「1億稼ぐ子ども」の芽を摘むNG親の子育てとは

9月17日(日)22時20分 All About

自分に子どもが生まれてからは、やはり子育て・教育について関心が高くなっています。そんな私が目指す教育方針もやはり「年収1億稼ぐ子どもに育てる」です。

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子どもには自分の力で人生を切り開ける人間になってほしい

自分に子どもが生まれてからは、やはり子育て・教育について関心が高くなっています。そんな私が目指す教育方針もやはり「年収1億稼ぐ子どもに育てる」です。

これは単にお金のことだけを指しているのではなく、「自立し、自分の力で人生を切り開ける人間になってほしい」ということです。年収1億とはわかりやすいシグナルであり、収入は単なる結果に過ぎません。

私が重要だと考えていることは、年収1億を成し遂げる土台になる能力の獲得です。それはたとえば「自分の頭で考える力」「自己責任で判断する度量」「問題解決能力」「新しいことに挑戦する姿勢」「イノベーションを起こす力」「困難を乗り越える精神力」「他者と協創できるコミュニケーション力」「人を率い動かすリーダーシップ」などです。

そして、その結果が収入に反映されるだけのこと。そうなれば、たいていの問題は解決できるし、他人に依存する頻度も減るし、人生に絶望するという場面も減るでしょう。

そう考えると、今の学校教育だけでは不十分であり、家庭内での親子の接し方、親がどのようなマインドを子に伝えるかが重要であるとわかります。なぜなら、集団生活の中ではどうしても同調を強いられますし、学校の先生すべてが上記の能力を持ち、生徒に適切に伝えることができるとは限らないからです。

たとえば高学歴の子どもも高学歴になると言われるのは、親自身が勉強の価値を理解しており、それをポジティブな行為として子に伝えているからです。だから子は進んで勉強するし、結果として学力が高まり、難関校に合格する。

わかりやすく言うと、親が子に「早く宿題しなさい!」とガミガミ叱るか、「たくさん勉強したら、このスマホとかロボットとかも作れるようになるんだよ」と夢を語るか、みたいなものです。

それはつまり、親としての力量が問われるということです・・・げげげ、自分で書きながら、自分自身も未熟な能力がたくさんあることを突き付けられてしまいました(笑)。それはともかく、前回は「こうすればよい」という提案でしたが、今回は「こんな子育ては子どもの可能性を摘む」という視点から、親として注意したいことをご紹介します。

NG親のパターン1 無関心・放任過ぎる親

放任主義的な子育ては、子どもの自立心をはぐくむ一方で、本人の自我の芽生えに応じた接し方をしなければ、子どもは親から愛されていないと感じるようになります。なぜ自分を見てくれないのか、なぜかまったくれないのか、なぜ遊んでくれないのか・・・。そのとき子どもは、「自分は認められていない」「自分は愛される存在ではない」「自分は親から大事にされる資格がない」と考えるようになります。

そのため「もっと愛してほしい」という欲求が強くなり、普通の人よりも愛情飢餓感を強く抱いて育ちます。そして大人になってからも自分を評価してほしいと強く思うようになります。それは他人の目を優先し、自分らしく振る舞えない要因のひとつです。

ではなぜ親は過剰に放任し過ぎたり、無関心なのか。親自身が自己中心的であったり、自分を好きではないことが原因として挙げられます。

自分のことを好きになれない親は、やはり自分の子どもに対しても関心が薄い。世話はしても、子どもの価値観やものの考え方といった思考領域には踏み込まない。そして無意識のうちに無関心さがにじみ出て、それを子どもは敏感に感じ取るのです。

そんな親の様子を見て、子どもは自分が嫌われていると感じるものの、まだ言葉を自由に扱えないし自分の感情を認識できないから、その気持ちを理解できず、親に対してもうまく表現もできません。

すると子どもは、親の気を引こうと、問題行動を起こすことがあります。家庭内暴力、不良グループに入る、深夜まで遊ぶ、万引きやリストカットなどなど……。

もっとも、その飢餓感をハングリー精神に置き換えて努力し大成する人もいます。ただしお金や地位があっても、愛情飢餓感は満たされることはなく、成功したのに心は空虚という人もいます。

NG親のパターン2 服従を強いる親

また、親のしつけが厳しすぎるあまり、抑圧されて育った場合も同じく強い愛情飢餓感を抱くようになります。子どものころから自分を認めてもらえず、「ダメ」「なんでこんなことするの」「いうことを聞きなさい」、と服従させられ、自分の意見は言えない、受け入れられない。親に従属するしかない。

こうなると、どうせ何を言っても無駄だ、親の言うことだけを聞けばいいと、自分の頭で考える能力が著しく低下します。また、自分の考えは価値がない、自分の存在は弱いと感じてしまいます。

そしてつねに親の顔色を窺い、親に嫌われたら生きていけないため、親の機嫌を損ねないよう気を使います。これも過剰に相手の感情を読もうとするあまり、こうしたら嫌われるはずだ、という思い込みになりがちです。

この極端な例は虐待です。子は自分ひとりでは生きていけないから、虐待されても親にしがみつく。親も鬱憤をはらせる相手が子どもしかいないから、子にしがみつく。いわゆる共依存の関係によって、お互いが抜け出せなくなることがあります。

これは親自身が自分の価値判断に自信がなく、コンプレックスにさいなまれているケースが挙げられます。自分自身が社会で認められていないという不満がくすぶっている。そこで、子を服従させることで自分は偉いんだと、自己の価値を確認しようとする行為です。

彼らはプライドが非常に高いにもかかわらず、自己実現がかなわず社会に対する強い不満や恨み、憎しみを持っています。実社会で発散できないそのうっぷんを、子どもにぶつけているのです。

しかしこうして自分の行動や発言、考え方を否定されて育つと、自己価値観、自己肯定感が低下します。自己肯定感が低いということは、自分はあまり価値がない、能力がないと思っているということです。

つまり、「自分は自分」「ありのままの自分でいい」などといった「自我」が適切に育つことなく大人になる。そして、そんな自分を出してしまえば、他人から嫌われる、評価が下がると思い、自分を出せなくなる、自分を偽ってしまうのです。(文:午堂 登紀雄)

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