【令和6年度 万博国際交流プログラム】「交野市×エチオピア国際交流コンサート」
2024年9月30日(月)16時16分 PR TIMES
大阪府交野市とエチオピア連邦民主共和国が音楽を通して文化交流を行う「令和6年度 万博国際交流プログラム 交野市×エチオピア国際交流コンサート」(主催:サエキ囃子保存会/株式会社steAm)が、2024年10月12日(土)に市内「星の里いわふね」体育室にて開催されます。このコンサートは、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)をきっかけに全国各地における国際交流の推進と地域の課題解決・活性化を目指す「万博国際交流プログラム」(主催:内閣官房)の一環として実施され、大阪・関西万博テーマ事業プロデューサーの中島さち子(株式会社steAm代表取締役)との連携によって行われます。
大阪府交野市の交野市立藤が尾小学校では、今年3月に交野市とエチオピアの子供たちがオンラインでつながり、互いの国の文化や歴史を知る交流会が行われました。交野市からは、市内在住の和太鼓奏者佐伯篤宣さんと韓国太鼓奏者チェジェチョルさんらにより作られた地域密着型の新しい郷土芸能「サエキ囃子」が中心となり、大阪・関西万博テーマ事業プロデューサーの中島さち子が率いる多国籍音楽集団「KURAGE BAND(クラゲバンド)」と共に多彩な音楽の演奏が披露されました。エチオピアからは、エチオピアの芸能団体であるFendika(ファンディカ)が中心となり、歌や踊り、マシンコ(擦弦楽器)や太鼓などのパフォーマンスが披露されました。
今回10月に開催のコンサートでは、3月にオンラインで交流したサエキ囃子とファンディカがリアルな交流を行い、中島プロデューサー率いるクラゲバンドとのコラボレーションによって一つの音楽を作り上げます。また、コンサートに加え、国立民族学博物館の川瀬慈氏(映像人類学者)らをゲストに迎えたトークショーも開催されます。コンサートの前日には、交野市内の小学校2校にてファンディカによる演奏を中心とした交流が行われます。さらに、エチオピアの文化を体験できるベンガラ染めのワークショップ(翌日開催予定)などの関連イベントの開催も予定しています。ぜひ多くの方々にご参加いただきたく、以下の通りお知らせいたします。
「令和6年度 万博国際交流プログラム 交野市×エチオピア国際交流コンサート」概要
名称:令和6年度 万博国際交流プログラム 交野市×エチオピア国際交流コンサート
日時:2024年10月12日(土)開場14時/開演14時30分
場所:星の里いわふね 体育室(大阪府交野市私市9丁目4-8)
出演:サエキ囃子、Fendika(ファンディカ)、KURAGE BAND(クラゲバンド)ほか
内容:多彩な出演者によるコンサート、国立民族学博物館の川瀬慈氏(映像人類学者)によるトークショー、エチオピア文化を体験・交流するベンガラ染めワークショップ(翌日開催)など
申込:https://katano-ethiopia.peatix.com
入場料:無料(要予約/先着順)
お問い合わせ:katano-ethiopia@steam21.com(交野エチオピア国際交流事務局)
共催:株式会社steAm/サエキ囃子保存会
協力:星の里いわふね指定管理者 シンコースポーツ株式会社
後援:交野市/交野市教育委員会
「令和6年度 万博国際交流プログラム 交野市×エチオピア国際交流コンサート」開催に寄せて(大阪・関西万博テーマ事業プロデューサー中島さち子より)
私は2023年10月に初めてエチオピアを訪れ、Fendika(ファンディカ)の圧倒的な音楽に触れ、感動しました。エチオピアには、アズマリという吟遊詩人たちがいて、マシンコという一弦琴を弾き語りながら即興的にその場にいる方へ歌を紡いでいきます。そうした伝統文化を守りながらもさまざまなものが融合し、新たな芸能へと昇華されているファンディカの音楽や場としての力は、世界的にも高く評価されています。
一方、昨年より、KURAGE BAND(クラゲバンド)でもお世話になっている韓国太鼓奏者のチェ ジェチョルさんを通じて、佐伯篤宣さん率いる大阪府交野市の和太鼓郷土芸能団体サエキ囃子の皆様には、万博のクラゲプロジェクト(くらげJAM他)でも大変お世話になっております。コロナ禍に生まれた、100年続くことを模索する郷土芸能団体であり、多くの市民やこどもたちが関わりながら、桶太鼓を担いで練り歩くサエキ囃子。2024年3月のオンライン交流では、ファンディカとサエキ囃子とクラゲバンドが出会い、踊りや音楽を披露しあうと同時に、こどもたち同志の英語やジェスチャーなどを通じて文化交流を行い、大いに盛り上がりました。
2024年10月、いよいよ、交野市にエチオピアから9名の方が訪れ、こどもたちや市民の方と大きな文化交流や協奏を行います。小学校も、交流や給食を一緒に食べることなどをワクワクドキドキとても楽しみにしてくれていると伺っています。12日のコンサート(無料)は大きな協奏の場であり、大阪・関西万博のあるべき「世界と日本の協奏」の姿を一つ大きく提示できると自負しております。世界が誇るエチオピア芸能集団ファンディカ、こどもたちや市民による和太鼓郷土芸能団体サエキ囃子、世界をつなぐ橋となる国際色豊かなクラゲバンドの協奏を、ぜひお楽しみに!
「令和6年度 万博国際交流プログラム 交野市×エチオピア国際交流コンサート」出演者プロフィール
サエキ囃子
コロナ禍の中で生まれた交野市の新しい郷土芸能。子どもから大人まで、桶太鼓を担いで踊り歩くお囃子です。例年7月に私市で虫送り祭りを行っています。
Fendika(ファンディカ)
踊り手Melaku(メラク)さん率いるエチオピアのアート集団。エチオピアの伝統的吟遊詩人アズマリや新たな音楽が協奏し、世界でも高く評価されています。今回は9名のエチオピア人が交野を訪れます。
▶Fendikaの活動拠点であるFendika Cultural Centerについて
https://fendika.org/
KURAGE BAND(クラゲ バンド)
KURAGE BANDはピアニスト中島さち子が率いる国際色豊かなバンドであり、ライブのみならず、練り歩き(くらげJAM)や国際文化交流を伴うワークショップや公演、研修なども行います。中島がテーマ事業プロデューサーをつとめる2025年の大阪・関西万博に伴い、本テーマ館「いのちの遊び場 クラゲ館」にちなんで命名されました。
▶KURAGE BANDについて
https://steam21.com/kurage_band/
川瀬慈
国立民族学博物館教授。専門は映像人類学、アフリカ地域研究。エチオピアの音楽や宗教を対象にした民族誌映画を制作。今回、交野市×エチオピア国際交流に合わせてトークショーを開催予定。