9月に買ってはいけない3業種とは?

9月20日(金)12時20分 All About

9月は、3月決算企業の中間決算が活発化することから、様子見ムードが強まると考えられます。「彼岸底」とも呼ばれるこの時期は、相場が冷え込みやすい月としても知られています。

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9月に下がりやすい業種は?

9月は、3月決算企業の中間決算が活発化することから、様子見ムードが強まると考えられます。「彼岸底」とも呼ばれるこの時期は、相場が冷え込みやすい月としても知られています。

そこで今回は、9月相場の中でも特に下がりやすい業種を3つ調べてみました。

9月株式市場の傾向

検証対象:日経平均採用銘柄(225銘柄)
検証期間:1990年3月1日〜2019年7月31日
1銘柄当たりの投資金額:100万円

買い条件
・8月末の寄り付きで買い

売り条件
・25日経過後の翌日営業日寄り付きで売り

8月末に、ある業種の銘柄を全て購入し、25日経過後に売却した場合について検証を行います。仮に、勝率が50%以上で、損益がプラスならば、9月は株価が上がりやすい月となります。反対に、損益がマイナスであるならば、9月は下がりやすい月といえるのではないでしょうか。

以上のルールで過去のデータを用いて検証しました。

9月相場で不調だった3つの業種

その1:空運(1銘柄)

システムトレードの達人
勝率:39.29%
勝ち数:11回
負け数:17回
引き分け数:1回

合計損益(率):−67.53%
平均損益(率):−2.33%

合計利益(率):40.44%
平均利益(率):3.68%

合計損失(率):−107.97%
平均損失(率):−6.35%

プロフィット・ファクター(合計利益÷合計損失):0.375
平均保持日数:34.86日

その2:証券(3銘柄)

システムトレードの達人
勝率:41.33%
勝ち数:31回
負け数:44回
引き分け数:0回

合計損益(率):−248.87%
平均損益(率):−3.32%

合計利益(率):195.49%
平均利益(率):6.31%

合計損失(率):−444.35%
平均損失(率):−10.10%

プロフィット・ファクター(合計利益÷合計損失):0.440
平均保持日数:36.20日

その3:電気機器(27銘柄)

システムトレードの達人
勝率:40.51%
勝ち数:301回
負け数:442回
引き分け数:12回

合計損益(率):−1,574.39%
平均損益(率): −2.09%

合計利益(率):2,035.78%
平均利益(率):6.76%

合計損失(率):−3,610.17%
平均損失(率):−8.17%

プロフィット・ファクター(合計利益÷合計損失):0.564
平均保持日数:27.38日

以上が、9月相場の中でも冷え込む傾向が強かった3業種の検証結果です。検証結果を見てみると、どれも勝率が約40%となり、平均損益は約−2%を切っています。

勝率が5割より低く、平均損益もマイナスになっていることから、空運、証券、電気機器の3業種は、9月に下がりやすい傾向があると判断できるでしょう。

9月相場が下落しやすい要因として、3月決算企業の中間決算が集中しており、様子見ムードになりやすいという点が挙げられます。中間決算の発表が彼岸(9月23日の秋分の日の前後各3日)の頃に集中することから、9月相場は「彼岸底」とも呼ばれています。

今回の検証でご紹介した3つの業種は、9月相場に下がりやすい傾向にありました。では、これらの業種の中でも下落傾向が強かったのは、どの銘柄だったのでしょうか? 最後に、9月相場で下落傾向の強かった3業種の中でも、特に不調だった銘柄をご紹介します。

9月に不調な銘柄ランキング

システムトレードの達人
表は先ほどの検証結果において、特に勝率の低かった銘柄のランキングです。ランキング上位の銘柄から特徴を見ると、「東芝 <6502>」「パナソニック<6752>」「安川電機 <6506>」などが、9月相場に冷え込みやすい銘柄だといえるでしょう。

9月相場が下落しやすい要因として、3月決算企業の中間決算が集中しており、様子見ムードになりやすいと考えられます。もしあなたが、ご紹介した3つの業種(空運、証券、電気機器)を購入しようとしているのならば、注意が必要でしょう。

業種や個別銘柄は、月によって、株価が上がりやすい月と、下がりやすい月があります。今回のように簡単な検証をすることで、9月の投資戦略を考える上での、有効な判断材料の1つになることでしょう。

なお、9月は株式市場全体が軟調に推移しやすい傾向がある中で、過去の勝率が低い銘柄をトレードするよりは、成績が良好な銘柄をトレードした方が、よりリスクを抑えることができるでしょう。

(このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします)
(文:西村 剛(マネーガイド))

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