神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond雨宮庸介が六甲ケーブルの待合室で新作を発表
2024年8月21日(水)15時30分 @Press
六甲山観光株式会社(本社:神戸市灘区 社長:寺西公彦)は、2024年8月24日(土)から11月24日(日)まで神戸・六甲山上を舞台に現代アートの芸術祭「神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond」を開催します。
本芸術祭の招聘作家である雨宮庸介は、六甲ケーブル六甲山上駅の待合室で新作を発表します。日欧で活動してきた雨宮氏は、神戸では初出展となります。様々な表現手法を用いて世界や物事の境界線に揺さぶりをかける雨宮氏は、ケーブルカーの乗車時と降車時の感覚の差が、時間や空間をトラベルしているようだと言います。その待合室を特別な場所に感じ、自己と他者の境界について考えさせるような作品《待合室(わたしたち)》を展示します。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/407153/img_407153_1.jpg
【担当キュレーターより】
雨宮庸介は私たちが生きる現実の世界と想像力のあいだに存在する目には見えない世界を、絵画やインスタレーション、映像によって表現し続けているアーティストです。今回、六甲ケーブル六甲山上駅の待合室に展示される絵画作品《待合室(わたしたち)》は、わたしたちが唯一直接見ることのできる自分の顔の一部を描いています。様々な人々が行き交う待合室で、絵画を鑑賞しながら自分自身の存在と他者から認識される自分について思いをめぐらせる時間を過ごしてみてください。
【プロフィール】
雨宮 庸介(あめみや ようすけ)
1975年 茨城県出身、山梨県在住
2013年 サンドベルグインスティテュート(アムステルダム)ファインアート修士課程修了
ドローイング、彫刻、パフォーマンスなど多岐にわたるメディウムによって作品を制作。「六本木クロッシング2010展:芸術は可能か?」(森美術館)、「Wiesbaden Biennale」(ヴィースバーデン市内各所)、「DOMANI・明日展」(国立新美術館、2018)等では長期にわたる会期の全開館時間に在廊し、パフォーマンスを行った。「国東半島芸術祭」(2014年)への参加を機に2014-3314年のプロジェクト「1300年持ち歩かれた、なんでもない石」 https://ishimochi.com を開始。
リンゴや石や人間などのありふれたモチーフを扱いながら、超絶技巧や独自の話法などにより、いつのまにか違う位相の現実に身をふれてしまう体験や、認識のアクセルとブレーキを同時に踏み込むような体験を提供する—そんな作品を通じて「現代」と「美術」について再考をうながすような作品を制作している。
https://amemiyan.com
【アーティストからのメッセージ】
神戸で展示に参加するのがはじめてなので、とても嬉しいです。また、これほど山と海と都市が密集している場所も珍しく、ケーブルカーに乗ったところと降りたところの差は時間や空間をトラベルしている感じがしてとても興味深いです。さらに、その待合室はとても特別な場所に思えます。
【今回の新作について】
六甲山という名の由来は、難波から見て「彼岸」にある山という意味でムコ山、すなわち「向う」の意味であろうとされています。脳がする期待と、実際の情報の「ズレ」によって、人は車酔いのようなものを発動してしまうらしいのです。最近取り組んでいた VR 作品制作において、やっかいな VR 酔いを回避するための最も原始的な方法は「鼻をそっと表示しつづける」ことだそうです。私を最も私たらしめている記号としての「顔」は、自分では直接視えないにもかかわらず鼻だけはほんの少し視えています。そんな私からもあなたからも視える社会的な部位を小さな絵にしてみることで「わたしたち」という現象について、さらにいえば此岸と彼岸について、この待合室で考えてみたいと思ったのです。
【代表作品】
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/407153/img_407153_2.jpg
《神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond開催概要》
【会期】2024年8月24日(土)〜11月24日(日)
【会場】
ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園、トレイルエリア、風の教会エリア、六甲ガーデンテラスエリア、六甲ケーブル(六甲ケーブル下駅・山上駅・天覧台)、六甲有馬ロープウェー六甲山頂駅、兵庫県立六甲山ビジターセンター(記念碑台)、六甲山サイレンスリゾート(旧六甲山ホテル)
※ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園、トレイルエリア(一部会場)、風の教会エリアは有料会場
関連イベント[ひかりの森〜夜の芸術散歩〜]
