使い方次第で還元率5〜10%も夢じゃない! マイルを貯めるおすすめの最強クレジットカードは?

9月9日(月)18時1分 ダイヤモンドオンライン

※ 有効期限内に1マイルでも増減があれば期限が延長されるため、クレジットカードを利用して貯め続ける限り、実質無期限で貯めることができる

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 これまで、ザイ・オンライン編集部では還元率が高い、おすすめのクレジットカードを紹介してきた。それらのほとんどはクレジットカードの利用代金に充当できたり、ネットショッピングなどで利用できる「ポイント」を得られるものだった。



 しかし、実はクレジットカードで貯まるポイントには大きく分けて以下の4種類がある。


①商品や商品券、電子マネーに交換できるポイント

(クレディセゾンの「永久不滅ポイント)やJCBの「OkiDokiポイント」など)

②自社サイトなどで商品・サービス購入時に使えるポイント

(楽天カードの「楽天スーパーポイント」やリクルートカードの「リクルートポイント」など)

③クレジットカードの利用代金に充当できるポイント

(ジャックスの「Jデポ」やポケットカードの「ポケット・ポイント」など)

④飛行機の航空券に交換できるポイント

(ANAやJAL、ユナイテッド航空、デルタ航空などと提携した「マイル」)


還元率5%以上も期待できる「マイル」って何?


 もっとも一般的なのは①で、大手のクレジットカード会社が個別で発行しているポイントが多いが、還元率は0.5〜1%程度で、それほど高くない。



 一方、高還元率のクレジットカードに多いのが②と③で、還元率1〜2%と高還元なうえ、ポイントが使いやすく、メリットを感じやすい。ザイ・オンライン編集部がおすすめしてきたのも、これらの高還元率のクレジットカードだった。



 しかし、実は②や③を凌ぐ高還元率で人気なのが、今回紹介する④「航空券に交換可能なポイント=マイル」が貯まるクレジットカードだ。



「マイル」とは、各航空会社が行っている「マイレージサービス(マイレージプログラム)」で利用できるポイント制度で、貯まった「マイル(1マイル=約1.6㎞)」分の距離の航空券と交換できる。



 本来、「マイレージサービス」は実際に飛行機に搭乗した際に、その距離と同等(もしくはそれ以上)の「マイル」を付与することで、搭乗頻度が高い顧客に向けてサービスを行うために始まったが、今では航空会社と提携したクレジットカードの利用金額によって「マイル」を獲得したり、航空会社と提携したポイントプログラムで獲得したポイントを「マイル」に移行したりすることで、航空券に交換することができるようになっている。



「マイル」を貯めるメリットは、交換する航空券によっては還元率5%以上の高還元が期待できるからだ。



 一般的にクレジットカードの利用額に対して「100円=0.5〜1.5マイル」で付与されることが多い「マイル」だが、実際に航空券に交換する場合には「1マイル=1.5〜5円」程度になることがある。つまり、「100円=0.75〜7.5円還元=還元率0.75〜7.5%」という高還元率に達するのだ。


「遠距離+ビジネスクラス」で還元率は最大7.2%に!


 例えば、人気の「ANA(全日空)マイレージクラブ」のマイルを貯めた場合、その価値がどうなるのか。10月12〜18日まで旅行に行くと仮定したスケジュールで、ANAの航空運賃の料金(最安値から航空保険料と燃油サーチャージを引いた金額)と必要マイル数を比較して、1マイルの価値がいくらになるのかを調べたのが下記の表だ。


◆距離や座席のクラスによってマイルの還元率は大きく変わる!



















































































区間往復料金(最安値)必要マイル数1マイルの価値
東京−大阪(伊丹)2万140円 1万2000マイル 1.7円
東京−沖縄3万6140円 1万8000マイル 2円
東京−ソウル3万2000円 1万5000マイル 2.1円
東京−上海5万3500円 2万マイル 2.7円
東京−シンガポール4万円 3万5000マイル 1.1円
東京−ハワイ(ホノルル)11万円 4万マイル 2.8円
東京−ロサンジェルス

(エコノミー)
8万円 5万マイル 1.6円
東京−ロサンジェルス

(ビジネス)
47万8000円 8万マイル 6円
東京−ニューヨーク

(エコノミー)
9万2000円 5万5000マイル 1.7円
東京−ニューヨーク

(ビジネス)
60万8000円 8万5000マイル 7.2円
東京−パリ

(エコノミー)
19万5000円 5万5000マイル 3.5円
東京−パリ

(ビジネス)
54万円 8万5000マイル 6.4円



 もっともマイルの価値が低い「東京−シンガポール」ではマイルの価値は「1マイル=1.1円」となってしまうが、国内やソウルは「1マイル=1.7〜2円」前後で、距離が近いとマイルの価値はそれほど上がらないようだ。その一方、マイルの価値が高いのはハワイやパリなどの海外航空券で、「1マイル=2.8〜3.5円」になっている。さらに、海外航空券のビジネスクラスを利用する場合には、「1マイル=6円以上」となっており、もっともマイルの価値が高くなった「東京−ニューヨーク」のビジネスクラス利用では「1マイル=7.2円」にもなった。



 つまり、一般的な「クレジットカード利用額100円で1マイル」が貯まるクレジットカードなら、還元率は最大で7.7%になっているということだ。



 ほかのポイントプログラムがポイント発行時に還元率が確定するのに対し、「マイル」は使い方次第でその価値を上げることができる。それが「マイル」を貯める最大の魅力なのだ。


LCC時代の到来でも、依然として高還元のマイルは魅力あり!


