ウナギの代替品として注目の「ナマズ」、おいしい蒲焼き、洋風・アジア風など続々

9月22日(日)11時0分 MONEYzine

 日本でも古くから食に用いられていた「ナマズ」への関心が再び高まっている。新たな美味として食材の世界に返り咲くのだろうか。


 昔から食材として利用されてきた淡水魚「ナマズ」は、地震のキャラクターなどではおなじみだが、食べものとしてのイメージは希薄だった。ところが近年、土用の丑の日のウナギの代替品などとして、その存在が食の分野でクローズアップされている。


 まず、蒲焼きに最適なナマズがある。「近大発ナマズ」は、近畿大学農学部水産学科が開発したウナギ味のナマズだ。この夏もスーパーなどに登場し、評判を博したことは記憶に新しい。この一品を「雅(みやび)なまずの蒲焼」として販売するのは鹿児島県肝属(きもつき)郡にある日本なまず生産。同社は近大発ナマズ開発のパートナーだった企業が2015年に立ち上げた新会社だ。商品は価格が4,500円(税込、140グラム×3パック、タレつき)など。


 日本生協連はこの「近大発なまず」の取り扱いを2017年に開始しているが、2018年には新たに真空パックで簡単調理ができる「近大発なまず蒲焼」を一部の会員生協を通じて販売。取扱店舗数は154店にまで拡大している。


「近大発なまず蒲焼」は真空パックを湯せんで温めるだけ。

甘めのタレもよくからんで、ふっくらやわらかなのが特徴だ


 洋風のナマズ料理もある。スペイン料理にアレンジされた「なまずと根菜のアヒージョ(648円・税込)」だ。同商品はナマズなど、使用されている材料はオール茨城産の味自慢ばかり。そのまま食べるもよし、サラダやパスタのトッピングや、パンに塗ってもよしと自由自在。いろいろ活躍してくれそうなこの一品、手がけるのは使われる材料の産地同様、茨城の企業であるコモリ食品(茨城県鉾田市)。


 一方、アジア風では「ベトナム風ナマズのココナッツカレー(750円・税込、200グラム1袋)」がある。世界のごちそう博物館(兵庫県神戸市)によって販売されるこちらの商品は、レトルトタイプのカレーとしてナマズを体験できる。ベトナムといえば、同国産のナマズの一種であるチャ魚も味がウナギに似ていることから、ウナギの代替品として日本への輸出が増えているという。


 日本の食分野で存在感を増しそうなナマズ。寒くなったら、鍋で楽しむのもよさそうだ。


加藤 秀行[著]、阪神 裕平[著]


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