【会期】2024年9月21日(土)〜11月24日(日)の土日祝の夜間
【会場】ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園
【料金】大人=中学生以上、小人=4歳〜小学生 3歳以下無料
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/407153/img_407153_3.jpg
※上記に大人+800円、小人+400円で「シダレミュージアム」に割引入場できるセット券も販売。
【主催】六甲山観光株式会社、阪神電気鉄道株式会社
【特別助成・協賛】神戸市、阪急阪神ホールディングス株式会社
【総合ディレクター】高見澤清隆
■2024年の取り組みの4つの柱
神戸六甲ミーツ・アート2024 beyondでは、昨年に引き続き以下の取り組みに注力します。
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/407153/img_407153_4.jpg
出展アーティストの充実
過去最多となる招待・公募を合わせた61組のアーティストが参加します。国内外から幅広い視点で活動しているアーティストの作品をご紹介します。また、公募作品の募集条件を向上し、より優れた作品を募集・展示します。
芸術祭の象徴となる拠点エリアの充実
2023年にROKKO森の音ミュージアムに新設した野外アートゾーンをさらに拡充し、会期外でも四季を通じてアート作品を鑑賞できる場を充実させます。
トレイルエリアの充実
山中の散策路沿いに作品を展示するトレイルエリアをさらに広げ、アート鑑賞の楽しさとともに六甲山の新たな魅力にも出会えます。
こどもたちがアートに触れ合える機会の創出
ワークショップ等を通じて自然の中で子どもたちが現代アートに触れられる機会を増やし、次世代の文化芸術の担い手や支え手を育てていきます。
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/407153/img_407153_5.jpg
出展アーティストや展示に関する詳細を公式サイトでご覧いただけます。
https://www.rokkomeetsart.jp/system/press/pdf/240719_digest_web.pdf
六甲山ポータルサイト https://www.rokkosan.com/
リリース https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/056692e7a6a6cf6cd85cec3afdcdd2c8bff24ee1.pdf
発行元:阪急阪神ホールディングス
大阪市北区芝田1-16-1
詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
本芸術祭の招聘作家である雨宮庸介は、六甲ケーブル六甲山上駅の待合室で新作を発表します。日欧で活動してきた雨宮氏は、神戸では初出展となります。様々な表現手法を用いて世界や物事の境界線に揺さぶりをかける雨宮氏は、ケーブルカーの乗車時と降車時の感覚の差が、時間や空間をトラベルしているようだと言います。その待合室を特別な場所に感じ、自己と他者の境界について考えさせるような作品《待合室(わたしたち)》を展示します。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/407153/img_407153_1.jpg
【担当キュレーターより】
雨宮庸介は私たちが生きる現実の世界と想像力のあいだに存在する目には見えない世界を、絵画やインスタレーション、映像によって表現し続けているアーティストです。今回、六甲ケーブル六甲山上駅の待合室に展示される絵画作品《待合室(わたしたち)》は、わたしたちが唯一直接見ることのできる自分の顔の一部を描いています。様々な人々が行き交う待合室で、絵画を鑑賞しながら自分自身の存在と他者から認識される自分について思いをめぐらせる時間を過ごしてみてください。
【プロフィール】
雨宮 庸介(あめみや ようすけ)
1975年 茨城県出身、山梨県在住
2013年 サンドベルグインスティテュート(アムステルダム)ファインアート修士課程修了
ドローイング、彫刻、パフォーマンスなど多岐にわたるメディウムによって作品を制作。「六本木クロッシング2010展:芸術は可能か?」(森美術館)、「Wiesbaden Biennale」(ヴィースバーデン市内各所)、「DOMANI・明日展」(国立新美術館、2018)等では長期にわたる会期の全開館時間に在廊し、パフォーマンスを行った。「国東半島芸術祭」(2014年)への参加を機に2014-3314年のプロジェクト「1300年持ち歩かれた、なんでもない石」 https://ishimochi.com を開始。
リンゴや石や人間などのありふれたモチーフを扱いながら、超絶技巧や独自の話法などにより、いつのまにか違う位相の現実に身をふれてしまう体験や、認識のアクセルとブレーキを同時に踏み込むような体験を提供する—そんな作品を通じて「現代」と「美術」について再考をうながすような作品を制作している。