 このように、今でも使い方次第で還元率が5%を超えることもある「マイル」は、一時期、クレジットカード会社が大盤振る舞いするキャンペーンも多かったことから、飛行機の搭乗回数は少ないが、クレジットカードを利用してたくさんのマイルを獲得したり、クレジットカードと電子マネーを組み合わせた裏技を使って多額のマイルを集めたりする「陸(おか)マイラー」が表れるなど、その人気は過熱していた。



 しかし、最近ではその傾向が変わってきつつあるという。



「確かに、マイルがすっかり定着したことに加えて、海外航空券も2万〜3万円で購入できるLCC(ローコストキャリア=格安航空会社)が増えてきて、全体的に航空運賃が安くなってきたこともあって、以前よりもクレジットカードでマイルを貯める魅力は少なくなったのかなとは感じます。ただ、そんな中でも基本『100円=1マイル』で、安定的に貯められるのはメリットとしてはまだまだ大きいと思いますね」



 そう語るのは、航空・旅行アナリストで、帝京大学で「現代航空産業研究」の講師を務める鳥海高太朗さん。



 クレジットカード会社による大規模なキャンペーンなどが減ったとはいえ、前述のように還元率5%を超えることも珍しくない「マイル」は、ほかのポイントサービスよりも還元率が高くなる傾向にあるのは間違いない。



「しかも、以前は必ず往復(もしくは2区間)じゃないと特典航空券が取れなかったのが、最近では片道でも取れるようになるなど、マイルの利便性も上がってきている。目的地までの片道は用事に遅れないようにマイルを使って大手航空会社で行き、帰りはLCCで安く帰ってくるという使い方もできるようになっています」


 では、具体的にはどのマイルを、どのクレジットカードで貯めるのが有利なのか。


マイルを貯める航空会社は「どこに行きたいか」で選ぶ!


 現在、日本でメジャーなマイルといえば、ANA(全日空)、JAL(日本航空)、ユナイテッド航空、デルタ航空の4社。



 各航空会社が行っている「マイレージサービス」は、それぞれ微妙に特徴が異なっている。簡単にまとめると、下記のようになる。



 国内便の本数や搭乗する機会、他のポイントに移行できる点などを考えれば、ANA、JALの国内航空会社のマイレージサービスが有利。搭乗機会が多ければ、クレジットカードの利用だけでなく、搭乗することでもらえるマイルも同時に貯めることができる点も有利だろう。



 しかし、ユナイテッド航空は有効期限が実質無期限、デルタ航空は無期限で、他人への譲渡も可能など、マイレージサービスとしては充実している面もある。


 どのマイルを貯めるかは、「最終的にマイルを貯めてどこに行きたいのか、というのを考えるべき」と、鳥海さんは言う。



「飛行機をよく利用する人なら、その航空会社のマイルを貯めるのが一番。また、その航空会社がどのアライアンス(航空会社連合)に入っているかも重要ですね。例えば、アメリカなんかはどの航空会社も結構飛んでいるので、それほど大差はありませんが、香港によく行く人ならJALが加盟する『ワンワールド』というアライアンスにキャセイ・パシフィック航空が入っているのでチケットが取りやすかったり、台湾ならANAが加盟する『スターアライアンス』にエバー航空が入っているので便数が多かったりします」


同じアライアンス(航空連合)ならマイルを使える!


「アライアンス」とは、航空会社がつくっている航空連合で、同じアライアンス内でマイルを利用できるようにするなど、顧客へのサービス強化を目的に提携関係を結んでいる。世界には3つの大きなアライアンスがあり、加盟している航空会社は下記のようになる。

































アライアンス名加盟している

航空会社数
就航国数就航空港数加盟している主な航空会社
スターアライアンス28社195カ国1328空港
ANA(全日空)、ユナイテッド航空

アシアナ航空、エジプト航空、エバー航空、

シンガポール航空、スカンジナビア航空、

タイ国際航空、中国国際航空、ルフトハンザ航空など
スカイチーム19社187カ国1000空港
デルタ航空、アエロフロート・ロシア航空、

アリタリア航空、エールフランス、大韓航空、

チャイナエアライン、ベトナム航空など
ワンワールド12社149カ国810空港
JAL(日本航空)、アメリカン航空、

キャセイパシフィック航空、マレーシア航空、

ブリティッシュ・エアウェイズなど



 最終的に貯めたマイルを使って行きたい目的地に便数が多い航空会社が加盟しているアライアンスはどこなのかを把握しておくことが、貯めたマイルを使う際に重要になる。



 ANAとユナイテッド航空は同じ「スターアライアンス」だが、国内線をよく利用する人なら搭乗マイルとクレジットカードの両方でANAマイルを貯めたほうが効率的だし、普段は飛行機をあまり使わない人ならクレジットカードでマイルが貯まりやすく、有効期限も無期限のユナイテッド航空を選ぶ、と考えればいいだろう。


編集部おすすめのマイル系クレジットカードはコレだ!


