台湾自動車部品産業の展望2021年下半期<ワイズ機械業界ジャーナル2021年8月第4週号発行>

8月26日(木)14時17分 PR TIMES

〜台湾機械業界の最新動向と分析〜

ワイズコンサルティング グループ(本社:中華民国台北市、代表取締役:吉本康志)は台湾機械業界専門誌「ワイズ機械業界ジャーナル」の8月第4週号を発行しました。今週号では、自動車業界、製造業の動向、工作機械メーカーの高鋒工業、台湾工作機械輸出入速報を紹介します。

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<210826号内容>

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●今週号記事の一部を紹介します。
<台湾自動車部品産業の展望2021年下半期>
一、産業概況
新型コロナウイルス感染症流行の影響で、2020年の自動車市場は大きく縮小し、これに伴って自動車部品産業の景気も低迷した。21年に入ってから、中国及び米国の二大自動車市場の景気回復によって、21年上半期の自動車部品メーカーの売上高は前年同期比で大きく伸び、19年の水準に戻りつつある。しかし、▽車載電子用チップの供給不足、▽海運のコンテナ不足、▽海運運賃の高騰などの問題が、21年上半期の業績にマイナス影響を及ぼした。これに加えて、台湾元高の継続によって為替差損が拡大したため、メーカーの営業利益の約半分が相殺された。

二、台湾製品採用率の設定によって台湾でのサプライチェーンを発展
米国、EU、中国がEVの研究開発を加速 台湾自動車部品メーカーの商機に
 自動車部品メーカーの智伸科技(グローバルPMX)は、自動車大手メーカーや1次サプライヤー(ティア1)を含む自動車産業のサプライチェーン全体が▽省エネ、▽電気自動車(EV)、▽自動運転技術を中心とした研究開発を進めており、これが台湾当産業の商機となるとみている。
 和大汽車は、2021年第2四半期より米国EVメーカーのギアボックス需要が増加した一方、ガソリン車メーカーもEV生産計画を推進していることから、EV関連部品の需要が増加し、21年の出荷量は全面的に成長すると予測している。同社は今後の需要増加に対して、生産能力の拡張計画を推進中だ。
 ガソリン車メーカーの生産体制がEV中心にシフトしつつあることは、EV産業の成長への追い風となった。フォルクスワーゲンの部品サプライヤーである▽英利工業(イングリー・インダストリアル)、▽麗清科技(ラスター・テック)、▽東陽実業廠のうち、英利工業はメルセデス・ベンツとボルボのEV用バッテリーカバーを受注し、EVサプライチェーンにおける地位を確立している。

自動車市場の景気回復 7月の新車登録台数が予測を上回る
 台湾の新型コロナウイルス感染症の流行拡大は落ち着きつつあり、各自動車ディーラーによると2021年7月の来店客数は前月比30%以上増加、7月の新車登録台数も同36.3%増の3万8,064台となり、いずれも予測を大きく上回った。新型コロナウイルス感染症の流行拡大後、個人用乗用車がニューノーマルに欠かせないものとなり、21年1〜7月の新車登録台数は15万9,873台で前年比2.4%増と小幅ながら成長した。しかし、8月は大きな買い物は縁起が悪いとされる「鬼月」(旧暦7月)に当たるため、消費者の購入意欲は低下する見通しだ。なお、2021年7月の輸入車の販売比率は47.3%で前月比4.2ポイント減、台湾製自動車の販売比率は52.7%だった。
 業界の分析では、新型コロナウイルス感染症の影響でディーラーの来店客数と消費者の購入意欲は減少したものの、自動車需要は一定の水準を維持している。公共交通機構を利用する人が減少し、乗用車での移動が防疫手段のひとつとなったことに加えて、ワクチン接種率が上昇して域内旅行が解禁されたことから、自動車の販売台数は成長している。
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三、2021年下半期の展望
 世界の車載電子機器用チップ主要メーカーが生産能力を拡張したことから、2021年下半期の供給能力は向上する見通しで、これが需要期に入った自動車産業にプラス要素となるとみられる。また、米国及び中国の自動車メーカーが21年第3四半期から稼働率を引き上げ、遅延した生産と出荷スケジュールの巻き返しを図っていることから、川上の自動車部品メーカーからの調達需要は増加する見通しだ。
 海運の遅延やコンテナ不足などの問題については、海運会社がコンテナ数を追加しており、台湾自動車部品メーカーの対米国輸出は徐々に正常化する見込みである。このため、2021年第3四半期の自動車部品メーカーの景気は、上半期からずれ込んだ受注によって好調となるだろう。
 また、2021年6月から台湾元高が落ち着き、一時期は為替レートが下落する状況も見られた。このことから、21年下半期の自動車部品メーカーの為替差損は減少し、メーカーの粗利益率も上昇すると予測される。
 第4四半期はアフターマーケット(AM)産業とOEM(相手先ブランドによる生産)自動車部品産業の需要期であるため、台湾自動車部品メーカーの売上高と営業利益はいずれも成長する見通しだ。
 このほか、多くの自動車部品メーカーが新製品の開発と新業務の開拓に力を入れている。例えば、永新制動(ユシンブレーキ)は二輪車用ブレーキシステム市場に参入、第一化成控股(イッカ・ホールディングス、ケイマン諸島登記)は先進運転支援システム(ADAS)用レンズを、剣麟(アイロンフォース)はEV用冷却システム部品を開発し、売上高成長を目指している。


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