https://amemiyan.com
【アーティストからのメッセージ】
神戸で展示に参加するのがはじめてなので、とても嬉しいです。また、これほど山と海と都市が密集している場所も珍しく、ケーブルカーに乗ったところと降りたところの差は時間や空間をトラベルしている感じがしてとても興味深いです。さらに、その待合室はとても特別な場所に思えます。
【今回の新作について】
六甲山という名の由来は、難波から見て「彼岸」にある山という意味でムコ山、すなわち「向う」の意味であろうとされています。脳がする期待と、実際の情報の「ズレ」によって、人は車酔いのようなものを発動してしまうらしいのです。最近取り組んでいた VR 作品制作において、やっかいな VR 酔いを回避するための最も原始的な方法は「鼻をそっと表示しつづける」ことだそうです。私を最も私たらしめている記号としての「顔」は、自分では直接視えないにもかかわらず鼻だけはほんの少し視えています。そんな私からもあなたからも視える社会的な部位を小さな絵にしてみることで「わたしたち」という現象について、さらにいえば此岸と彼岸について、この待合室で考えてみたいと思ったのです。
【代表作品】
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/407153/img_407153_2.jpg
《神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond開催概要》
【会期】2024年8月24日(土)〜11月24日(日)
【会場】
ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園、トレイルエリア、風の教会エリア、六甲ガーデンテラスエリア、六甲ケーブル(六甲ケーブル下駅・山上駅・天覧台)、六甲有馬ロープウェー六甲山頂駅、兵庫県立六甲山ビジターセンター(記念碑台)、六甲山サイレンスリゾート(旧六甲山ホテル)
※ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園、トレイルエリア(一部会場)、風の教会エリアは有料会場
関連イベント[ひかりの森〜夜の芸術散歩〜]
【会期】2024年9月21日(土)〜11月24日(日)の土日祝の夜間
【会場】ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園
【料金】大人=中学生以上、小人=4歳〜小学生 3歳以下無料
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/407153/img_407153_3.jpg
※上記に大人+800円、小人+400円で「シダレミュージアム」に割引入場できるセット券も販売。
【主催】六甲山観光株式会社、阪神電気鉄道株式会社
【特別助成・協賛】神戸市、阪急阪神ホールディングス株式会社
【総合ディレクター】高見澤清隆
■2024年の取り組みの4つの柱
神戸六甲ミーツ・アート2024 beyondでは、昨年に引き続き以下の取り組みに注力します。
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/407153/img_407153_4.jpg
出展アーティストの充実
過去最多となる招待・公募を合わせた61組のアーティストが参加します。国内外から幅広い視点で活動しているアーティストの作品をご紹介します。また、公募作品の募集条件を向上し、より優れた作品を募集・展示します。
芸術祭の象徴となる拠点エリアの充実
2023年にROKKO森の音ミュージアムに新設した野外アートゾーンをさらに拡充し、会期外でも四季を通じてアート作品を鑑賞できる場を充実させます。
トレイルエリアの充実
山中の散策路沿いに作品を展示するトレイルエリアをさらに広げ、アート鑑賞の楽しさとともに六甲山の新たな魅力にも出会えます。
こどもたちがアートに触れ合える機会の創出
ワークショップ等を通じて自然の中で子どもたちが現代アートに触れられる機会を増やし、次世代の文化芸術の担い手や支え手を育てていきます。
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/407153/img_407153_5.jpg
出展アーティストや展示に関する詳細を公式サイトでご覧いただけます。
https://www.rokkomeetsart.jp/system/press/pdf/240719_digest_web.pdf
六甲山ポータルサイト https://www.rokkosan.com/
リリース https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/056692e7a6a6cf6cd85cec3afdcdd2c8bff24ee1.pdf
発行元:阪急阪神ホールディングス
大阪市北区芝田1-16-1
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