円安で中古バイクの海外バイヤーが4年間で6ポイント増加 「USED IN JAPAN」のバイクが注目される理由とは
2024年9月12日(木)14時46分 PR TIMES
バイク未来総研が、海外バイヤーの動向をまとめた記事を公開
バイク業界のよりよい未来を考え、新しい価値を調査し、分析した内容を広く社会に発信することを目的に活動を行うバイク未来総研(運営:株式会社バイク王&カンパニー)は、中古バイクの相場にも大きな影響を与えている、ここ数年の円安傾向に着目し、バイク王が独自に収集した、国内で開催されているバイクの業者オークションの取引データと、オークション関係者への取材を通して見えてきた海外バイヤーの動向をまとめた記事を公開いたしました。
背景と概要
私たちの生活に欠かせない食品や衣料品、生活物資から工業製品に至るまで、身の回りのありとあらゆるモノは、海外市場と密接に関わり合っています。そして日本と海外との間でモノのやり取りを行う際に重要な要素となるのが、日本の円と海外の通貨の交換比率、となる為替レートです。ここ数年、加速的に進行していた円安傾向は、中古バイクの相場にも大きな影響を与えています。
そこで、バイク未来総研としては、この特殊ともいえる環境下においての市況の変化を、バイク王の保有する市場データやオークション関係者への独自取材によって調査し、広く発信していくことで、一般ユーザーをはじめとした市場関係者の参考となることを願い記事を公開いたしました。
1.海外バイヤーの存在感は、直近4年間で6ポイント増加
コロナウィルスの感染拡大による世界経済への影響が顕在化し始めた2020年以降、円安の傾向が顕著となった約4年間で、国内で開催されているバイクの業者オークションに占める海外バイヤーの落札率(※1)は約6ポイント増加しています。
※1. 国内で開催されている、一部のバイクの業者オークションでの落札率を一定期間で集計したもの
[画像1: https://prtimes.jp/i/103319/64/resize/d103319-64-3f9c8c41a1d30d432819-0.jpg ]
【グラフ1】
[画像2: https://prtimes.jp/i/103319/64/resize/d103319-64-684250d114c71b710cbd-1.jpg ]
【グラフ2】
※グラフ1.2はバイク王独自収集データにより作成
2.日本の車検制度などが影響?海外バイヤーが「USED IN JAPAN」のバイクに注目する理由
一般財団法人自動車検査登録情報協会(略称 自検協)の自動車保有台数データによると、2024年3月末現在、日本には8250万台以上の自動車が保有されており、そのうち、原付を除いた二輪車は407万台を占めるとされています。これらの日本国内の中古バイクが海外バイヤーに注目される理由について、オークション関係者への取材を通して見えてきたこととして、流通する中古バイクのクオリティが高いということが挙げられます。国土面積やインフラ環境の違いによって年間の走行距離が少ないことや、日本の特徴的な車検制度などが大いに影響しているものと考えられます。バイクの分野においても「MADE IN JAPAN」に加え、日本で使われていた製品が高品質であることを指す「USED IN JAPAN」が生まれつつあります。
3.排気量の大きなモデルは、欧州や中東諸国の海外バイヤーに人気
取材を通して聞くことができた海外で人気の日本製バイクとしては、カワサキ・Z1000、NINJA 1000SX、ヤマハ・MT-09、MT-07、トレーサー、スズキ・GSX-S750、GSX-S1000、Vストローム650、Vストローム1000、ハヤブサ、GSX-R1000等の車名が挙がりました。他に、ホンダ・アフリカツインやヤマハ・テネレなどの大型アドベンチャーモデルは、ヨーロッパなどに人気が高い印象でした。その他の大型ロードスポーツも中東諸国などを中心に人気がある模様でした。
[画像3: https://prtimes.jp/i/103319/64/resize/d103319-64-81d4175c02acc297bc7c-2.jpg ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/103319/64/resize/d103319-64-33969c8d7512194d5bfd-3.jpg ]
