10月12日は「世界渡り鳥の日」World Migratory Bird Day
2024年10月1日(火)17時16分 PR TIMES
今年のテーマは「昆虫を守ることは、鳥たちを守ること」
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/39807/77/39807-77-a844d582573c64d92e9049d5d0e55ddd-3900x2935.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
10月12日(土)は、国連が定める「世界渡り鳥の日(World Migratory Bird Day)」です。世界各地で、国境や文化を越えて、渡り鳥をテーマにイベントが開催されます。今年のテーマは、「昆虫を守ることは、鳥たちを守ること」です。
日本を含むアジアでは、渡りのルートである「フライウェイ」全体を保全していくことの重要性を普及するため、渡り鳥を守る国際枠組である「東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップ(EAAFP)」の呼びかけにより、各地でこの日を祝う観察会などの普及啓発活動や保全活動が行われています。
(公財)日本野鳥の会は、EAAFPのパートナーとして、このキャンペーンを通じて、より多くの方に渡り鳥とその保護の重要性を知ってもらいたいと、その趣旨やテーマを紹介し、公式ポスターの日本語版(PDF)を配布します。また、この日は、世界一斉野鳥カウント「オクトーバー・ビッグ・デー」にも重なることから、身近な環境でバードウォッチングをして見た鳥を、野鳥観察データベースeBirdに投稿いただけるよう呼びかけていきます。
「世界渡り鳥の日」とは
「世界渡り鳥の日(World Migratory Bird Day)」は、渡り鳥とその保全の重要性を広く普及するキャンペーンです。国連環境計画(UNEP)の下にある2つの国際条約「アフリカ・ユーラシア大陸渡り性水鳥保全協定(AEWA)」と「移動性野生動物の種の保全に関する条約(CMS)」の共同により、2006年に始まりました。現在は世界的なキャンペーンとなり、世界各地でさまざまな団体が、渡り鳥をテーマに観察会や展示会、フェスティバル、アートや音楽によるイベントなどを開催しています。鳥たちの渡りの時期は国や地域により異なりますが、年に2回、5月と10月の第2土曜日がメインの日に指定され、今年は、5月11日(土)と10月12日(土)が「世界渡り鳥の日」になります。
2024年のテーマは「昆虫を守ることは、鳥たちを守ること」
「世界渡り鳥の日」は、毎年テーマが設定されています。今年の世界渡り鳥の日のテーマは"Protect Insects, Protect Birds" 「昆虫を守ることは、鳥たちを守ること」です。
昆虫は、多くの渡り鳥にとって、その繁殖を支えるだけでなく、長距離の渡りを支え、渡りの成功を左右する重要なエネルギー源となっています。渡り鳥は、渡りのルート上で、草原や湿地、森林などさまざまな生息環境を利用し、そこに棲む昆虫を捕っています。渡りの時期は、中継地での昆虫の発生のピークと重なることが多く、昆虫は鳥たちが渡りを続けるエネルギーを補給するための栄養源になっています。しかし、集約農業や都市開発で昆虫の生息環境が失われ、農薬や除草剤が使用されることにより、こうした昆虫の個体数の減少が懸念されています。エネルギーやタンパク質を豊富に含む昆虫が不足すると、鳥の渡りや繁殖に支障をきたし、繁殖成功率の低下につながるおそれがあります。そこで、2024年の「世界渡り鳥の日」では、鳥たちにとって重要な昆虫を守るため、農薬や肥料の使用を減らし、可能であれば有機農業に切り替える、農業景観の中で自然植生地域を維持するなど、積極的な保護対策の必要性を呼びかけていきます。
10月12日にはバードウォッチングに出かけ、見た鳥をeBirdに投稿しよう
10月12日(土)は、世界最大の市民科学プロジェクト「eBird」による、世界一斉野鳥カウント「オクトーバー・ビッグ・デー」です。(公財)日本野鳥の会は、コーネル大学鳥類学研究室と協働で、eBirdの日本語版を運営しています。ぜひこの日はバードウォッチングをして、観察結果をeBirdに投稿してください。
オクトーバー・ビッグ・デーの詳細はこちら :
https://ebird.org/region/JP/post/20241012_obd
「世界渡り鳥の日」のイベント情報
世界各地で「世界渡り鳥の日」とその前後で開催されるイベントの情報は、以下のイベントマップで登録、閲覧ができます(外部サイト、英文)。
「世界渡り鳥の日」のイベントマップ :
https://www.worldmigratorybirdday.org/events-map
ポスターのダウンロード
世界公式ポスターの日本語版(PDF)は、以下から自由にダウンロードできます。
ダウンロードはこちら(https://www.wbsj.org/files/2024-WMBD-Poster_jpn.pdf)
詳細は「世界渡り鳥の日」の公式サイト(https://www.worldmigratorybirdday.org/)をご覧ください(外部サイト、英文)
日本野鳥の会 組織概要
組織名:公益財団法人 日本野鳥の会(会員・サポーター 約5万人)
代表者:理事長 遠藤孝一
所在地:〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル
