃はシェアハウスを運営していたのですが
すぐに運営を止め実家に戻ると
父が大ピンチ!!
父の仕事はオーダースーツ屋で、一切の営業はせず
お客様はリピーターが9割、新規の方もお客様からご紹介頂いた方しかおりません。
それは父が常々大切にしている
お客様の身体に合った見た目も着心地も良いスーツを作る
この姿勢を40年間ひたむきに続けた結果だと思います。
そんな父が一言、
父)このまま5月までに売り上げがなければ、我が家は一家離散します
という、まさかの田中家緊急時代宣言!!笑
そこで僕は父に
僕)今、何がしたい?
と聞くと、父は
父)日本のオーダースーツの技術を文化にしたい
と言いました。
そこで僕はピンときたのです!!
なぜなら僕は20代後半の時に「竹あかり」という日本の伝統的な祭りや街づくりにも携わっていたので
どうすれば文化にできるかを体験していたからです
(いや、色んなことしとうけん引き出し多いっちゃん笑)
そして何より
気のみ気のままに生きてきた人生
ここいらで一発、親孝行をしよう
と
本当に、正直オーダースーツ業界の未来がとか
日本の産業がとか
そんな大きな主語じゃなくて
ただ、僕は親孝行がしたくて
父と二人三脚で活動を始めました。
親子のYouTube活動が生んだ成果。動画投稿から生まれたマイスター養成講座
親子二人でオーダースーツの技術を文化にする
とは言っても具体的になにをする?
一見大きな志しがあり派手に思えますが、
やることは地味でした。
それは、YouTubeを毎日投稿する
それに尽きます。
僕は世界中を旅しながらYouTubeに動画を載せていので
多少動画編集ができたのと
なんと父は10年前から動画を投稿していました笑
それはたった二、三本の動画なんですが
再生数が80回ほどありました。
正直クオリティは低いし、画像は粗いし、途中近所の騒音が入ってるし
こんなもん誰が見んねん?
と思いましたが
80回という数字は世の中に困っている人がこれだけいる
という様に僕には見えました。
それから毎日・・・
だいたい100本ほど
オーダースーツの技術的なことについて
学べる動画を発信した頃
ある方から連絡がありました
この技術は何処で習えますか?
そう、これがあの有名な
マイスター養成講座誕生のきっかけです笑
あれから3年
生地屋さんや工場、ネクタイにボタン・・・
気づけば紳士服業界全体が僕ら親子の志しに共感してくれて
色んな支援をしてくれました。
さらに、JOSSCAに入会したフィッターの方も
「この親子は絶対に間違いないから」
と、新しくフィッターを紹介してくださいました。
JOSSCAでオーダースーツを学んだ人は
120名以上いらっしゃいます。
特許を取得した採寸補正システムの導入計画。JOSSCAが目指すオーダースーツ業界の革新
まぁ、でも
日本のオーダースーツの技術を文化にするという
大きな志しの始まりが
親孝行がきっかけって素敵じゃないですか?笑
(自分で言うなってね笑)
今後の夢は
父が作った採寸補助システムを量販店に使ってもらうこと
そして採寸補正システムを個人のスーツ屋さんに使ってもらうこと
です。
このシステムは特許もとれておりこれを使えば
量販店でクレームがでることはまずありません。
個人で使ってもらえればマイスター養成講座を受講せずとも
父のレベルのスーツが作れるようになります。
まだ世の中に出ていないこのシステムが
世の中を変える可能性があると思ったら
おもしろくね!?笑
全てはオーダースーツの技術を文化にするために・・・
愛してる。
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