[画像5: https://prtimes.jp/i/103319/64/resize/d103319-64-5d43190c8b49408d4100-4.jpg ]
[画像6: https://prtimes.jp/i/103319/64/resize/d103319-64-7d84289447c87ffe25c1-4.jpg ]
※バイク王の商品在庫より
『Bike Life Lab』では、より詳細な内容を掲載
バイク王が運営するバイク情報サイト『Bike Life Lab』では、オークション関係者へのインタビューも含めた記事を全文掲載しております。 詳細は、以下URLよりご確認ください。
記事URL:https://www.8190.jp/bikelifelab/bikefuture/report/motorcycle-weak-yen/
バイク未来総研所長 宮城光のココがポイント
[画像7: https://prtimes.jp/i/103319/64/resize/d103319-64-6c70dd3136b97e4423b2-6.jpg ]
現在、国内の中古車業界を取り巻く状況は、結果として悪い状況ではないことが上記の報告からも理解していただけると思います。 USED IN JAPANのバイクが海外から注目される理由が幾つか紹介されていますが、日本の中古車販売業に携わる我々がその価値をよく理解し、ニーズにマッチした商品を継続的に提供することで、品質への信頼に加え、流通への信頼も獲得でき、更なる日本中古車産業発展に繋がるチャンスとも言えます。 今後についても、ニーズに応えられる質、量ともに兼ね備えた中古車両をタイムリーに仕入れることが出来るかということが重要な鍵になることでしょう。
バイク未来総研 について
[画像8: https://prtimes.jp/i/103319/64/resize/d103319-64-ff3ce8b91034ae3352bf-7.jpg ]
2022年3月にバイク業界のよりよい未来を考え、新しい価値を調査し、分析した内容を広く社会に発信することを目的に発足しました。
国内外のレースで輝かしい成績を挙げ現在はモータージャーナリストのほか多方面で活躍する宮城光氏を所長に迎え、バイクライフの楽しさやバイク王が持つバイクに関する独自データ分析などの情報発信に加え、ライダーやバイク業界がこれから描く「未来」に切り込んだコンテンツを順次発信します。
バイク業界のよりよい未来を考え、新しい価値を調査し、分析した内容を広く社会に発信することを目的に活動を行うバイク未来総研(運営:株式会社バイク王&カンパニー)は、中古バイクの相場にも大きな影響を与えている、ここ数年の円安傾向に着目し、バイク王が独自に収集した、国内で開催されているバイクの業者オークションの取引データと、オークション関係者への取材を通して見えてきた海外バイヤーの動向をまとめた記事を公開いたしました。
背景と概要
私たちの生活に欠かせない食品や衣料品、生活物資から工業製品に至るまで、身の回りのありとあらゆるモノは、海外市場と密接に関わり合っています。そして日本と海外との間でモノのやり取りを行う際に重要な要素となるのが、日本の円と海外の通貨の交換比率、となる為替レートです。ここ数年、加速的に進行していた円安傾向は、中古バイクの相場にも大きな影響を与えています。
そこで、バイク未来総研としては、この特殊ともいえる環境下においての市況の変化を、バイク王の保有する市場データやオークション関係者への独自取材によって調査し、広く発信していくことで、一般ユーザーをはじめとした市場関係者の参考となることを願い記事を公開いたしました。
1.海外バイヤーの存在感は、直近4年間で6ポイント増加
コロナウィルスの感染拡大による世界経済への影響が顕在化し始めた2020年以降、円安の傾向が顕著となった約4年間で、国内で開催されているバイクの業者オークションに占める海外バイヤーの落札率(※1)は約6ポイント増加しています。
※1. 国内で開催されている、一部のバイクの業者オークションでの落札率を一定期間で集計したもの
[画像1: https://prtimes.jp/i/103319/64/resize/d103319-64-3f9c8c41a1d30d432819-0.jpg ]
【グラフ1】
[画像2: https://prtimes.jp/i/103319/64/resize/d103319-64-684250d114c71b710cbd-1.jpg ]
【グラフ2】
※グラフ1.2はバイク王独自収集データにより作成