 では、具体的にどのクレジットカードを使ってマイルを貯めるのがいいのか。今回は、これからマイルを貯める初心者におすすめの航空会社&クレジットカードを簡単にまとめてみた。











































































































航空会社
年会費

(+費用、税抜)
国際

ブランド

還元率(※1)
カード

フェイス

アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード
提携航空会社

14社どこでも
1万円AMEX1.5%

【アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードのおすすめポイント】

「マイル系最強カード」との呼び名が高いカード。対象航空会社・旅行会社21社で航空券代金やツアー代金では通常の3倍のポイントが貯まるので、航空会社発行のカードよりもマイルが貯まりやすい。さらに、貯まったポイントは提携航空会社13社のマイルに無期限で交換が可能
関連記事航空・旅行アナリストがおすすめ!貯めたポイントを航空会社14社で自由に使える万能型のマイル系クレジットカードとは?



ANA VISA Suicaカード
ANA(全日空)
2000円

(+6000円)
VISA1.5%

【ANA VISA Suicaカードのおすすめポイント】

ANAマイルが貯まる「Suica」一体型カード。「Suica」チャージでもマイルが貯まり、電車やコンビニなど少額決済でもムダなくマイルが貯められるのが大きなメリット。「モバイルSuica」年会費1000円が無料、「マイ・ペイすリボ」登録などで年会費割引の特典もあり!
関連記事ANAマイルを貯めている人は必見!2枚のクレジットカード+ポイントサイトを使ってANAマイルを通常の1.35倍も貯める裏ワザ大公開!



MileagePlusセゾンカード
ユナイテッド航空
1500円

(+5000円)
VISA、AMEX、Mater2.25%

【MileagePlusセゾンカードのおすすめポイント】

スターアライアンス系のユナイテッド航空「マイレージプラス」の最強カード。カード+マイルアップメンバーズの年会費合計6500円で「100円=1.5マイル」貯まる驚異的な還元率。「マイレージプラス」は有効期限が「実質無期限」で最低6000マイルから使えて初心者も貯めやすい!
関連記事ユナイテッド航空のマイルを効率よく貯められるおすすめカードは「MileagePlus セゾンカード」!実質無期限で、ANAマイルと比較して得することも!



JALカード TOKYU POINT ClubQ
JAL(日本航空)
初年度無料、

2年目以降2000円

(+3000円)
VISA、Master、DC1.5%

【JALカード TOKYU POINT ClubQのおすすめポイント】

通常のJALカードと同じようにJALマイルが貯まるが、WAONやPASMOへのチャージでもJALマイルが貯まるほか、東急ストアや東急百貨店などの東急系列の店舗ではJALマイルとは別に「TOKYUポイント」も同時に貯まり、マイルに交換可能! JALカードの中ではもっともおすすめ!

関連記事JALカードよりJALマイルが貯まりやすいカードとは?低コスト&無期限の「リクルートカードプラス」か、「JALカードTOKYU POINT ClubQ」でJALマイルを貯めよう!



ANAアメリカン・エキスプレス・カード
ANA(全日空)
7000円

(+6000円)
AMEX1.5%

【ANAアメリカン・エキスプレス・カードのおすすめポイント】

ANAマイルを「無期限」で貯められるため、「ANAマイルを有効期限内に使えない」という悩みを解消できる! 大量にマイルを貯めれば「長距離+ビジネスクラス」の特典航空券と交換が可能になり、1マイルの価値を高められるのがメリット。海外旅行傷害保険などの付帯サービスも充実
関連記事「長距離+ビジネスクラス」の航空券への交換で驚異の還元率5〜7%も達成可能になる!有効期限3年のANAマイルを無期限で貯める方法!





 次回の「おすすめのマイル系クレジットカード(中編)〜航空・旅行アナリストがおすすめ!貯めたポイントを航空会社14社で自由に使える万能型のマイル系クレジットカードとは?」では、航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さんがもっともおすすめという最強のマイルカード「アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード」について、次々回の「おすすめのマイル系クレジットカード(後編)〜航空会社別におすすめの1枚を決定!飛行機に乗らなくてもマイルが貯まる、高還元なおすすめクレジットカードはコレだ!」では、それぞれの航空会社のマイルを貯めるために、もっとも使い勝手がいいおすすめのクレジットカードはどれなのかを検証していこう。

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