ボルボ、本革の使用を廃止に 新型EV全モデルで 新型「C40 Recharge」から

9月25日(土)8時57分 財経新聞

C40 Rechargeのシート(画像: ボルボ・カーズ発表資料より)

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 ボルボ・カーズは24日、今後発売する全ての新型電気自動車において、本革(レザー)の使用を廃止すると発表した。動物福祉における倫理的なスタンスが理由とされている。

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 これまで自動車には、シートやステアリングホイール、シフトノブなどに本革が使われるケースが多かった。主には、高級車や上級グレード、オプション装備などで採用されてきた。本革は動物の革の総称であり、生産方針によって馬や羊、ヤギなどさまざまな動物が対象だった。

 だが近年はテスラでも「ヴィーガン仕様」としてレザーフリーのモデル3を発表しているように、自動車業界で本革の採用をやめる動きが目立ち始めている。ボルボもテスラの後を追う形で、今回の発表にいたった。

 ボルボは、今秋日本で発売予定である新型C40 Rechargeからレザーフリーを採用するという。代替素材については品質を高くキープしながら、調達先の確保に取り組む方針だ。代表例としてバイオベースやリサイクルソースを挙げている。

 ボルボは、「Nordico」と呼ばれる新感覚のインテリア素材を開発。北欧の森林にある生物由来の素材やコルクを組み合わせたものだ。今後登場するボルボの新車にも採用される予定で、良い意味でこれまでと違ったインテリアの居心地が味わえるかもしれない。

 レザーフリーの背景として、森林破壊の抑制が挙げられる。世界の温室効果ガス排出量のうち約14%が家畜で、動物の畜産が主だった理由だ。少しでも温室効果ガスを減らし、環境を良くするには、本革のために動物を利用することをやめることが望ましい。ボルボはそうした背景からレザーフリーを推し進める。

 自動車の「ヴィーガン化」として、ボルボは他にもプラスチックやゴムなどの材料のために、家畜生産からの副産物を使わない方針も打ち出している。動物に頼らない生産方法を進める動きが広がっている。

 ボルボは電気自動車による性能だけでなく、生産プロセスでも環境に優しい方針を打ち出している。今後発表される新車は、レザーフリーによってドライバーにどのような印象を与えるだろうか。

財経新聞

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