【クロスオーバーSUVならぬワゴン】どちらが得? スバル・レガシィ アウトバック

10月1日(木)17時33分 財経新聞

スバル・レガシィ アウトバック(画像: SUBARUの発表資料より)

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 「クロスオーバーSUVとワゴン」どちらが得?と聞かれて、すぐには答えられない。それでも「SUVが好き」と答える人が、今では多いのではないか。現代では世界中でなぜか、ボディのウエストラインが高い、縦に太いボディを好む人が多くいる。

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 日本では軽四輪自動車の「トール」の影響であろうか?それともミニバンであろうか?どちらも家族で乗って育った子供の頃の記憶がそうさせるのだろうか?本当に、「クロスオーバーSUVの方がワゴンより得?」なのであろうか。

 「SUVとワゴン」の差でまず気が付くのは、縦に高いSUVと横に長いワゴンだが、これがどう関係してくるのか?考えてみる。国内唯一のクロスオーバーワゴンと言って良いのが、スバル・レガシーアウトバックだ。この歴史を見てみると、スバルは早くからワゴンを製造し、しかも4輪駆動の最低地上高の高いクルマを販売してきた。それが今日、水平対向エンジンを搭載した「シンメトリカルAWD」など、独特のメカニズムを生み出す元となっている。

 「ツーリングワゴン」と呼ばれていたが、世界では「ツーリング」はたくさんの車種が販売されてきた。それは、欧米では休暇を長くとる習慣が早くから根付いており、クルマに荷物をたくさん積んで出かけることが行われてきたからだ。日本では「商用バン」とイメージが被り、長期休暇をとる習慣もなく、ステーションワゴンをラインアップに加えていた車種は意外に限られる。

 各社ともバンは造っていたが、ワゴンは少なく、記憶しているのはクラウン、スカイライン、レガシーなど少数だ。日本では休暇にクルマで出かけるとき、「ミニバン」が重宝がられる。家族で乗れるクルマであり、車中泊も可能で、荷物が詰めて便利に使われている。スバル・レガシィ アウトバックとミニバンの決定的違いは、「最低地上高」が5センチ以上違うことだ。これは、本格的オフロード走破能力を持つSUVなどと同じだ。

 では、SUVもワゴンも変わらないのであろうか?もう1つ決定的に違うのが、床面積だ。つまり、SUVは縦に伸びているので床面積は狭く、ワゴンは背丈が低いが床面積は広い。荷物を積むとき、どちらが有利であろう。SUVとワゴン両方とも使ったことがある人なら簡単だ。荷物は高く積むよりも広く積み込むことが多いのだ。高さの必要な荷物もあるが、個人が旅に出かけるときの荷物では、床面積が広い方が圧倒的に多く積みやすいのだ。

 北米では、スバル・レガシィ アウトバックが売れ続けている。売り方のうまさもあるのだが、ワゴンに慣れた北米では、使い勝手の良いワゴンが人気なのだ。SUVのファンは、日本では日常的にそれほど多くの荷物を積むことがないため、SUVでも不便を感じないのだろう。筆者の使用感では、ワゴンの後部オーバーハングが付いた荷室の床面積の広さは、大変重宝してきた。後部座席をたたまなくても、ちょっとした買い出し荷物など搭載するには重宝する。

 しかし、その仕様は日本では決定的差とはならず、スタイリングを重視してSUVを選ぶ人の方が多いようだ。それでもボルボのステーションワゴンが根強い人気なのは、そのスタイリングだろう。日常の使い勝手を考えながら、クルマ選びするのは楽しいことだ。

財経新聞

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