URL:https://www.wbsj.org/
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/39807/77/39807-77-a844d582573c64d92e9049d5d0e55ddd-3900x2935.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
10月12日(土)は、国連が定める「世界渡り鳥の日(World Migratory Bird Day)」です。世界各地で、国境や文化を越えて、渡り鳥をテーマにイベントが開催されます。今年のテーマは、「昆虫を守ることは、鳥たちを守ること」です。
日本を含むアジアでは、渡りのルートである「フライウェイ」全体を保全していくことの重要性を普及するため、渡り鳥を守る国際枠組である「東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップ(EAAFP)」の呼びかけにより、各地でこの日を祝う観察会などの普及啓発活動や保全活動が行われています。
(公財)日本野鳥の会は、EAAFPのパートナーとして、このキャンペーンを通じて、より多くの方に渡り鳥とその保護の重要性を知ってもらいたいと、その趣旨やテーマを紹介し、公式ポスターの日本語版(PDF)を配布します。また、この日は、世界一斉野鳥カウント「オクトーバー・ビッグ・デー」にも重なることから、身近な環境でバードウォッチングをして見た鳥を、野鳥観察データベースeBirdに投稿いただけるよう呼びかけていきます。
「世界渡り鳥の日」とは
「世界渡り鳥の日(World Migratory Bird Day)」は、渡り鳥とその保全の重要性を広く普及するキャンペーンです。国連環境計画(UNEP)の下にある2つの国際条約「アフリカ・ユーラシア大陸渡り性水鳥保全協定(AEWA)」と「移動性野生動物の種の保全に関する条約(CMS)」の共同により、2006年に始まりました。現在は世界的なキャンペーンとなり、世界各地でさまざまな団体が、渡り鳥をテーマに観察会や展示会、フェスティバル、アートや音楽によるイベントなどを開催しています。鳥たちの渡りの時期は国や地域により異なりますが、年に2回、5月と10月の第2土曜日がメインの日に指定され、今年は、5月11日(土)と10月12日(土)が「世界渡り鳥の日」になります。
2024年のテーマは「昆虫を守ることは、鳥たちを守ること」
「世界渡り鳥の日」は、毎年テーマが設定されています。今年の世界渡り鳥の日のテーマは"Protect Insects, Protect Birds" 「昆虫を守ることは、鳥たちを守ること」です。
昆虫は、多くの渡り鳥にとって、その繁殖を支えるだけでなく、長距離の渡りを支え、渡りの成功を左右する重要なエネルギー源となっています。渡り鳥は、渡りのルート上で、草原や湿地、森林などさまざまな生息環境を利用し、そこに棲む昆虫を捕っています。渡りの時期は、中継地での昆虫の発生のピークと重なることが多く、昆虫は鳥たちが渡りを続けるエネルギーを補給するための栄養源になっています。しかし、集約農業や都市開発で昆虫の生息環境が失われ、農薬や除草剤が使用されることにより、こうした昆虫の個体数の減少が懸念されています。エネルギーやタンパク質を豊富に含む昆虫が不足すると、鳥の渡りや繁殖に支障をきたし、繁殖成功率の低下につながるおそれがあります。そこで、2024年の「世界渡り鳥の日」では、鳥たちにとって重要な昆虫を守るため、農薬や肥料の使用を減らし、可能であれば有機農業に切り替える、農業景観の中で自然植生地域を維持するなど、積極的な保護対策の必要性を呼びかけていきます。
10月12日にはバードウォッチングに出かけ、見た鳥をeBirdに投稿しよう
10月12日(土)は、世界最大の市民科学プロジェクト「eBird」による、世界一斉野鳥カウント「オクトーバー・ビッグ・デー」です。(公財)日本野鳥の会は、コーネル大学鳥類学研究室と協働で、eBirdの日本語版を運営しています。ぜひこの日はバードウォッチングをして、観察結果をeBirdに投稿してください。
オクトーバー・ビッグ・デーの詳細はこちら :
https://ebird.org/region/JP/post/20241012_obd
「世界渡り鳥の日」のイベント情報
世界各地で「世界渡り鳥の日」とその前後で開催されるイベントの情報は、以下のイベントマップで登録、閲覧ができます(外部サイト、英文)。
「世界渡り鳥の日」のイベントマップ :
https://www.worldmigratorybirdday.org/events-map
ポスターのダウンロード
世界公式ポスターの日本語版(PDF)は、以下から自由にダウンロードできます。
ダウンロードはこちら(https://www.wbsj.org/files/2024-WMBD-Poster_jpn.pdf)
詳細は「世界渡り鳥の日」の公式サイト(https://www.worldmigratorybirdday.org/)をご覧ください(外部サイト、英文)
日本野鳥の会 組織概要
組織名:公益財団法人 日本野鳥の会(会員・サポーター 約5万人)
代表者:理事長 遠藤孝一
所在地:〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル
URL:https://www.wbsj.org/