マツダ、広く素早い前方視界確保で第13回キッズデザイン賞受賞

8月31日(土)13時13分 財経新聞

キッズデザインを受賞したMAZDA3(画像:マツダ発表資料より)

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 マツダの、子供たちの安全・安心に貢献するデザイン「子どもを死角から守る前方視認性」が、第13回キッズデザイン賞(キッズデザイン協議会主催)を受賞した。マツダがキッズデザイン賞を受賞するのは、2014年「子ども視点で開発するMAZDA TECHNOLOGY FOR KIDS」(内閣総理大臣賞)以降6年連続となる。

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 キッズデザイン賞と聞いてもピンとこない人も多いのではないだろうか。キッズデザイン賞とは、「子供たちが安全に暮らす」「子供たちが感性や創造性豊かに育つ」「子供たちを生み育てやすい社会を作る」という目的を満たす製品、空間、サービス・活動・研究の中から優れたものを選び、広く社会に発信していくことを目的とした顕彰制度となる。

 大人、一般用に開発された商品でも、子供に配慮したものであればすべて対象となり、子供の対象年齢は0歳から15歳としている。キッズデザイン賞を受賞すると、「キッズデザインマーク」の使用が認められ、その成果を広く社会にアピールできる。

 2007年に始まり、マツダ以外の自動車メーカーでは、2015年に日産自動車のセレナが両側スライドドアで受賞しているだけである。

 マツダは、このキッズデザイン賞の常連であり、これまで2014年に4作品、2015年に1作品、2016年に2作品、2017年と2018年にそれぞれ1作品ずつ受賞している。

 今回、マツダが受賞した作品は、前方視界を広くして、子供を死角から守る前方視認性を高めた商品だが、実は2014年にもAピラーとドアミラーの取り付けを工夫して前方視界を確保した商品が受賞している。

 Aピラーの死角とワイパーの払拭時の視界の悪さは、運転したことがあれば誰しも気が付くことであるが、今までその問題に正面から向き合い改善をしてきた自動車メーカーがどれだけあるだろうか。

 そこでマツダではさらなる安全性能を追求し、MAZDA3に前方視界を素早く確保できる新技術を導入した。

 マツダでは、当たり前のようにあるAピラーの死角と、ドアミラー取り付けの工夫を行ったほか、ワイパー払拭時と使用しないときのワイパー格納方法を見直し、より広い視界を作り出すことに成功させた。

 子供は小さいため、簡単にAピラーの死角に入ってしまうが、Aピラーのデザインを細かく作りこむことで、死角の広がりが少ない新たなデザインを生み出した。

 そして、ワイパーもウォッシャー液の出方に注目し、噴射時に一時的に視界不良となることを改善するため、新システムのワイパーアームを新採用、アームからウォッシャー液が噴射できるようにした。このシステムは、トラックやバスには古くから採用されているが、今まで乗用車に採用されてこなかったのが不思議なくらいのシステムである。

 もう一つの視界を確保する技術は、かつてバブル時期に流行ったボンネット下にワイパーを格納する方法がとられた。ワイパー不使用時にはフロントガラスにワイパーがないため、その分視界は広がりを見せている。この方法もいつしかどの自動車メーカーも採用しなくなっていた。

 マツダでは、「走る歓び」の実現のために、最新の運転支援システムなどの先進安全システムだけでなく、交通弱者を守るためにどうクルマがあるべきかといった開発も行われている。

 便利な運転支援システムが装備されていても、最終的には人間が操作しなければクルマは安全に走行できない。そこで、見落としを少しでも減らすにはこの死角を減らす方法はかなり有効な手段だ。

 今回受賞した作品は、クルマから切り離すことができない死角という問題に正面から取り組み、視界を最大限に確保し安全に運転できる環境を提供したといえる。

 最優秀賞(内閣総理大臣賞)などの発表と表彰式は、9月25日に六本木アカデミーヒルズで行われる予定。

財経新聞

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