双日、日本郵船とグリーンアンモニアの海上輸送について基本合意

2024年8月21日(水)13時46分 PR TIMES

〜インドから九州向け供給体制構築〜

双日株式会社(以下「双日」)は、九州電力株式会社(以下「九州電力」)およびアジアのエネルギー分野におけるリーディングカンパニーである Sembcorp(セムコープ) Industries(インダストリーズ)(以下「セムコープ」)の100%子会社であるSembcorp(セムコープ) Green(グリーン) Hydrogen(ハイドロジェン) Pte. Ltd.とインドで進めている日本向けのグリーンアンモニア(※)の製造プロジェクトに関し、3社で日本郵船株式会社と海上輸送において協業することに基本合意(以下「本合意」)しました。

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【Shri Pralhad(プララハド) Joshi(ジョシ) インド新・再生可能エネルギー相ら立ち会いのもと開催された調印式】

 世界的にカーボンニュートラルに向けた潮流が加速し、よりクリーンなエネルギーへの移行が求められている中、双日は2022年から、セムコープと脱炭素をテーマとした広範囲なインフラおよび新エネルギー分野の事業領域における協業に向けた協議を開始しました。広大な土地に豊富な再生可能エネルギー資源を有するインドにおいて、セムコープが保有する現地でのプロジェクト開発・運営の知見やリソースを活用することで、価格競争力の高いグリーンアンモニアの製造が期待できることから、2024年6月、双日とセムコープは九州電力とともに、2020年代後半から年間20万トンのグリーンアンモニアを生産し、九州地方を中心としたさまざまな産業の需要家に供給することで基本合意しました。本合意により、課題であった海上輸送手段を確保でき、インドでの製造から日本までの供給体制構築が実現したものです。

 双日は、価格競争力を有するグリーンアンモニアの供給を通じ、クリーンエネルギーの導入を促進し、日本の脱炭素に貢献するとともに、インドを調達先とする新たなサプライチェーンを構築することで、エネルギーの安定供給にも寄与していきます。

(※)再生可能エネルギーと水電解装置により生産されるグリーン水素は、CO2排出を伴わないカーボンニュートラルな次世代エネルギー源として注目されていますが、輸送方法などの課題があります。グリーンアンモニアは、グリーン水素を運ぶ水素キャリアとして、また燃焼してもCO2を排出しないゼロエミッション燃料(燃料アンモニア)として火力発電などへの利用のため、早期の普及が期待されています。

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