2.日本の車検制度などが影響?海外バイヤーが「USED IN JAPAN」のバイクに注目する理由
一般財団法人自動車検査登録情報協会(略称 自検協)の自動車保有台数データによると、2024年3月末現在、日本には8250万台以上の自動車が保有されており、そのうち、原付を除いた二輪車は407万台を占めるとされています。これらの日本国内の中古バイクが海外バイヤーに注目される理由について、オークション関係者への取材を通して見えてきたこととして、流通する中古バイクのクオリティが高いということが挙げられます。国土面積やインフラ環境の違いによって年間の走行距離が少ないことや、日本の特徴的な車検制度などが大いに影響しているものと考えられます。バイクの分野においても「MADE IN JAPAN」に加え、日本で使われていた製品が高品質であることを指す「USED IN JAPAN」が生まれつつあります。
3.排気量の大きなモデルは、欧州や中東諸国の海外バイヤーに人気
取材を通して聞くことができた海外で人気の日本製バイクとしては、カワサキ・Z1000、NINJA 1000SX、ヤマハ・MT-09、MT-07、トレーサー、スズキ・GSX-S750、GSX-S1000、Vストローム650、Vストローム1000、ハヤブサ、GSX-R1000等の車名が挙がりました。他に、ホンダ・アフリカツインやヤマハ・テネレなどの大型アドベンチャーモデルは、ヨーロッパなどに人気が高い印象でした。その他の大型ロードスポーツも中東諸国などを中心に人気がある模様でした。
[画像3: https://prtimes.jp/i/103319/64/resize/d103319-64-81d4175c02acc297bc7c-2.jpg ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/103319/64/resize/d103319-64-33969c8d7512194d5bfd-3.jpg ]
[画像5: https://prtimes.jp/i/103319/64/resize/d103319-64-5d43190c8b49408d4100-4.jpg ]
[画像6: https://prtimes.jp/i/103319/64/resize/d103319-64-7d84289447c87ffe25c1-4.jpg ]
※バイク王の商品在庫より
『Bike Life Lab』では、より詳細な内容を掲載
バイク王が運営するバイク情報サイト『Bike Life Lab』では、オークション関係者へのインタビューも含めた記事を全文掲載しております。 詳細は、以下URLよりご確認ください。
記事URL:https://www.8190.jp/bikelifelab/bikefuture/report/motorcycle-weak-yen/
バイク未来総研所長 宮城光のココがポイント
[画像7: https://prtimes.jp/i/103319/64/resize/d103319-64-6c70dd3136b97e4423b2-6.jpg ]
現在、国内の中古車業界を取り巻く状況は、結果として悪い状況ではないことが上記の報告からも理解していただけると思います。 USED IN JAPANのバイクが海外から注目される理由が幾つか紹介されていますが、日本の中古車販売業に携わる我々がその価値をよく理解し、ニーズにマッチした商品を継続的に提供することで、品質への信頼に加え、流通への信頼も獲得でき、更なる日本中古車産業発展に繋がるチャンスとも言えます。 今後についても、ニーズに応えられる質、量ともに兼ね備えた中古車両をタイムリーに仕入れることが出来るかということが重要な鍵になることでしょう。
バイク未来総研 について
[画像8: https://prtimes.jp/i/103319/64/resize/d103319-64-ff3ce8b91034ae3352bf-7.jpg ]
2022年3月にバイク業界のよりよい未来を考え、新しい価値を調査し、分析した内容を広く社会に発信することを目的に発足しました。
国内外のレースで輝かしい成績を挙げ現在はモータージャーナリストのほか多方面で活躍する宮城光氏を所長に迎え、バイクライフの楽しさやバイク王が持つバイクに関する独自データ分析などの情報発信に加え、ライダーやバイク業界がこれから描く「未来」に切り込んだコンテンツを順次発信します。